BMW M4 クーペ のみんなの質問

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よくBMWの前後重量配分は50:50って言われますよね?

特にスポーツモデルのM系についてはそういう認識だと思います。

しかし先日、知人のM4の車検証を見せてもらったところ、約52:48でした。
他にM2もほぼ同数値と聞きました。

この程度の重量配分ならBMWに限らず、古くは161アリストやRX8などもその程度ですよね。
現行クラウンアスリートも52.5:47.5でした。

こんな現状で何故「BMWは50:50に拘っている」と言えるのでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

52:48なら50:50でいいじゃないか、という様な意見が複数ある様ですが、それは違うと思います。
数値のみを見ると僅か2ポイントの差。大差ないと思われるかもしれません。

しかし実際の重量で表すとM4では850㎏:790㎏となり、60㎏も前が重い事になります。
ターボ化で難しくなった、というレベルの話ではありません。

それでもBMWがあえて50:50を謳うのは2つの理由があると思います。

1つ目はtekitou_yarouさんも触れられています直6という事。

現在販売されている国産FR車も大抵52:48とか53:47辺りです。
しかし86,BRZを除けば、V6もしくは直4エンジンを積んだ4ドアセダンです。

直6に比較しそれらのエンジンは全長が短い為、フロントミッドシップにしやすいメリットがあります。
また4ドアセダンという事で、2ドアクーペに比較し、後寄りに重量物が増える事になります。
これらの事で空車状態で50:50に近づける事がより容易になっています。

BMWは直6で、また2ドアクーペで(もちろんセダンもありますが)それに近づけている事に価値があると思います。

質問者様も指摘されていますが、161アリストが確かNAで51:49、ターボで52:48辺りの数値で堂々と50:50と謳っていましたね。
このアリストが、50:50を謳う最初の国産車だった様に記憶しています。
この頃はLサイズの殆んどのFR車が直6を搭載していたので、その数値でも相当な売りだったわけです。


もう1点はサーキットトレーニングの際、BMWの開発者が話していた事です。

それは1名乗車時(2名だったかもしれません)にほぼ50:50になる様に設計されているという事。

例えばM4とクラウンを真横から写真を撮ってみれば解りますが、M4の前席着座位置はホイールベースのかなり後寄り。
それに対しクラウンは前よりです。

60~70㎏の人という重量物が(2名ならその倍)、前寄りか後寄りかでは乗車時の重量配分は結構変わってきます。
そしてこれは5シリーズセダンなどもM4ほどではないにせよ、着座位置は後寄りになっています。
ただしこれはBMWセダンの弱点でもあり、車格からすると後部座席の余裕が少ないですね。

以上2点の事から、BMWが50:50に拘っているというのは、決して過大表現ではないと思います。


因みに現行の2代前のE46 M3。
このクルマの重量配分は、FR車としてはかなり珍しい49:51です。
そしてこちらも2代前の5シリーズ、V8のE60 545iは51:49ですが、同6気筒モデルは49.5:50.5と、これもまた結構な数値だと思います。

以上の数値は以前私が所有したクルマの車検証コピーからはじき出したものです。

因みに前述の86,BRZ、有利な4気筒NAエンジン搭載車ですが、こちらは53:47の様ですね。


最後にもう一点。
実は数値のみの50:50は大して意味がありません。

例えばトランク内に重量物を積めば後荷重が増えます。
ハンドリングなどの運動性能を考えた場合、重心から大きく外れる位置の重量を増やすことは得策ではありません。

出来る限り重量物を重心に近づけた上で、50:50を実現する、これが大切だと思います。

BMWは以前バッテリーをシート下に置いていました。
現在は大抵トランクルーム内です。
これだけを見ると、以前のモデルの方が拘っていた様にも思えますね。


↓ 見辛いかもしれませんが、上からE60 545i、E46 M3、E92 M3です。

回答の画像

質問者からのお礼コメント

2017.7.27 02:44

納得の回答です。
ありがとうございました。

しかしwan2three4fiveさん、よくもまあ200もの自己投票をされますよね。
それも一つや二つじゃなく。
よほど暇なんですか?
真摯に回答される方に非常に失礼な振る舞いだと思いますよ。

wan2three4fiveさん以外の回答いただいた方々も、ありがとうございました。

その他の回答 (10件)

  • 2017/06 も、その件で・BMWジャパンの広報部が、
    TVのインタビューで、前後重量配分は、50:50 って、話していました。

  • 前後重量配分50:50のする事で車体の運動バランスが良いのはある程度当たり前です。
    乗車数によっても重量配分は変わります。
    ただ、静止状態で50:50も、走行中は変化してしまいます。
    加速時は後輪へ荷重移動しますし、減速時は前輪へ荷重移動します。
    常に静止状態と同じ前後荷重配分にはなりません。
    M4のように高い運動性能の車は、加速時での荷重移動が大きくなりますから、52:48でも加速時は十分に後輪にトラクションを掛けた上で車体バランスを取れるでしょう。
    更に、前後の荷重配分よりも重心からのモーメントの方が車体の挙動に大きく影響します。
    重量部品と重心からに距離を極力短くした方が、各部品のバランスが向上します。
    単純に静止状態での荷重配分を見るよりも、走行時のバランスを見るべきかと思います。

    (bmw_zukiさんへ)

  • Mスポーツでは無いですがトランスアクルス車のBMはセダンでもリアが重いケースもあります
    例えばトランクに荷物を少し乗せただけで比率は理想に近付きますよね
    仮に車両が50対50だとして体重80キロの運転手1人が乗ったら左右のウエイトバランスはどうなるのでしょうかね
    前後で言うなら運転席の位置も関係してきます
    自ずと計算出来ると思います
    あくまで目安ですよ

  • 今ではまた違うとは思いますが、以前は直6を積んだ状態で前後50:50になるように設計していました。
    しかし、実際の旋回性は軽量な直4を積んだモデルの方が良かったのです。
    私からすれば、結局の所、速いの?だとか乗り心地良いの?といった面が重要なのであって、50:50だからどうだというのはどうでも良い事です。
    必要な性能が十分にあればそれで良いのです。

  • >こんな現状で何故「BMWは50:50に拘っている」と
    >言えるのでしょうか?
    >約52:48でした。

    52:48ですか。

    50:50に拘っていると言って良いと思いますけど。

  • 俺はスタティックの重量配分なんてさして気にならないね。

    車は慣性荷重のほうが重要度高いから。

  • V35スカイラインの宣伝文句「加速時に理想的な重量配分となるよう、52:48に設定しました」としてましたがグレードによってバラバラでした。

    それに、乗員数や荷物、燃料の積載状況で変化するから、重量配分の優位性をアピールしても意味ないと思う。

  • 日本車もBMWが長年やってきた重量配分を意識したんですよ。

    そのおかげで相当バランスの良い走りをするようになりました。

    現在の微妙な違いの話じゃ無いです。

    しかも最近はBMWもターボ化して重くなったので苦労しているとは思います。

  • 他社のも、ほぼ(なんなら四捨五入、笑)50:50って言ってもいいのでは?。

  • BMWはセダン、SUV、クーペと全ての車種がそうだからです。

    Wikipediaにもありますが、完璧な50:50ではなく、重量配分を50:50に近づける努力を続けているとあります。

    どこのメーカーでもいいですが、例えばトヨタのような国産のような安い価格での車造り(良く言えばお値段以上)で、全てのトヨタ車を何年も50:50にするような高コストな事が出来るかと言われれば難しい。


    別にここ最近し始めたことじゃないんだから、BMWは重量配分について謳うには十分な理由だと思いますよ。

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