アルファロメオ ジュリエッタ 「スタイリング命！」のユーザーレビュー

スタイリング命！

2023.7.20

総評

惚れ惚れするスタイリング、そしてインテリアでも、濃厚かつ甘美なイタリア車の世界を味わう事ができますよ！

中古車価格はそれほど高くないですが、特別感はハンパなく、とにかくカッコイイ車が欲しい人には魅力的な選択肢ではないかと思います。

実用性を重視する人には全く向いていません。

満足している点

絶対に埋没せず美しいアルファ・ロメオならではのスタイリング！これに尽きます。

不満な点

・故障が多く、修繕費も高いので、Dラーお任せで車検に出すとすぐ30万〜40万円かかります。維持費を抑えるには、ある程度自分でメンテナンスするか、リスクを承知で取捨選択、あるいは経済的な手段を考えてくれる車屋さんを見つける必要があります。
・Giuliettaに限りませんが、もはやCセグメントはコンパクトハッチバックというには大き過ぎます。

デザイン

5

芸術的なエクステリアに見惚れながらドアを開けるとこのインテリアが出迎えてくれます。
エンジンを掛けると垂直指針メーターが一旦振れ切って戻り、否が応でも気分を盛り上げてくれます。

走行性能

4

出力は必要十分ですが、ノーマルモードでは出だしはターボが掛かっておらず、若干遅めです。ダイナミックモードにするとわかりやすく全域で強力になります。
ステアリングは昔に比べるとどっしり目になったと思います。高速時の安定性も向上しており、法定速度＋α程度では全く破綻ないハンドリングです。勿論ワインディングも楽しい！

エキゾーストノートはやる気がアガる大きめの音です。ちょっとしたスーパーカー気分を味わえます。

乗り心地

3

こういうクルマですので、乗り心地よりはスポーティーさに振られているのは仕方ないかと思いますが、子供が小さい頃は車に乗るとすぐに寝ていましたので、心地よい振動、位には収まっているのかな、と思います。

因みにこの赤いキャリパーにはbremboとAlfa Romeoのダブルネームが付いていて、テンションがアガります！

積載性

3

・Cセグメント他車と比べた訳ではありませんので、優劣はわからないですが、6:4分割のシートやスキートンネルも装備されており、実際に荷物が積めなくて困ったことはないです。
（そもそもこのクルマを選ぶ人が積載性を重視するとは思えないですが・・・）
・居住性はあまり良いとは言えません。横はそこそこの広さなのですが、174cmの筆者がドラポジをとると、後部座席は足入れするスペースの確保が難しいです。肉厚のゴージャスなシートなので余計にそうなってしまう（狭い部屋に高級ソファが鎮座しているような）感じです・・・。

燃費

2

街乗りではカタログ値の５割（リッター6〜8）程度、田舎道や高速を走れば10越えくらいでしょうか・・・燃費が良いとは言えませんね。

価格

2

新車は高く、下取り価格は安いです。（それでも同じくらい乗った前車147が廃車代レベルの買取価格だった事を思えば、ずいぶんマシになりましたが・・・。）

故障経験

・エンジンマウントブッシュは持病。交換してもすぐにヘタってエンジンの振動が大きくなります。（・・・が諦めて放っておいたらそれほど気にならなくなりました。慣れかもしれません・・・。）
・フューエルリッドオープナーの解除モーター、エアコンのモーターが壊れて交換。
・リアトランクオープナー電気解錠のコードが断線して交換。
・温度計が異常値を示して夏でもマイナス表示され温風が出る。（正常な時もあります。）
・アイドリングストップは、そういえば最初の3年くらいしか動きませんでした。（ストップがかかるとヒルホールドも無効になるので使わないため、気にしていませんでしたが・・・。）
・深刻な走行系の異常は発生しませんでした。