2023年9月
■2023年9月
BYDの日本法人であるBYDオートジャパンは、まったく新しい電気自動車(EV)「ドルフィン」を2023年9月20日に発売した。
今回導入された「ドルフィン」は、同社の日本発売モデル第2弾となる電気自動車だ。ボディサイズは全長4290mm×全幅1770mm×全高1550mm、ホイールベース2700mmのコンパクトサイズで、最小回転半径は5.2mとアナウンスされている。
グレード構成は、最高出力95PS(70kW)、最大トルク180Nmのモーターを搭載して、バッテリー容量が44.9kWh、WLTCモードの一充電あたりの航続距離が400kmの「ドルフィン」と、最高出力204PS(150kW)、最大トルク310Nmで、バッテリー容量が58.56kWh、WLTCモードの一充電あたりの航続距離が476kmの「ドルフィン ロングレンジ」の2種類。両モデルともに、車両から電気を取り出すV2LとV2Hに対応している。
ADAS(先進運転支援システム)では、同一車線内走行支援のナビゲーションパイロットや死角をサポートするブラインドスポットインフォメーション、自動緊急ブレーキシステムなどを両モデルともに標準で装備。さらに、ドライバー注意喚起機能や幼児置き去り検知システム、誤発進抑制システム、フロントクロストラフィックアラート、フロントクロストラフィックブレーキといったアクティブセーフティ機能を備えている。
デザイン面は、イルカのような丸みを帯びたボディラインと、イルカが海面から飛び出てくるときの躍動感を表現したという2本の大胆なウエストラインが特徴だ。インテリアは、滑らかで広がりのある曲線でデザインされていて、なだらかに起伏を繰り返す穏やかな波を連想させるダッシュボードや、イルカのフィンをモチーフにしたドアノブなど、遊び心が散りばめられている。
ボディカラーは「ドルフィン」が単色の全3色、「ドルフィン ロングレンジ」は2トーンの全4色をラインナップしている。
■2024年11月
BYDの日本法人であるBYDオートジャパンは、電気自動車(EV)「ドルフィン」の国内導入1周年記念として、BYD初となる記念限定車「ベースライン」と特別仕様車「リミテッド」を設定して、2024年11月1日に発売した。
記念限定車「ベースライン」は「ドルフィン」をベースに、標準装備の見直しを実施。充電ケーブルやNFCカードキー、フロアマット、三角表示板 をオプション装備とした。ボディカラーは、ベースとなった「ドルフィン」と同様に、サンドホワイト、アーバングレー、コーラルピンクの全3色を設定。なお、東京都で購入した場合には、CEV補助金(35万円)、東京都の自治体補助金(45万円)、エコカー減税などの税制優遇を含め、総額で約85万円の補助金が受けられ、実質購入価格は約215万円前後となる。限定販売台数は100台。
特別仕様車「リミテッド」は受注生産となり、受注期間は同日から同年12月末日までで、台数の上限は無い。「ドルフィン」と「ドルフィン ロングレンジ」がベースで、いずれもETCとドライブレコーダーが特別に装備される。
「ドルフィン リミテッド」は、ボンネットとリアフードに特別デザインのホワイト・グレーのストライプのラッピングを装着。ボディカラーは、サンドホワイトとアーバングレーの全2色をラインナップした。
もう一方の「ドルフィン ロングレンジ リミテッド」も同様に、ボディの各部にアクセントとなるラッピングを施している。ストライプラインは、へッドライトからボディ側面のウエストラインを通り、リアゲートのガラス下部を経てぐるりと一周する。ボディカラーは、サーフブルー×アーバングレー、アトランティスグレー×ブラック、スキーホワイト×アーバングレーの2トーンカラー全3色を用意した。