アウディQ5 と マツダ CX-5 ですが、 どちらも試乗したのですが、 正直どちらも同じような走りのレベルでした。 （CX-5が健闘したのかな？） 車に詳しい人や専門家が乗っても私と同じような 感覚を持ちますか？

Answer 1

アウディQ5は3.2リッターに乗ったんですかね？
マツダのクリーンディーゼルのは4リッタークラスのトルクがあると言いますので、それなら同等に感じるかもしれませんね。
ただマツダの方が燃費が断然良く、値段も安いわけで、これはマツダがいかにスゴいのかを物語っていると思いますよ。

エンブレムと質感なんかに差額を出せるか否かですね。

Answer 2

Q5とCX-5は，下記2点が大きく異なります。

(1) 4WD
(2) パワートレイン（エンジン）

●4WD方式
★Q5 ＝ センターデフ式のアクティブ･トルクスプリット方式 ＝ トルセンデフ＋トルクベクタリング （クワトロの第6世代）
トルセンデフ ： 前後輪の駆動力配分（基本＝40:60，60:40～20:80可変）
トルクベクタリング ： 後輪左右の駆動力を100:0～0:100まで可変

★CX-5 ＝ FF駆動ベースの直結型アクティブ･トルクスプリット方式 ＝ 後輪用デフの直前に電子制御湿式多板クラッチ
湿式多板クラッチ ： 前後輪の駆動力配分（基本＝100:0＝FF駆動，100:0～50:50可変）

→ この2つを比較すると，Q5の方が，4WDとしては優秀です。特に後輪左右の駆動力配分（トルクベクタリング）により，非常に高い旋回性能をもっています。しかし前後輪駆動力配分が 基本で40:60であることから，ころがり抵抗が大きく，一般の乾燥路走行では，燃費悪化が懸念されます。

●エンジン
★Q5 ＝ 2種類のエンジン
(1) 2.0Lターボ・チャージャ付きエンジン ： 211馬力，350Nm
(2) 3.2L NAエンジン ： 270馬力，330Nm

★CX-5 ＝ ガソリンエンジンとディーゼルエンジン
(1) SKYACTIV-Gエンジン（ガソリン） ： 2.0L 155馬力，196Nm
(2) SKYACTIV-Dエンジン（ディーゼル）： 2.2L 175馬力，420Nm

→ 欧州のように200km/hゾーンでの走行では，出力（馬力）がモノをいいますが，日本では，SKY-Dの420Nmの方が，有効です。

●比較
アウディのクワトロは高い評価を受けており，現在の第6世代も優秀です。しかしどちらといえば，雪道のようなやや走行条件の悪い路面を想定しています。このため日本のように乾燥路走行が多いと，CX-5ディーゼルの燃費の方が，いろいろな場面で有効です。
たとえばCX-5と日産GT-Rを比較すると，当然ながら，GT-Rの方が，加速も走行性能も高い乗り物です。しかし実際に所有すると，燃費が気になって，本来の加速性能を有効に使う頻度が高くありません。一方，クリーン・ディーゼル車は，走行性能と燃費（燃料コスト）を両立しているので，いつでも最大性能を楽しむことができます。この差は，実際に所有すると，たいへん大きいです。
なおCX-5の燃料コストは，プリウスより悪いのですが，走行性能を考慮すると，プリウスより安い燃料コストになります。

簡単ですが，ご参考になれば幸いです。