BMW 3シリーズ セダン 「プロポーションが素敵なセダン」のユーザーレビュー

プロポーションが素敵なセダン

2023.6.19

総評

乗り心地がとても良いです。 そして、やたら真っ直ぐ走ります。 車線変更が多い首都高も、最低限のハンドル操作で滑らかに走りぬけてくれます。 パワフルなので扱い易いです。 近場の買物から片道50〜60kmのお出かけまでちょこちょこ使っていますが、故障する気配は無さそうです。 あえて重箱の隅をつつくなら、ポッケに入れたリモコンキーを車が一発で認識出来ないことがたま〜にあります。 スマホから出る電波が干渉するとかしないとか。 そんな時はキーをハンドルに近づければ認識します。 中古のBMWと言えば故障だらけな先入観を持っていました。 ある程度覚悟して買いましたが、正直なところ良い意味で拍子抜けしています。

満足している点

FRらしい前輪の位置、ショートオーバーハングなところがとても好きです。 Aピラーの延長線上に前輪軸がきているので見ているだけでホッとします。

後輪もCピラーの延長線上からクルンと「6」を描くように配置されております。 美しいセダンのデザインセオリー通りで心がザワザワせず、やっぱりホッとするのです。

FRのメルセデスやクラウンも美しいプロポーションですが、モデルチェンジのたびに外装デザインが大きく変化しがちです。 BMWは旧モデルでも型落ち感をあまり感じないので、少し前から狙っていたのであります。

FFのプロポーションで見慣れている世代にはどう見えるのでしょう。 フードが長すぎてアンバランスな車だと感じるのかもしれません。 FRの時代はとうに過ぎています。マニュアルにしろFRにしろ、多数決で多い方が世の常識になりますので、美的感覚は今や変わってきているのかもしれません。

ただどうしても中国人好みの巨大なグリルをつけられてしまった最新モデルには関心が向きません。 新型を街中で見かけると何だか切ない気持ちになってしまうのです。 各パーツがバランス良く組み合わされた旧いモデルにしか興味が湧かないのです。 こればかりは多数決でオラオラグリルが世の常識になったとしても、個人的な好みなので仕方ありません。

不満な点

赤色が好きです。 BMWではあまり見かけない赤にしました。 デメリットはもちろん塗装の弱さです。 10年落ちなので所々クリア剥げが起き始めています。 お金を貯めて同色全塗装が目標です。 そうしたらまた10年はキレイに乗れそうです。

デザイン

5

僕だけなのかもしれませんが、10年落ちにも関わらずパッと見でさほど旧さを感じないところが嬉しいです。

走行性能

5

真っ直ぐ走ります。 ハンドルはかなり重めですので運転しがいがあります。

乗り心地

5

乗り心地が柔らかく、とても好みです。 サスペンションがよーく動いてくれている状況が伝わります。 大きな段差でもストローク1回ぐらいで揺れが収まるので、良い車なんだなぁと嬉しくなります。

積載性

3

IKEAとかで大きめの買い物は無理かもですね。

燃費

3

ガソリン車ですが、想像していたよりも燃費がよろしいです。 高速16km/l、一般道11km/lぐらいです。

価格

5

故障経験

ネットや動画で中古のBMWは故障のデパート、地雷の塊みたいな評価を散見します。 さてどうなのでしょう。 旧い空冷ビートルに乗っていた経験が基準ですので、それとくらべればそんなに壊れるとは思いません。 走る、曲がる、止まるがとりあえず出来てくれるなら問題なしです。 所詮機械ですし。 国産の新車でさえも壊れる時は容赦なく壊れるのです。