アウディ A3 「良い車だが･･･ まず、最初に結論から記入するが、この車はモデル末期だが非常に完成度が高く、よく出来た車だと思う。A3の性能と満足感を与えてくれる様な」のユーザーレビュー

良い車だが･･･ まず、最初に結論から記入するが、この車はモデル末期だが非常に完成度が高く、よく出来た車だと思う。A3の性能と満足感を与えてくれる様な

2010.9.8

総評

良い車だが･･･
まず、最初に結論から記入するが、この車はモデル末期だが非常に完成度が高く、よく出来た車だと思う。A3の性能と満足感を与えてくれる様な車は多分国産車では存在しないと断言出来る。それ位に優秀な車だ。
勿論、価格はそれなりにするが、国産のエントリーモデルとは基礎から違う。日本の道路など高速でも出して精々120～130km/hほど。ドイツはアウトバーンば存在し、平気で200km/h以上出す様な国。そんな国の基準で造られた車なのだから、エントリーカーといっても国産とは「物が違う」のだ。
まず、この排気量。A3には他にも1.8と2.0のグレードが存在するが、1.4リッターでも十分以上の性能。こんな小排気量にも係らず、加速時のパワフル感。それだけで日本車に同じ車は見当たらないと感じてしまう。カタログや雑誌等では2リッター並の感覚と謳っているが、それ以上？と言ってしまっても過言ではないと思う。また、内装の出来栄えは決して華やかでは無いが、実に細かい所までしっかりした抜かりの無い造り込み。ドイツ車のお手本の様で「堅実剛健」という言葉がピッタリな内装。日本車も見習って欲しい。またボディ剛性も大したもので、エントリカーとは思えぬ程に重たいドアがそれを物語っている。小さな子供では開け閉めに苦労しそうだが･･･。
上記の加速性能やボディ剛性もあり、さらに日本の道路事情を考えるとジャストサイズな大きさも加わり運転は非常にしやすく、しかもスポーティーで楽しい。「車は単なる移動の為の道具」としか考えていない人に、こういう車を運転して欲しいと思う。
細かい不満や、やや不安な面もあるが、100％完全(完璧)な物はない。どこに、その人の価値観があるかは人それぞれだが、冒頭に記した様に、この車の満足度は価格以上に非常に高いと自分は思う。

満足している点

狙ったのか単なる偶然か･･･日本の道路事情に非常に適した大きさであること。ハッチバックだが、短めのステーションワゴンにも見える。それなりに小回りも効く為に、取り回しも余裕。ボディ剛性も非常に強固でサスペンションの設定もドイツ車らしく結構固い味付け。しかしそれが返って様々な路面状況をドライバーに的確に、時にはシビアにハンドルを通じて伝わってくるので、この乗り味に慣れてしまうと、運転する事が楽しく痛快な気分になれる。
あくまで個人的な意見だが、下手な国産のエントリーカーで車を運転するより、こういった基本性能が高くしっかりした車の方が楽しくカーライフをおくる事が出来ると思う。勿論、価格は高くつくが･･･。
次に、A3は既にモデル末期。しかし元々嫌味のない基本に忠実なエクステリアデザイン。更にアウディ自身が手塩をかけて毎年の様に改良を行っている事で、古さを感じにくい（所々古さを隠し切れない箇所もあるが）所が良い。特にLEDのポジションライトは格好良く男心をくすぐる。更に総評にも書いたが、1.4とは思えない加速性能。さすがアウトバーンのある国の基準だなと感心する。しかも燃費も高速で17、街中で10といった具合で比較的優秀なレベル。しかも表示される燃費計の数字は非常に正確。誤差だらけの日本車とは大違い。
また、ウーハー付のスピーカーがあり、音質が非常に良いこと。こういうニクイ演出が余計にこの車を所有していて満足させられる。

不満な点

まず、他の方の記載でもある様に、カップホルダが1つしかないこと。しかもその設置場所が中途半端。加えて少ない、少なすぎる小物入れスペース･･･堅実剛健と総評に記したが、幾らなんでも愛が無さ過ぎる。特にダッシュボードには閉口･･･。車検証でさえ入らない始末。この辺りは日本車の方が圧倒的に勝っている。逆に見習って欲しい。
また、Sトロニックの癖なのだろうか、発進時とバックでの車庫居れ時にギクシャク感があること。特にバックでの車庫入れ時は如実でやや神経を使う。マニュアルでいう半クラッチの様な感覚で、アクセルを踏むと急発進して慣れるまで焦った。
また、Sトロニックがまだ熟成の粋に達していないのだろう。エアコンをONにしてアイドリングしていると突然エンストした事が２回ほどあった。交差点でのエンストだったので、これには車庫入れ以上に焦った。その後（当然）、リコールが出たので対応してもらったが･･･。
後は、非常に走りの面では満足なのだが、タイヤとの相性が悪いのか、ロードノイズが大きいこと。せっかくインテリアにはウーハー付の１０個のスピーカーもあり、音響の質は高いのに、勿体無いと感じてしまうこと。
更に、毎年の様に手の凝ったマイナーチェンジを繰り返すため、購入を考えている人は、どのタイミングで購入したら、一番得するのか分かり難いこと。既に初期モデルとは似ても似つかない全く別の車に進化してしまった･･･。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験