2017年12月
■2017年12月
ベントレーモーターズジャパンは、3代目となる新型コンチネンタルGTを2017年12月19日に発表した。日本へのデリバリーは2018年第3四半期を予定している。
フルモデルチェンジを受けた3代目は、先代のクラシックな優雅さを継承。ボディパネルに採用されたアルミニウムはスーパーフォーミング技術で加工されており、継ぎ目のない彫刻のようなフォルムに一段と磨きがかけられた。また、先代のコンチネンタルGT W12に対して80kg以上の軽量化も達成した。ボディサイズは、全長4850mm×全幅1954mm(左右ミラー間で2187mm)×全高1405mm、ホイールベース2851mm(欧州値)。従来モデルと大きく変わらないサイズだが、前輪を135mm前方に配置したことでロングノーズが強調されるデザインとなった。
インテリアは最高品質のレザーとウッドパネルをふんだんに使用し、本物の素材を活かすベントレーならではのハンドクラフト加工を実施。視覚的なインパクトだけではなく、触り心地にも配慮した仕上がりがなされている。さらに完全デジタル化したインストルメントパネルを採用し、ディスプレイにはインフォテイメントシステムからの各種情報を表示。ダッシュボード中央には「ベントレーローテンションディスプレイ」を搭載し、エンジンスタートボタンを押すことでダッシュボード中央のウッドパネルが静かに回転し、12.3インチの超精細デジタルMMIディスプレイが出現。タッチスクリーンにナビゲーション、メディア、テレフォンなど、3つの機能を選んで表示することが可能だ。また、外気温、コンパス、クロノメーターといったアナログディスプレイを選ぶこともできる。
パワーユニットは6.0リッターW12ツインターボエンジン。最高出力635ps/6000rpm、最大トルク900Nm/1350~4500rpmを発生し、ベントレーでは初となる8速デュアルクラッチトランスミッションが組み合わされる。0-100㎞/h加速3.7秒、最高速度333㎞/hのパフォーマンスを実現しながら、低圧&高圧の噴射システムや可変シリンダーの採用などにより、大幅な燃費向上も行われた。駆動方式は従来同様に4輪駆動だが、従来の前40:後60のトルク配分に対して、新型は可能な限り後輪駆動で走行する「アクティブ全輪駆動」に一新されている。
足まわりには「ベントレーダイナミックライド」を搭載。先進的な48Vコントロールシステムにより乗り心地とハンドリングを高次元で両立。ダイナミクスコントロールには「コンフォートモード」、「ベントレーモード」、「スポーツモード」が設定され、選択したドライブモードに応じてサスペンション、エンジン、ギアボックスなどのシャシーシステムを調整。好みに応じたカスタマイズも可能だ。
なお、ボディカラーや内装はオーナーの好みに合わせて選ぶことが可能で、ボディカラーはオプションを含めると最大70色(標準は17色)を用意。15種類のカーペット、8種類のウッドパネル(デュアルウッドパネル4種類)、15種類のレザーなど、贅を尽くしたオプションが用意されている。
■2019年3月
ベントレーモーターズジャパンは、「コンチネンタルGT」に特別仕様車「ナンバー9エディション バイ マリナー」を設定して、2019年3月4日に発表した。世界限定で100台を製作。
■2019年9月
ベントレーモーターズジャパンは、「コンチネンタルGT」に新開発の4.0リッターV8ツインターボエンジンを搭載する「コンチネンタルGT V8」を設定して、2019年9月17日に発売した。