素晴らしいデザインとスポーティーな走り
妻用のクルマとして中古で購入しました。前期のデザインが好みなので、専門店で程度のいい車両を探してもらいました。
2012.9.14
- 総評
- 素晴らしいデザインとスポーティーな走り
妻用のクルマとして中古で購入しました。前期のデザインが好みなので、専門店で程度のいい車両を探してもらいました。他に自分の趣味車としてR34GT-R、通勤用としてアルファ156V6を所有しています。
このクルマを見てまず思うのは素晴らしいデザイン。このクラスでこれだけ色気と艶のあるクルマはなかなかありません。これだけでとても満足でしたので、他の部分には正直あまり期待していませんでした。ですが実際に運転してみると、良い意味でいろいろ驚きの連続でした。ラテン車特有のやわらかいのにコーナーではきちんと踏ん張ってくれる足回り。とても元気なエンジン。良くできたハンドリング。良くできたシート。とにかく楽しくドライブするために必要なものがしっかりそろっていることにとても驚かせられました。よく女性が乗っているところを見かけていたので、正直こんなに走りに振ったクルマだと思っていませんでした。とにかくドライブに行きたくなるクルマです。免許取り立ての頃の気持ちを思い出させてくれます。ことドライビングプレジャーに関しては、GT-Rより上かもしれません。今までラテン車に乗ったことない人、このクラスのドイツ車を検討している人には、一度試してみてほしいです。ドイツ車とはまた違った、楽しいカーライフが待っているかもしれません。
- 満足している点
- <何といってもデザイン。>
マーケット重視の国産車では逆立ちしてもできない艶のあるデザインです。没個性になりがちなこのクラスにおいて、ひときわ輝いています。
<良くできたハンドリング>
最近の輸入車の流行りである、アジリティあふれるハンドリング。最近の流行りを10年以上前に実現しているってすごいですよね。クイックなのですが、それだけではない絶妙な味付けがされています。このクルマに乗ると、駆動方式なんてどうでもよいという気にさせられます。
<良く回るエンジン>
気持ちいいビート感を伴って、元気に回ってくれます。アクセルレスポンスも良く、どんどん回りたがっているかのような感覚です。昔ホットハッチに乗っていた人は、ツボに入ると思いますよ。
<ソフトなのに踏ん張る足回り>
ラテン車特有の、ソフトでストローク感のある足。速度域が上がってもしっかり踏ん張ってくれるので、とても気持ち良く楽しいのに快適です。これにハマるとラテン車から抜け出せなくなりそうです。国産車のそれとはまったく違い、サスが仕事している感覚がしっかり伝わってきます。この足回りを生かすためにも、サイド剛性の高いタイヤを装着してほしいです。同じイタリアのピレリなどがお似合いです。
<意外にも良くできた内装>
質感は普通なんですが、デザインセンスが光ります。このクラスでもこういうところに抜かりはないです。カーナビも2DINが装着できます。カロッツエリアのフィッティングキットを使えば、全く後付け感なく装着できます。レザーシートの出来も素晴らしく、アルファ156よりも良いシートです。
- 不満な点
- <塗装が弱い>
特に赤はすぐに焼けます。屋外保管ならいずれ全塗装したくなると思います。鳥糞などにも要注意です。購入時にガラスコートをした方が、鳥糞や傷には安心かと思います。
<壊れるという噂>
アルファ156の前期モデルのセレスピードより新しいので、それほど心配しなくてもよさそうです。セレスピードは走行距離が延びるとアクチュエーターが壊れるようです。ディーラーではセレユニット一式セット交換になるので高額な費用になりますが、専門店などではアクチュエーター単体の交換などを行ってくれるので、かなり費用を抑えられます。ただ壊れるといっても、輸入車として平均レベルだと思います。私はドイツ車並みだと感じています。
<多少の維持費>
タイミングベルト、ウォーターポンプなどは5万キロで交換です。その他、消耗品などの交換サイクルが早いですが、これは良心的な専門店を見つけられるとかなり費用を抑えられます。ディーラーではなく、専門店で整備することをお勧めします。
<最小回転半径が大きいこと>
FFなので仕方がないことですが、かなり小回りはききません。これはアルファ156も同じですが、最小回転半径5.6mのGT-Rより明らかに切れません。体感的には、5.8m以上はある感じです。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験