エコタイヤのウエットブレーキ性能はスポーツタイヤよりも優れている？

Question

最近ウエットブレーキ性能が表示されていますが
YOKOHAMAタイヤのエコタイヤ ブルーアースAが ａランク
ブリジストンの最高峰ハイグリップタイヤ POTENZAS001が bランク

となっていますが、これはまさかウエット路面のサーキットでタイムアタックしたら
YOKOHAMAのエコタイヤの方がいいタイムが出るということでしょうか？

そんなわけないですよね、そうすると、どういったカラクリなのでしょうか

Answer 1

条件に出したポテンザＳ００１はアウトバーンで200ｋｍ/ｈ以上で走らせても問題ないような高速巡行型のタイヤです

だから「スポーツタイヤはウェット性能はありません」とかいう類のタイヤではありません

Ｓ００１のようなプレミアムスポーツタイヤは欧州でもウェット性能命のタイヤです

同じポテンザでもＲＥ７１Ｒみたいなサーキットでドライ性能だけを問われるようなタイヤじゃないです。ちなみにＲＥ７１Ｒでは高速道路でヘビーウェットの際にハイドロプレーニング現象が起きた経験があり、こういうタイヤは本当にドライ性能特化型のスポーツタイヤです

ポテンザＳ００１はトータルバランス型のスポーツ系タイヤです

さてウェットグリップｂランクのＳ００１とウェットグリップａランクのエコタイヤがサーキットをウェットで走ったらどうなるか

それは高速で負荷がかかるコーナリングになればなるほど、スポーツ系のＳ００１が有利になるでしょう

コーナリングではエコタイヤはゴムはグリップしても横方向のトレッド剛性が弱く、下手すればブロックが飛びます

まあ例に出したブルーアースAは欧州輸出もされていますので、そんなやわではないかもしれませんが。

なのでコーナリングもいれた場合のサーキットではスポーツ系タイヤのほうがタイムは出ると思います

ただラベリングで想定されている一般走行でのフルブレーキングならウェットａのタイヤのほうが短い距離で止まるでしょう

ちなみに自分はウェットブレーキ性能ａランクのプレミアムスポーツタイヤのアドバンスポーツＶ１０５を履いていますので、このタイヤは明らかにポテンザＳ００１よりいいタイヤでしたし、タイムもいいでしょう。伊達に最近、ＢＭＷ Ｍ５に標準装着が決まったタイヤじゃないと思いましたね

またアドバンスポーツＶ１０５の弟分のアドバンフレバＶ７０１は低転がり性能Ａランクで、かつウェットブレーキ性能もａランクです。このタイヤは低燃費タイヤの規格を通っていながら、ウェットも最高ランクのａランクです。このタイヤもエコタイヤですが、ポテンザＳ００１よりはウェットで踏ん張るタイヤだと思います（履いた感じですが）

何が言いたいかというと、いい技術で手間もかけて作られたコンパウンドは燃費もよく、グリップもいいってことです。

だからエコタイヤだからグリップが悪いなんて一般論で片付けられないし、そのためのラベリング制度だと思っています

質問者からのお礼コメント

勉強になりました。

Answer 2

Ｓ００１は単なる街乗り用のプレミアムタイヤで、最高峰ハイグリップタイヤでは有りません。

Answer 3

ラベリングのウエット性能比較は
ウエット路面での制動距離を比較しています。
なのでAとBではランクこそ違いますが
さほどの距離差はありません。
ほんの数メートル。
しかしタイヤ剛性を比較するとポテンザの方が高いので
ウエット路面のサーキットを走った場合、コーナーで差が出てきますね。
なのでポテンザの方がタイムは出ると思います。
ですが、Sタイヤなどのハイグリップタイヤの場合、
雨の量によっては排水性の高いエコタイヤの方がタイムが出る場合もあります。

Answer 4

同じサイズのタイヤがあるなら
レース用のドライタイヤと
ウェットタイヤの関係になる
可能性はありますね。

各メーカーや各種タイヤ
トレッドパターンやゴム質の
違いで得意不得意な路面が
あるのは事実だと思います。

Answer 5

一昔前はスポーツタイヤにウェット性能はありませんでした。もちろん今はそんなことはありません。ウェットでも履き替えずに当たり前に走れていますが、乾燥路面でのグリップ性能と排水性能は相反するもので、苦手であることに変わりありません。
それでもF1カーなどでは未だ全天候型のタイヤは作れないでいます。

濡れた路面ではオールラウンドなエコタイヤのほうがタイムが良くなる。それはそうです。普通です。

同じ扁平率、サイズでサーキットならaよりbが良くなるんだという主張は、あまり根拠がないように思います。