BMW M6 クーペ 「スーパースポーツの動力性能と、GTの快適性を併せ持つ車」のユーザーレビュー

スーパースポーツの動力性能と、GTの快適性を併せ持つ車

2017.2.19

総評

独特なバングルデザインはシーンによってかなり表情を変えるので、メタリック色の方がオススメ。
ビッグクーペならではのサイドシルエットは非常に美しい。

回転数域で性格を使い分けられる。
〜4000あたりまでなら快適なグランツーリスモ。
4000〜8150はスーパースポーツ。

「不満な点」でのいくつかの理由により街中は得意では無い。
消耗部品の価格や燃費を考えると通勤には不向き。
高速道路や、中高速域のワインディングを楽しむのが適した使い方。
持て余すかと思ったが、507psは日本でも思ったより踏める。
高回転域まで回して走る陶酔感は最高。

満足している点

超高回転での爆発的加速感
微細で心地よい振動感のあるe/gフィール
独特な排気音

滑らかなステアリングフィール
重さを感じさせないキレのあるハンドリング

個性的なエクステリアデザインとカーボンルーフ
フルレザーとアルカンタラによるラグジュアリーなインテリア

不満な点

低回転時はトルクが無く、街中では扱いにくい
SMGのシフトチェンジスピードが遅く、ショックも大きい
航続距離の短さとオイル消費量
インテリアデザインは少し地味
ナビは使えない（使いづらい）
スピーカーの音質（価格を考えると物足りない）
リミッターにより270kmまでしか出ない

デザイン

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走行性能

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滑らかながら、僅かな振動感で荒々しさを感じるフィールと、ビートの強い排気音を伴う高回転域での炸裂感を併せ持つe/g。
高回転型NAなので低速トルクが無く、信号が多い場所ではかったるい。

シットリした滑らかなステアリングフィールと、切り込むほど周りこむように曲がるハンドリングで、重さ（2t）を感じさせないのは美点。
意外にもハンドリングマシーン。

乗り心地

-

足回りは変更済みなのでノーマルの判断は出来ない。
ビルシュタインを減衰最強で走っても、ボディー剛性が高いのか、きしみ音も無いのは良い。
超高速域になると路面のうねりで煽られ気味になるのはマイナス（減衰最強はこれの対処）

シートはかなり快適性が高い。
サイドサポートを締め付けると、かなりのホールド力がある他、クッションと革が柔らかいのでショックを吸収してくれる。

積載性

-

リアオーバーハングが長いのでトランクスペースはかなり広い。
ただしトランクスルーは剛性向上のためか、M６では排除されている。

燃費

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おおよそ
街中で5km、渋滞で3.5km、郊外で６km
高速で7km、超高速で5km

燃費が悪いのは仕方ないが、タンクが大きく無いので航続距離が400km持たない。
オイルは個体差が大きいらしいが、私のは1000km
で1リッター減る。

価格

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故障経験

新車価格1600万なのでパーツは高い。
６シリーズの物なら在庫はまずまずあるらしいが、M６専用のパーツは国内在庫が無い事もあるらしい。