BMW 5シリーズ セダン 「私が購入したのはＥ３９最終モデルの限定車...」のユーザーレビュー

私が購入したのはＥ３９最終モデルの限定車...

2004.10.1

総評

私が購入したのはＥ３９最終モデルの限定車です。ボディカラーが限りなくブラックに近い紺メタリック、室内がブラックのトリムにタンのナッパレザーのコンビ。これって結構そそります。そして、キセノンヘッドライトに、シートヒーター、立派なフロアマット等々の特別装備。実は、３シリーズ（Ｅ４６）を購入しようと検討していたのですが、Ｅ３９の限定車が出るということをインターネットで知り、カタログを取り寄せて悩み、試乗（これは通常モデル）してグラつき、欲しい！で買っちゃいました。
　ＢＭＷの良さは言葉では語り尽くせません。また、ショールームに展示されているクルマをいくら眺めても、何が良いのか分からないでしょう。是非一度ご試乗を。おそらくＢＭＷのフィーリングと反りが合う人は、１ｋｍも走らせれば良さが分かると思います。逆に、反りが合わない人は、１万ｋｍ走らせても一向に感心しないかもしれません。因みに私は、最初の試乗の時、すばらしさに感激して大声を出し、思わずステアリングに頬ずりしそうになりました。なお、私は、クルマ好きではありますが、特にマニアックなドライバーではありません。ごくごく平均的な中年ドライバーです。
　一般に、ＢＭＷはプレミアムカーとして認知されています。ところで、クルマにとっての「プレミアム」って何？某メーカーのデザイナーが、プレミアムの定義を「いいものを割高に」としていたそうです。「いいものをそれなりの値段で」や「いいものを安く」では、決してプレミアムにはなれない。「いいものを安く」は、自らプレミアムを放棄しているのも同然である。割高にできるのは、メーカーが育て上げてきたブランド力である、とのこと。
　その昔、キャデラックの価格を下げたら売り上げが落ち、元に戻したら売り上げも元に戻った、という話を聞いたことがあります。「プレミアム」とは難しいものです。

満足している点

ステアリングを握って楽しく、アクセルを踏んで楽しく、緩めて楽しく、ブレーキを踏んで楽しいこと。街乗りで楽しく、高速で楽しく、ワインディングで楽しいこと。特にエンジンが吹け上がるときのフォーンという音と回転の上昇感。たまりません。脳内モルヒネが分泌されるのが分かります。
　そして、そのようなクルマ、ＢＭＷを所有していること。
　もちろん買う前から期待はありましたが、こんなに楽しいクルマだとは思っても見ませんでした。全てが完全にバランス取りされて、あらゆる構成要素が有機的に結合しているよう。ナチュラル且つスムーズ。何ともいえない重厚感と上質感。よくこんなクルマが作れたものだと感心しています。完璧です。
　ところで、最初の高速ではビックリしました。それまで乗っていたゴルフ（ドイツ生まれですので、高速安定性はかなりのレベルです）の感覚で時速１００ｋｍ程度かなと思ってスピードメータを見たら時速１５０ｋｍオーバーで慌てて減速しました。このとき、高速道路の追い越し車線をベンツやＢＭＷ、ポルシェなどがすっ飛ばしていく理由が分かりました。私は、それまで、これらの車に乗っているドライバーは、無理してアクセルを踏んづけているだけなのだと思っていました。

不満な点

燃費が悪い点（街乗りでリッター６km程度。しかもハイオク）。
　そして、私には関係のないことではありますが、このように素晴らしいＥ３９が、モデルチェンジのために最早新車では購入できなくなってしまった点。
　なお、カーナビがイマイチですが、本質的な問題ではありません。また、標準のカーナビは、とりたててヒドイとも思いません。私の購入したＥ３９最終モデルでは、以前と比べると随分マシになったようです。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験