アルピーヌ A110 「山道走行目的でほぼ理想。日常も十分。」のユーザーレビュー

山道走行目的でほぼ理想。日常も十分。

2021.8.13

総評

走り大満足！に尽きる車。乗るのは週末限定でも、キレイに洗車して自宅駐車場に置いてあることでの満足感も有ります。
ラゲッジスペースは少なくても、ちょっとした買い物はA110で行くほど街中の運転が楽で使い勝手が良いことも付け加えたい。
ケイマン／ボクスターと明確に性格が異なる車だが、実際に買っても気になる車種である。それでもA110は所有してみて、走った時の高揚感、次の走行に思いを寄せる楽しみが格別と思える。

満足している点

とにかく峠が楽しい。軽量＆好ハンドリングへの期待で試乗せず購入して後悔無し。
なるべくノーマル派なので、サス、ブレーキ、エンジンに手を入れずに得られる満足度が非常に高次元なのも重要ポイント。特に車重は他に代え難い点である。
オーディオは重視しないが、一定水準は必要。軽量Focalが十分にバランス良い音なのも書いておきたいポイント。

不満な点

スポーツモードでは滑りの許容が非常に少なく、サアこれから！と言う時に制御が入ってパワーダウンするコーナーが稀に有ること。機械式LSDが有ればと妄想。
エンジンはCPUで安価にパワーUP出来るハズであるがAT容量ネック（？）で手を入れる余地が低いこと。Sでも同トルクなので諦めました。

デザイン

4

大いに気に入っている。フロント周りの重心がもう少し低ければ100点。

走行性能

4

MTが無いことが購入前の大きな懸念点だったが、スポーツモードの変速が「解ってるね~」と笑顔になるタイミングのことが多く懸念は杞憂に終った。相当積極的に走る時は、パドルシフトも使えるので全く問題無し。もはや「MTでは山道をここまで楽しめないのでは？」と言う感覚さえ芽生えて来たのは自分でも想定外。
コーナリングは限界特性解りやすく、自信を持ってアクセルを踏める。加重移動等で挙動は正確に反映されるので、本当に色々勉強させて貰えます。
ブレーキは踏力にリニアで、下りでもフェードの兆しもなく満点。
星４なのは、不満な点にも書いたスポーツモードで電子制御が極端に入ることが稀に有ること。「稀」であっても、クライマックスの場面で「どおしてココで急に軽自動車みたいな制御になるの？」と言う感覚になる場面が有り、減点しない訳には行かないポイントなのです。

乗り心地

4

噂（妄想）のしなやかさかと比較すると角のある入力のいなしは少し足りない。Sを試乗したら、Sのダンピングの効き方の方が上質に感じたことも星１つ減点要素。
静粛性でなく室内走行音について、どんな条件下（エンジン回転数、速度、路面）でも室内籠り感が非常に少ないのが良い点です。ケイマン比で顕著に感じた個人感想です。

積載性

5

元々、ケイマン／ボクスターと比べて少ないこと承知で買ったので問題なし。スーパーの買い物カゴ２カゴてんこ盛りを余裕で収納出来る容量有るので十分。

燃費

5

山道以外はジェントルに走って10km/lレベル。何かの不具合で悪化しなければそれで良いです。

価格

5

ポルシェの絶妙なオプション設定＆価格を考えると悩まなくて良い。ポルシェ大好きです（笑）

故障経験

リアハッチの水漏れ/ウエザーストリップの剥がれは交換、対策してもらっても直らないレベル。