生まれ変わった NEW 2.0TFSI
A4 2.0 TFSI に乗って来ました。新しく年次改良されたこのモデルはまたもや全く期待していませんでしたが
2009.4.21
- 総評
- 生まれ変わった NEW 2.0TFSI
A4 2.0 TFSI に乗って来ました。新しく年次改良されたこのモデルはまたもや全く期待していませんでしたが、意に反して非常に良い出来でした。
2.0 ターボは旧モデルではパワーが物足りなく、やはりV6が欲しくなりましたが、今回その考えが改められるほど素晴らしい出来栄えでした。
それはパワー、トルクがかなりアップされたエンジンや目に見えにくい隠れた改良点などありますが、何と言っても新開発された縦置きエンジン用Sトロニック(DSG)しかも時代に合わせてちゃんと7速にしてきました(ねーホンダさん)。
- 満足している点
- とうとう縦置きエンジン用DSG(Sトロニック)が乗せられたこの2.0 ターボはティプトロニックの2.0 ターボとは全く別物と言っていい位の素晴らしいパワートレインとなっていました。6速が7速となってレスポンス以外の多段階変速のメリットも十分生かせています。
間髪入れないその変則とダッシュ力はエンジンがダウンサイジングされても更に素晴らしいドライバビリティーと燃費の良さを持って直4 2Lという事を全く忘れさせてくれる素晴らしい出来です。
V 6 3.2LのFSIは265ps/6500rpm 33.7kgm/3000-5000rpmですが数字で示されるより遥かにパワフルなエンジンです。しかも旧A3ではSトロニックでの組み合わせはスポーツカーといって良い瞬発力と速さを持っていますが、ティプトロニック(6AT )でも十分な速さを示していました。しかし今回直4 2Lターボは211ps/4300-6000rpm 35.7kgm/1500-4200rpm と声高に3.2Lよりもトルクがあり低回転域からパワーが出ているとは一言も触れていませんが、かなりお買い得な素晴らしいエンジンになっています。
何で3.2Lが7速DSG(Sトロニック)じゃないんだよと誰も文句を言わないのが不思議ですがそのうち出すのか?それともエンジンとミッションのスペースの問題か?ただ単にマイナーチェンジにV6とのマッチングが間に合わなかっただけなのか?いろいろ勘ぐってしまう所です。ただ縦置き用7速Sトロニックは悲願のミッションですからスペース的な問題等は充分解決されて開発されてきているはずです。その意味も含めると今回はV6 3.2L+ティプトロニック(6AT )と直4 2Lターボ+7速Sトロニックではスペックだけを取っても後者の優位性は高いと思います。
とにかくこれなら直4ターボでもいいじゃなく、直4ターボがいいと言う方も多いはずです。
- 不満な点
- まーあまりないかもしれません。
(最近見慣れると私的には)フロントライトとリアライトは嫌いだなーと思います。全体のシルエットは良いのでマイナーチェンジでもっと格好良くなればなーと思います(でもこれはデザインの事なのですごく格好良いと思われる方もいると思います)。
値段も今回の性能の良さを考えると恐ろしく安いです。3.2Lと比べると150万は安い。有り得ない。ずるい。うちも欲しかった。
A4はまあまあ広いですが、やはりこの値段ならもう少し広いといいかなとも思いますがこの広さとコンパクトのバランスが良いとも言えます。
少しオプションつけると3.2Lは660万~700万(乗りあがり700~750万)かかります。しかし単純計算でも2.0L直4ターボは500万~550万(乗りあがり550~600万)。お買い得だ。これでアウディーの高品質感とアウディーという名前だけではない硬質で鋭い走りも今度は得られます。
あのちょっと気になるアウディードライブセレクトは45万位高くなりますが今のところ3.2Lだけのオプションになるのが少し残念です。
とにかく7速Sトロニックの走りは直4ターボを完全に昇華させたもので素晴らしいのその一言につきます。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験