電気自動車の問題点に関する質問です。 ガソリン車よりも環境に悪い可能性のあるEV自動車を EUが２０３５年までに切り替えようとしているのではないでしょうか。

Question

Q1）これは、日本の自動車に対する理由なき攻撃では無いでしょうか？
Q2）環境汚染をトータル的に考えて、この様な規制を法制化しているのでしょうか？
ここら辺のデーターが見当たりません。
Q3）問題が発生すれば、この規制を撤廃して、
日本及び世界のガソリン自動車メーカーに打撃を与える事が最終目標では
無いでしょうか？
欧米人の深淵なる戦略で、これが国際政治かな？
以上、宜しくお願いします。

Answer 1

Q1）EU自動車メーカーはプリウスのようなHVを作れず、クリーンディーゼル詐欺を経て日本車に対抗するにはEVしかなかったからです。日本勢に攻撃など夢のまた夢で、なんとかEU自動車業界の影響力を維持したいというレベルです。
それ以外に、EUでは石油は殆ど産出しないので中東やロシアへの依存度を減らしたいという戦略上の理由もあります。(この立場については日・米も同様)

Q2）いいえ。大昔に作られたガソリン車をそのまま使用した方が環境に優しい事は自明です。日本でもエコカー減税と銘打った新車販売キャンペーンが行われていましたが、買い替え自体がエコではありません。
中東・ロシア等の産油国の依存度を減らしたいのと、消費を刺激して景気高揚効果を得たいのが本音です。

Q3）EVを通じてEUの影響力を高めたいと考えていますが、全世界的に見れば充電設備など無いも同然で、バッテリー製造に必須のリチウム埋蔵量は全世界の自動車をEVに置き換えられる量はありませんのでその目論見が実現する見込みはありません。

質問者からのお礼コメント

回答有難う御座いました。

Answer 2

日本のメーカーが困るのは確かだけど、そもそもそれを推奨したのが日本政府なんだよ、それはね1997の京都議定書を調べると分かると思うよ、日本政府がアホだからカッコ付けて世界の温室効果ガスを削減しましょう！って旗振り役まで勤めた経緯があるんだよね

Answer 3

Q1）それは日本から見た視点てすよね？
それ以前に欧州では日本のハイブリッド車に敵わないとなれば、多くの自動車メーカーを抱える欧州では危機感を与え対応策を考えるのは必然です。
むしろ日本メーカーからの攻撃を受けていたのは欧州側です。

Q2）あくまでもガソリン車の排ガス問題とEVとの対比によりクリーン度をアピールしてましたが、製造から廃棄やリサイクルまでも含めるとクリーンとは言い切れません！

Q3）欧州の日本車排除の流れもありますが、そこで問題となったのは戦争の影響によるエネルギー価格の高騰と中国のEV戦略により、今の日本がダメージを食らっているのは、欧州よりも中国です。

欧州はガソリンや発電用エネルギー価格の高騰でそれどころではないです。

中国は自国でのバッテリー製造である希少金属の生成を担っているので、それを強みにEVの低価格化と性能で世界的に躍進しており、近年では欧州でも販売を伸ばしてきて、欧州側も危機感を覚えて欧州製EV優遇策を投じて中国EVの排除に動いています。

欧州に取って現時点ではむしろ日本車メーカーよりも中国メーカーの低価格化路線に危機感を覚えています。

アメリカだって自国生産に補助金出して優遇してますし、どの国だって自国優先なのは当たり前です。

それら世界経済を狂わせたのは戦争ですね！

戦争によりロシアへの輸入規制等により、世界のエネルギー価格が上がっているのに
中国はロシアから安く原油を輸入し、ロシアに物資を輸出する事で経済的に一番美味しい立場にあります。


そんな世界のパワーバランスの歪みにより、日本なんて驚異ではありません！

今はね！

日本は家電に引き続き自動車分野でも中国メーカーに資金力や開発スピードで負けています。

ただ今のEV 技術では普及に限界はあるので、トヨタの全個体電池+パワー半導体の出来次第と言えます。

イギリスもガソリン車販売禁止を延期してますので、2035年に完全にガソリン車販売禁止をするのは難しいと思います。

なので、最近になって欧州車でもハイブリッド車を出して来ています。


もう環境よりも経済的理由で政治的判断してるのは明白ですが、日本経済が悪化している現在では、その発言力が無いのも事実です。