BMW 3シリーズ ツーリング 「ザ・スポーツワゴン 新型の3シリーズが発表された現在、改めて従来型の良さが見えてきた部分があると思う。最新型の車はBMWに限らず、「味」が薄くなってい」のユーザーレビュー

ザ・スポーツワゴン 新型の3シリーズが発表された現在、改めて従来型の良さが見えてきた部分があると思う。最新型の車はBMWに限らず、「味」が薄くなってい

2012.3.1

総評

ザ・スポーツワゴン
新型の3シリーズが発表された現在、改めて従来型の良さが見えてきた部分があると思う。最新型の車はBMWに限らず、「味」が薄くなっていることは否めない。技術の向上を背景に、極めて洗練度が高くなり、雑味が削ぎ落されているからではないか。つまり、「味」とは多分に未完成な部分の雑味を、メーカーやモデルの特徴を表現するために使われてきた、象徴的な表現と感じる。
　新型のインプレッションでは、異口同音に「BMWらしさが・・・」「駆け抜ける喜び・・・」「やっぱり６気筒・・・」といった語句が多く見受けられる。このような観点ならば、E91 335は相当にBMWらしい車であることは間違いない。逆に言えば、最新のBMWが表現する洗練度には遠く及ばず、文字通り旧型の匂いがプンプンする。つまり、E9*時代のBMWが好物のオーナーにとっては、正に三ッ星の「味」を持つ。

満足している点

・３Ｌ６気筒ツインターボエンジン！幾分ラフな音振と全域パワフル。並の４気筒とは別格。
・ＦＲの見本！直進もカーブもシームレス、且つ、ストレスフリーなシャシーバランス。
・　　〃　　 外乱には鈍感、操作には敏感なステアリング。アクティブステアも加わり自由自在。
・シックリくるドラポジ、Ｍスポシートは小ぶりでタイトだが疲労少ない。運転に集中できる。
・路面が良ければ、フラットな乗り心地と抜群なロードホールディング。
・基本が実用ワゴンだから、普段使いではカローラフィールダーと変わらぬ使い勝手。
・パノラマサンルーフは、ゆったり運転に最高の友。格別の解放感を味わえる。
・ゆったり走行時はボルボ並？に寛容なワゴンになる？ような気がする。

不満な点

・燃費　7km/L 。性能を考えると長所かも？
・ボディ剛性。ワゴンボディ＋パノラマサンルーフなので、緩い。
・路面が悪いと、底の浅いサスがすぐに顎を出す。突き上げ、ボトムに身構える。
・重めの車重。1.7ｔは一世代前の水準をもってしても・・・。
・自制心を要求されるので、ストレスフリーとはいかない。
・やっぱり割高。並のサラリーマンには負担がズッシリ。
・新型の120と比較すると、古き良き時代？ってこんな感じかなと思ってしまう「味」。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験