ニックネーム非公開さん
アウディ A3スポーツバック
グレード:スポーツバック 2.0TFSI_RHD(AT_2.0)
2006年式
乗車形式:マイカー
購入時の候補はA3 1.4新車、BMW120i中古,メルセデスA、Bクラス中古、VWゴルフGTI中古、レクサスIS250中古と比較、試乗しました。A3
2010.8.22
- 総評
- 購入時の候補はA3 1.4新車、BMW120i中古,メルセデスA、Bクラス中古、VWゴルフGTI中古、レクサスIS250中古と比較、試乗しました。A3 2.0TFSIと比べるとそれぞれ、120iはパワートレインに特徴がないわりに割高、A,Bクラスは運転の面白みを感じなかった、GTIはほとんど内容が同じわりに割高(中古での比較)なので候補から落としました
で、意外なことに当時発表直後だったA3 1.4とIS250で悩みました。1.4は必要十分なパワーで高速走行に不足はなく、かつ乗り心地は2.0よりも滑らかだったのが利点でした。IS250はエンジンのスムーズさと乗り心地のフラット感、ディーラーのサービス内容に期待ができるのが利点でしたが、やはり2.0TFSIのパワートレーンの魅力に負けました。ちなみに最寄のAUDIディーラーの営業マンは、上から目線かつ技術的知識ゼロでした。メカニックのチーフの方がとても良い方なので整備のみお願いしています。次回もAudiなら中古で買ってメンテだけ頼むつもりです。
小林彰太郎さんは、シトロエンエグザンティアを「ほんとうのMPV(多用車)」と称していました。私も以前エグザンティアを保有しており、実際その通りだと思います。しかし今は(少なくとも私にとっては)A3 2.0TFSIの方がより「ほんとうのMPV」に近い存在だと感じています。エグザンティアに不足していたパワーとスポーティーさと信頼性は、ハイドロサスを失って余りあるメリットだと思います。
人によっては下らない事かもしれませんが、冠婚葬祭、上司とのゴルフ、買い物、長距離短距離ドライブのいずれの用途においても嫌味になることなく、かといってセンスが疑われることもない運転が楽しいクルマはなかなかありません。
巷ではゴルフにAudiのマークを付けただけのクルマと思われているかもしれませんし実際その通りだと思いますが、ゴルフでないゴルフのクオリティを持ったクルマは他になく、ゴルフにいきたくないへそ曲がりな人にとって、A3は絶妙なポジションにいると思います。むしろゴルフと大部分を共有することで規模の経済のメリットを享受でき、同価格であればライバルよりも高性能で、同等の性能であれば割安な有り難い存在です。1~4人家族で1台で全てをこなし、それなりに運転も楽しみたい全ての方にオススメできます。
まるでAudiの営業マン並の絶賛となってしまいましたが、A3以外のAudi車にはそれほど興味はありません。A3以上に欲しいクルマも見当たりませんし、大規模修繕が必要になるまで乗り続けます。
- 満足している点
- エンジン、DSG、エクステリア、インテリア、シート、各種装備等、とにかく全てにおいて満足しています。
エンジンは必要な時に必要なだけ加速が得られます。これは速さ云々よりもアクティブセーフティとして重要なものだと考えています。エンジン音、排気音ともに低く落ち着いており、一方で適度に耳に届く音量で絶妙だと思います。燃費も平均で11km/l、高速主体なら15km/lぐらいまで伸びます。パフォーマンスからみれば十分ではないでしょうか。
DSGは運転の面白さもさる事ながら、このダイレクト感を一度体験すると、トルコンの滑りが何か凄く無駄なことをしているようで、生理的に受け付けなくなってきました。次の愛車もミニバン等の運転云々を語るクルマでない限りデュアルクラッチトランスミッション車にしたいと思います。
エクステリアはカタマリ感のあるバランスの良いデザインだと思います。シングルフレームグリルもA3のサイズであれば嫌味はなく、それでいて高速の追い越し車線では前車に道を譲ってもらえる存在感もあるようです。
インテリアデザインはこれといって特徴はないものの、エクステリア同様、スタイリストのデザイン遊びに過ぎてる部分もなく、適度な囲まれ感があって好感が持てます。周囲が暗くなると文字盤が消えるメーター(通常は常時点灯)はヘッドライトの点け忘れ防止として素晴らしい制御だと思います。最近はヘッドライトを点け忘れて走っている危険なドライバーが多いですから。
シート(布)は千葉~北海道のロングドライブでも身体の痛みは皆無でした。調整もしやすく、良く出来たシートだと思います。後席はそれほど広いわけではありませんが、シートに手抜きはありません。ダブルフォールディング(座面を引き起こしてシートバックを倒す方式)を採用していないため、座面のクッションもしっかりしています。
最近はどのクルマもそうかもしれませんが、車内温度の管理は完璧です。本当の意味でのオートエアコンに初めて出会いました。
このクラス(特に輸入車)なら当然ですが、エアバッグやESP等の安全装備も抜かりはありません。パッシブセーフティに不足がないという安心感は、自動車にとって最重要だと思います。こういう装備を何かとオプション扱いにしたがる国産メーカーの見識(マーケティング)が不思議でなりません。
- 不満な点
- 私の使い方(夫婦二人暮らし、買い物・ドライブ・ゴルフ用途)ではこれといった不満はありません。
強いて言えば、歩道の段差を乗り越える時などに助手席ドア内部から鳴るギシギシときしむ音が気になります。実際の剛性値はわかりませんが、ギシギシ音がするだけでボディ剛性が低いような気持ちになります。
また長距離移動が苦にならず、そのため高速道路の利用が多いので、個人的にはクルーズコントロールが欲しかったところです。
それ以外はハイオクよりはレギュラーが良かったとか、難癖みたいなものしか思い浮かびません。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験