BMW 3シリーズ ツーリング 「最もちょうど良いBMW」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

伊藤 梓
伊藤 梓(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
4
走行性能
5
乗り心地
4
積載性
4
燃費
4
価格
4

最もちょうど良いBMW

2021.9.30

年式
2019年9月〜モデル
総評
「万人に勧められるBMWは?」と聞かれたら、この3シリーズツーリングを推したいくらい、BMWらしい走行性能や実用性、先進安全装備などのバランスがきれいに取れているモデル。自分がもしBMWを購入するなら、おそらく320dツーリングだと思う。
満足している点
3シリーズらしいビシッと決まる走りに加えて、ワゴンモデルの積載性が組み合わされたおいしいとこどりの1台。「ワゴンモデルでも運転が楽しめるかっこいいクルマに乗りたい!」という人がいたら、間違いなく最初におすすめできる1台。
不満な点
走行性能や使い勝手に対して気になるところはほとんどない。強いてあげるなら車両本体価格が高いので、装備を簡易化した安価グレードがあると、もっとワゴンモデルが欲しいユーザーにも手に届くモデルになるのかなと思う。
デザイン

4

キドニーグリルが縦型になった4シリーズと比較すると、近年の3シリーズは、以前のモデルからあえて大きく変えずにキープコンセプトでデザインされている。サイズ感が日本の自動車事情に合っていてユーザーも多いので、このままのデザインでいて欲しいと願っている人も多いだろう。ワゴンタイプのツーリングでも、すっきりとした爽やかなデザインにまとめられているところが◯。
走行性能

5

3シリーズは、世代を追うごとに走りの性能や質感をどんどん高めている。最新型の3シリーズも「これ以上はないだろう」と思わせるくらい、ドライバーの操作に対してリニアで気持ちよく運転できる。クルマからもしっかりと手応えが返ってくるので、クルマと対話しながらドライブできるところが良い。
乗り心地

4

これまでの3シリーズにも装着されてきて、「乗り心地が悪い!」と論争を生んでいたランフラットタイヤだが、最新型になって、開発がさらに熟成されたのか、乗り心地の良さは格段にアップした。足回りは相変わらず引き締まった印象だが、路面からの入力を逃すのがさらにスムーズになった気がする。
積載性

4

ワゴンモデルのため積載性は抜群。荷室容量は500Lで、後席を倒した際には1510Lもの容量が確保される。入口側が幅広くなっていてゴルフバッグが積み込みやすいほか、リアのウィンドウをカパッと開いて、そこから荷物を積み込むこともできる。
燃費

4

燃費は、13.3〜14.6km/L(WLTCモード)。ディーゼルモデルの方がもちろん燃費性能が高く、ツーリングを選ばれるようなアクティブでどこかへ遠出することが多いような方はディーゼルの方がその性格にあっているような気がする。
価格

4

価格は、約530〜683万円。セダンではなく、あえてツーリングを購入する人は、クルマを使う頻度が多かったり多く、たくさん荷物を積むことを前提に選んでいるアクティブな人が多いと思う。なので、スポーティなガソリンモデルよりも、実用性の高いディーゼルモデルがしっくりくるような気がする。
伊藤 梓
伊藤 梓
自動車ジャーナリスト
クルマ好きが高じて、グラフィックデザイナーからカーグラフィックの編集者へと転身。より幅広くクルマの魅力を伝えるため、2018年に独立してフリーランスに。現在は自動車ライターのほか、イラストレーターとしても活動中。パーソナリティを務めた経験を活かし、自動車関係の動画やトークショーなどにも出演している。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員
BMW 3シリーズ ツーリング 新型・現行モデル

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