アルファロメオ スパイダー 「気軽なエンスー車 かなり以前ですが、約4年間乗りました。なんと言ってもその魅力は現代の車にはないクラシカルな雰囲気に尽きます。スタイルはピニンファリナ」のユーザーレビュー

気軽なエンスー車 かなり以前ですが、約4年間乗りました。なんと言ってもその魅力は現代の車にはないクラシカルな雰囲気に尽きます。スタイルはピニンファリナ

2007.7.15

総評

気軽なエンスー車
かなり以前ですが、約4年間乗りました。なんと言ってもその魅力は現代の車にはないクラシカルな雰囲気に尽きます。スタイルはピニンファリナのオリジナルボディからはやや現代風にアレンジされていますが、当時でさえ基本モデルから25年以上経っていたので、街中で圧倒的な存在感があったと思います。また設計自体は古くはありますが、インジェクション化されたエンジンやメンテナンスの気軽さや、比較的小さなボディで取り扱い易さは「古い車は魅力的だけどイザ乗るとなると・・」と身構える必要なく比較的気楽に乗ることが出来ます。

満足している点

なんといっても60年代のオープンスポーツの代表作であるそのスタイリングに尽きます。2250ｍｍしかない超ショートホイルベースとその前後に長く伸びたオーバーハング、小さなキャビンと低いサイドライン、また長く伸びたフロントノーズと丸いヘッドライトのバランス。立ち気味のフロントスクリーン、と今の車には求めても得ることの出来ないプロポーションを高い次元で有しています。ドアひとつとってもその分厚さにこの車のふくよかなボディの形状や外開きヒンジに驚きを見つけることが出来ます。フロントスクリーンは縦が小さく立ち気味で、オープン時の開放感は現代オープンとはまったく別の開放感があります。古いモデルはキャブ仕様のものもあり、それはそれで魅力的ですが、このモデルのようにインジェクションのものは四季を通じて調整なしで乗ることが出来ます。またエンジン自体は壊れるなどの症状はあまり聞いたことがありません。カム駆動がベルトではなくチェーン（突然切れることはまず少ない）であるのも安心な点です。とりあえずエアコンも装備していますし、ほかにATもあります。本皮のシートは小ぶりですが大柄な人でもそれほど不都合は感じないと思います。荷物はシート後方に広い物おきスペースがあり、トランクは深さはあまりありませんが、面積が広く結構荷物が入ります。

不満な点

まずはボディ剛性の弱さ。フニャフニャです。荒れた路面を走るとボディが音を立てて振動します。あわせてステアリングがボール式でセンター付近でのあいまいな感じやリヤサスがフルトレーリングアーム式で横方向の剛性が明らかに不足しています。初めて乗ると必ず「壊れてる」と思うでしょう。次にパワーのなさ。スタイルからスポーツカー的な期待をすると完全に裏切られます。約1.2ｔの車重に対し、中速までのトルクはあるものの、高速域でのトルクの落ち込みはどうしようもありません。特に80年代のモデルはこの傾向が顕著です。このモデル以前はパワステがなく、実用ではやや苦労します。クラッチペダルの構造も不安材料の一つです。私の車は最終的にクラッチペダルが根元から折れてその役目を終えました。この現象はほかの人の車でも起きたと聞いていますので、何らかの対策（定期的な分解、ベアリング交換など）が必要と思います。初期症状としてはクラッチ操作に「硬い」「渋い」などの現象が現れます。クラッチが切れ難くなったら末期的です。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験