2003年3月
■2009年9月
高性能スポーツモデルを生産するベントレーの中でも、コンチネンタルGTは圧倒的なパフォーマンスを追求し続けてきた究極のグランドツーリングカーとして知られている。日本では2003年3月から販売される現行モデルは、ほかのクルマにはない独特の存在感を主張する堂々たるデザインの2ドアクーペボディが特徴。ベントレーのウイングマークのエンブレムを見なるまでもなく、その存在感に圧倒されるほどだ。長く伸ばされたフロントフードの下にはVW製のW型12気筒の6.0リッターエンジンを搭載し、ツインターボ仕様により411kW(560ps)のパワーを発生する。このパワーを有効に路面に伝えるために、駆動方式はフルタイム4WDが採用されている。車両重量は相当に重く、W型エンジンによるフロント荷重だけで1.4tを超え、トータルでは2.4tに達する。動力性能も圧倒的で、6速ATとの組み合わせによってこの重量級のボディを停止状態からわずか4.8秒で時速100kmにまで到達させ、最高速は318km/hというパフォーマンスを発揮。独自のエアサスペンションはベントレーならではの乗り心地と超高速域まで変わらないハンドリング性能を発揮する。インテリア回りのデザインは、高級車らしくハンドメイドで仕上げられていて、ふんだんに使われるウッドパネルも数種類の中から選べる。2008年にはハイパワーエンジンを搭載したGTスピードが追加された。