■13年超で自動車税が重課される!
クルマを所有するには税金を払う必要がありますが、そのなかでも毎年徴収されるのが「自動車税/軽自動車税」です。自動車税は、毎年4月1日時点での車検証に記載のあるクルマの所有者に支払い義務があります。
税額は、自家用や営業用といった用途と総排気量によって決められており、さらに登録初年度から13年が経過したクルマは重課される仕組みとなっています。
【画像】13年前のモデルとは思えない! スタイリッシュすぎる「ジューク」内外装の画像を見る(29枚)
登録から13年超というと、2023年に新たに重課対象となるのは2010年にデビューしたクルマです。13年前に登場し、今でも魅力的なクルマにはどのようなモデルがあるのでしょうか。
●日産「ジューク」
13年経過したとは思えないほど、今見てもグラマラスなボディラインが魅力的な日産コンパクトSUV「ジューク」は、都会が似合うスタイリッシュなエクステリアが特徴です。
一時トレンドになったクーペスタイルに近い形状で、実用性よりスタイルを優先させているため、車内空間はお世辞にも広いとは言えません。
とはいえ、ボディ同色パネルをインテリアでも採用するなど、同クラスの輸入車と見比べても遜色ないオシャレな仕立てが楽しめました。
1.5リッターエンジンまたは1.6リッターターボエンジンを搭載。駆動方式はFFと4WDが選択可能です。
●マツダ「プレマシー」
マツダのコンパクトミニバン「プレマシー」は、3代目(最終型)が2010年に登場しました。
3代目は全長4585mm×全幅1750mm×全高1615mmと3ナンバーボディになりましたが、それでも扱いやすいサイズで、両側スライドドアを装備した7人乗りミニバンです。
搭載されるパワーユニットは2リッターガソリンエンジンだけ、仕様も5速AT、FFのみとなっています。
現在の同クラスが1.5リッターを主体としているなか、2リッターエンジンを搭載するプレマシーは税金面ではハンデを背負うものの、思いのほかスポーティな走りも楽しめ、今でも古さをあまり感じさせないモデルだといえます。
●三菱「RVR」
元々は、片側スライドドアを装備しトールワゴンとミニバンをクロスオーバーさせたモデルとしてデビューした三菱「RVR」でしたが、3代目(現行型)はスポーティさとオフロード感を加えたデザインへと一新されました。
デビュー当初のパワートレインは139馬力の1.8リッターガソリンを搭載、駆動方式はFFか4WDが選択可能でした。
このパワートレインに三菱らしい「INVECS III」スポーツモードCVTを組みわせ、オフロードだけでなくオンロードのスポーティなクロスオーバー路線も狙っていたようです。
■13年超でも自動車税が重課されないクルマがある!?
登場から13年が経過しても、実は重課されないクルマがあります。それはハイブリッド車やEV(電気自動車)、LPG(天然ガス)車など、いわゆるエコカーに分類されるクルマです。
13年超の中古車を買っても、ハイブリッド車やEVなら重課されないというのは大きなアドバンテージとも言えます。
そこで、13年超でも自動車税が重課されないモデルを紹介します。
●ホンダ「CR-Z」
今でこそSUVやハイブリッドのイメージが強いホンダですが、コンパクトなスポーツカーを得意とするメーカーでもあります。
そんなホンダが過去に大ヒットさせた「CR-X」を彷彿とさせるクーペに独自のハイブリッドシステム「Honda IMA」を組み込んだのが「CR-Z」です。
2010年に登場したCR-Zは、全長4080mm×全幅1740mm×全高1395mmというコンパクトな3ドアハッチバックスタイルを採用。1.5リッターのi-VTECエンジンとIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)を組み合わせ、22.8km/L(JC08モード)という低燃費と走る楽しさを両立させました。
トランスミッションはCVTに加え、ハイブリッド車ながら6速MTを用意。ホンダの心意気があふれた一台だったとも言えます。
※ ※ ※
3年経過といっても「2010年式」ですから、極端に古い印象もなく、中古で購入するとかなりお手頃価格になっています。
13年超の中古車を購入するときに気をつけたいのは、3リッター以上の大排気量モデルです。
自動車税の重課はもちろん対象となるほか、当時の大排気量エンジンはパワーこそありますが、燃費は決して良くありません。その結果、維持費が高くなることは覚悟しておかなければならないでしょう。
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