大型トラックに採用されている、クラッチ操作のいらないフルオートマチックトランスミッション(ISUZUのスムーサーG等)と、

Question

普通乗用車のオートマチックトランスミッション(AT)は、何が違うのでしょうか？
どちらもクラッチ操作が要らないという点では変わらないと思うのですが…。構造的な違いなのでしょうか？
よろしくお願いします。

Answer 1

クラッチの代わりにトルクコンバータ(トルク増幅作用のある流体継手)を使い、変速機も遊星歯車で構成されている一般的なAT
http://www.aisin.co.jp/product/automotive/drivetrain/index.html
http://www.youtube.com/watch?v=q-CHoFUdsfk
とは違い、スムーサーGは一般的なクラッチとヘリカルギヤで構成された一般的なMTがベースになっています。
http://car.nifty.com/ess/view/car/motorshow/detail/a_5232.htm
写真ではクラッチは取り外された状態です。左側にあるのはリターダ(ブレーキの一種)と思われます。

コンピュータが油圧や空気圧などを使って人間同様のアクセル・クラッチ・ギヤシフト操作を行うようになっています。
http://www.weblio.jp/content/NAVI-5
(スムーサーGの前身であるNAVI-5の図ですがやっていることは同じです)
実際の走行映像ですが、一般的なATとは違いトルコンのすべりによるエンジン回転と車速の不一致がないことや、変速時にアクセルが自動的に操作されていること、変速動作にMT同等の時間ががっていることなどがわかるかと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=qWAA8-S6Dr8
http://www.youtube.com/watch?v=qWAA8-S6Dr8

スムーサーGではクリープはありません。
スムーサーEではフルードカップリング(トルク増幅作用のない流体継手)でクリープを作っています。

質問者からのお礼コメント

ご回答頂きありがとうございました。