ファミリーカーとしても良いクルマ!
2012年モデルの2.0 TFSIクワトロ Sラインです。オートマチックテールゲートをオプションに付加しています。
2012.2.7
- 総評
- ファミリーカーとしても良いクルマ!
2012年モデルの2.0 TFSIクワトロ Sラインです。オートマチックテールゲートをオプションに付加しています。現在、納車から5ヶ月、4000km走行です。
1歳の子供と3人暮らしで月1回のペースで片道200kmの帰省をしています。安心して楽に高速を移動できる車を探していました。前車はBMW 318i(E46)で運転するのも楽しい良いクルマでしたが、もう少し後部座席が広く、トランクが使いやすい(特にベビーカーの出し入れ時に開口部が狭い)クルマということで、輸入車のワゴンに的を絞っていました。
最終的にはモデル末期のBMW320TouringとAudi A4 Avantが候補でしたが、たまたま立ち寄ったディーラーでA4 Avantの隣に置いてあるQ5に目が留まり試乗。SUVとは思えないハンドリング、思ったよりも取り回しが良いこと、特にA4 Avantを隣に置いた場合の圧倒的な外観の良さから、気持ちがぐっとQ5に傾きました。E46の車検が1年半残っていましたが、最終的に大幅な値引きがあったため購入に至りました。
今、最も勢いのある輸入車ブランドであるAudiとエコカー全盛期の中で少しずつ流行の兆しのあるジャンルであるSUV、これらを掛け合わせたQ5は想像するとおり、Audiの中でも人気がある車種のようです。細かい点で改善して欲しい点はありますが、総じて満足しています。座席がやや高いので、チャイルドシートに子供を乗せやすいという副産物まであり、ファミリーカーとしても良いクルマだと思います。(子供2人までかな?)
同じ車にすれ違うことは稀ですし、大型商業施設に駐車しても没個性的なミニバンに埋もれることはありません。所有する満足感が非常に高いと感じています。
ただし、国産車と比べると、お買い得感のあるクルマとは言い難いです。大げさに言えば、Audiというブランドにエクストラチャージを払う覚悟は必要かと思います。(高所得者は別として・・・)
- 満足している点
- みなさんのレビューと重複しますが、以下の点が良いと感じます。
外観
塊感があるシルエットとディテールのセンスの良さ。ヘッドランプのLEDの造形はA4の方が好みですが、Q5のデザインは他のAudiには無いLEDの配置なので個性的だと思います。もう少し色気のあるデザインでも良いように思えますが、今のAudiは無機質な感じが受けているのでしょうね。
居住空間・内装
ほぼA4と同じ、ということですが、Q5の方が広く見えます。後部座席のわずかなリクライニング、電動テールゲート連動のトノカバーなど、A4 Avantよりも充実した面もあります。荷室はA4 Avantよりも奥行きがなく、ベビーカーを縦に置くことができません。今のところキャパ不足には陥ったことはなく、私としてはちょうど良いサイズだったと思います。
シートに関しては私の体形に合っていないのかもしれませんが、良い部類とは言えません。
動力性能
ダウンサイジングターボ+7速Sトロニック+クワトロというAudi最新の(今ではちょっと古くなってしまいましたが)メカニズムです。出だしはギクシャクしますが、極低速度域を超えれば2トン近い巨体を身軽に引っ張ります。燃費も車重の割には良く、高速道路であれば15km/Lを超えます。
ハンドリングは人工的な味付けがしますが(特にBMWと比較すると・・)、ステアリングに伝わる感覚は滑らかかつ、速度が上がるにつれて十分な反動を感じられる、感じです。また、嫌なロールがないのも好印象です。Sラインの足回りの固さですが、走行1000kmまでは固いかな、と思いますが、1000km以降は少し固いぐらいで気にしなくなりました(サスペンションと人の感覚の慣れの両方あるかもしれません)。
装備
MMIの使い心地の悪さが指摘されていますが、慣れれば悪くはないと思います。バックカメラ、サイドカメラ、クリアランスソナーが標準装備されているので、大柄な車の割りにはギリギリの幅寄せが可能です。大きな車に乗っているという意識があるため、注意深くなったようです。電動テールゲートが4.5万円のオプション、空いた高速で使えるクルーズコントロールが標準装備など、A4 Avantよりもお買い得な面もあります。
エアバッグが多く装備されているため、家族の安全も保てます。
- 不満な点
- グローブボックスを圧迫しているCDチェンジャーですが、今時CDチャンジャーは不要かと。ナビやマルチメディア関係の内容は少し型遅れ感は否めないです。iPodが接続できてMMIでコントロール可能な点だけ救いでした。
極低速度域のギクシャク感は未だに慣れないです。また、1速で引っ張るように感じられるので、もう少し抑えたほうが燃費がいいのでは、と思ってしまいます(私だけかと思いますが。。)。また、高速での燃費が素晴らしい反動なのか、市街地での燃費はそれなりです(7~8km/L)。こういうクルマこそ、アイドリングストップやブレーキ回生システムなど、燃費アップの装備が欲しいと思いました。
今年はレンジローバー イヴォークが発売されます。東京モーターショーで実車を見ましたが、信頼性さえあれば、見た目と価格では強力なライバルとなるような予感がします。価格を安くしてブランド価値を下げるより、あっと驚くクルマづくりをオーナーは熱望していると思います。これからのAudiにも期待しています。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験