アウディ A3スポーツバック 「真面目に走る真面目な車」のユーザーレビュー

真面目に走る真面目な車

2017.6.2

総評

　ディーラーから代車として借り受け、市街地、山道、高速道路を約１２０ｋｍ程走行しました。
　加速性能、ハンドリング、内外装の質感等、品質の高さを感じることができることができる車です。
　ナビなどの便利装備の使い勝手は改善の余地がありますが、車そのものの性能は大変良いです。
　

満足している点

　サイドミラーがウィンドウの先端ではなくドア側に根本があるため、Ａピラー付近の見通しが良く、交差点での斜め前方の安全確認にも役立つ。
　ラゲッジの床面の蓋を開けた際、ラゲッジの左右にある照明の出っ張りに蓋を引っ掛けることができ、非常に便利。こういうやり方で蓋を固定する方法は初めて見た。
　

不満な点

　本来はブレーキを踏んだままシフトを変えるのが正解だが、信号待ちでうっかりブレーキを先に離して後からシフトをＮからＤにすると、エンジンがかかっているにもかかわらず発進せず焦ることになる（再びＮにしてブレーキを踏みながらＤにすると発進できる）。
　Ｑ５やゴルフⅥ等はブレーキを踏んだ状態でないとＮからＤにシフトが動かせないようになっているが、Ａ３はシフトが機械式ではなく、電気式のため、シフトレバーが動かせても正しい手順でシフトを行わないとギアが繋がらないようになっている。
　メーター内に注意書きが出るものの、人によっては故障と勘違いし、一時的にそのまま立ち往生してしまう恐れもあるため、安全上この仕様は変えるべきかと。
　ナビはアウディの中では一番新しいが相変わらず直感で操作するのが難しく、このあたりは国産のナビが明らかに使い勝手が良い。
　特に地図のスクロールについては一度スクロールすることを選択してからしか動かせないため、旧型のジョグダイヤルの頭を直接動かせるほうがまだ良かった。
　Ｑ５に比べるとシフトレバーやウィンカーレバーを操作した際の感触が軽いため、少し”いいもの感”が削がれてしまう。

デザイン

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走行性能

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　ターボと７速ツインクラッチのおかげで1.4ℓとは思えないほど気持ちのいい加速感がある。
　速度が上がるごとにシフトショックをほとんど感じることなくどんどんシフトアップしていき、一般道ではほとんど2,000回転くらいを保った状態となり、燃費に貢献している。
　ＦＦで車重が軽いこともあり、ハンドリングは軽快。
　基本的に一般道でも高速道路でも性能に不満は無いが高速での追い越しの際にはもう少しトルクが欲しいと感じることも。　
　エンジンは回しても良い音はしないので燃費のために低回転で静かにエンジンを回したほうがこの車に向いている。

乗り心地

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　ドイツ車にしてはかけ心地のいい柔らかいシートと１６インチタイヤのおかげで少々荒れた路面でも乗り心地は良い。

積載性

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　中型ハッチバックとしては一般的。
　グローブボックス内はＥＴＣやＳＤカードなどの読み取りユニットがあるため車検証や取説を入れると他にはほとんど物は入らない。
　カップホルダーは手を伸ばしてちょうどいい位置にある。

燃費

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　カタログ値は１９．５ｋｍ/ℓとなっているが、街乗りが多かったり乗り方が悪いと１０ｋｍ/ℓくらいに悪化してしまため、この車に限ったことではないが、燃費をよくするにはアクセルの踏み込みは抑え気味にし、どんどんシフトアップさせる走り方が良い。

価格

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故障経験

　代車のため無。