アウディ Q3 スポーツバック 「評価その１　納車2週間」のユーザーレビュー

評価その１　納車2週間

2021.5.9

総評

納車して２週間、走行距離は６００ｋｍとなりました。まだまだ、確実な評価とはなりません。細かい点で気になる部分はあっても良い車であると思います。

満足している点

デザインはどの角度から見てもさすがアウディという感じです。駐車場でも、メルセデスやレクサスに「押し」で負けることはありません。

不満な点

価格が、例えばQ2などに比べると割安に感じます。その分のコストダウンがさまざまなところに出ていると思います。MMIの機能などはグレード毎にどの程度差があるのか、気になるところです。詳細はマニュアルにも書いてありません。グレード毎に異なると書かれています。

デザイン

5

斜め後ろからのラインがきれいです。ボディはSライン専用色のデイトナグレーパールエフェクトですが、白とは違い、膨張して見えないところが気に入っています。

走行性能

3

まだまだ、慣らし段階なので、最終評価とは言えません。何せ前車がS３セダン（２０１６）なので、２８６PSから１５０PSに落ちましたので、踏めばどこまでも加速するイメージからは程遠いです。しかし、ディーゼルの良さで、燃費は１６ｋｍくらいです。早く１０００ｋｍ超えて、４０００ｒｐｍ以上回したいです。
ハンドリングはＳラインはプログレッシブステアリングがついているので、軽快な印象です。
ディーゼルは初めてで、それほどトルクも太くなく（かつてボルボＶ４０のディーゼルを試乗した際は、ブレーキから足をはずすとグッと前に走る印象があった）、あまりに回りたがらないエンジンの印象を受けたので、マイクロロンガストリートを添加するとかなり改善されました。

乗り心地

5

マンションに住んでいるので、立体駐車場のスロープがきつめです。ボルボV60,V40CC,アウディA４アバント、Ｓ3など上り下りのコーナーのたびにボディがきしむような音がしましたが（決してサスの音ではありません）、この車は全くの無音でよじれる感覚は皆無です。新世代のMQB恐るべし。高速も安定感抜群です。乗り心地は良好で、安心して乗っていられます。ブリヂストンアレンザの性能も高そうです。エンジンに対してシャシーが完全に勝っています。Ｑ３ＲＳあたりだとパワーとのバランスがちょうど良いのかもしれません。

積載性

5

スポーツバックなのですが、後席を倒すとこれでもか、というくらい積めます。ワゴンとは比較になりません。

燃費

4

現在平均１６ｋｍですが、ハイオクから比べると燃費はいいですね。ちなみに、アイドリングストップはほとんど使いません。ドライブセレクトも燃費優先にするとほぼ前輪駆動車になってしまうので、自動にしています。

価格

4

従来までのアウディの価格から比べると、Ｓラインパッケージでクワトロ、ディーゼルターボなのに６００万強でリーズナブルと感じます。
ただし、前車のＳ３で出来たことがかなり省略されています。前にも書いた、ナビの検索以外にも、エクステリアライトがＡＵＴＯ優先になってしまいます。（これは現在の運輸省の規則ならば仕方ないが、手動で消灯しても、ある一定の暗さでは、時速１０ｋｍ以上になるとヘッドランプが自動点灯し、消せません。）日本では初めてデイタイムランニングライトを導入した先進性からは、後退している印象です。ダイヤルとボタンから、タッチパネルになったＭＭＩの機能もおおざっぱな設定しかできない部分が多いと思います。今後は改善されるのか、そもそもそのような設計なのか、これも自動化の流れなのか、ＥＶなども視野に入れた検討が必要な気がします。
旧世代のアウディで出来たことが全部できるとは思わないで、今後のアウディは買う必要があります。要するに、機能が煩雑であふれるような時代は終わり、エクステリアライトなどは、自分がどの程度の暗さでは、どのライトをつけて走りたいなどとは思わないことです。このような車両設定については、まだまだ機能をふんだんに使っていないので、最終的な評価はできません。ヒルディセントコントロールなどの４ＷＤならでは便利な機能なので、どのくらい制御可能なのか、この後も気が付いたらレポートします。

故障経験

新車なので、故障はありませんが、スマホのワイヤレス充電機能はあまり役に立たないというか、最初は充電可能となっているのに、いつの間にか解除されています。また、ＵＳＢも受け側がＣタイプなので、買い替えが必要です。