現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > ハリアーの目玉、PHEVモデルに620万円の価値はあるのか? ガチ&意外なライバルと比較した!

ここから本文です

ハリアーの目玉、PHEVモデルに620万円の価値はあるのか? ガチ&意外なライバルと比較した!

掲載 46
ハリアーの目玉、PHEVモデルに620万円の価値はあるのか? ガチ&意外なライバルと比較した!

PHEVのEV航続距離は93kmと十分なスペック
トヨタ ハリアー」が9月に商品改良を発表しました。先進安全機能である「トヨタセーフティセンス」の歩行者検知機能を向上させたり、12.3インチのディスプレイオーディオを採用したりと、商品力が上がっていますが、注目はプラグインハイブリッド(PHEV)を新設定したことです。

しかも、プラグインハイブリッドであることをアピールせず、最上級グレード「Z」のいちバリエーションとして追加。パワートレインは非プラグインのハイブリッド仕様と基本的に同じ2.5Lエンジン+モーターでフロントを駆動、リヤは専用モーターで駆動するというE-Fourシステム(4WD)を採用しています。

RAV4が改良でフルデジタルメーター装備、PHVはZグレードに改名。先進機能追加や値上げ情報も

エンジンと前後モーターがフルパフォーマンスを発揮したときのシステム最高出力は225kW(306PS)。外部充電により93kmを走るというスペックはPHEVとして十分なもの。バッテリー総電力量は18.1kWhと発表されています。

>>トヨタ ハリアーハイブリッドの価格やスペックをチェックする
>>トヨタ ハリアーハイブリッドの専門家やユーザーのレビューをチェックする
>>トヨタ ハリアーの価格やスペックをチェックする
>>トヨタ ハリアーの専門家やユーザーのレビューをチェックする

プラグインハイブリッド同士だとハリアーはRAV4の1割増し
このスペックに見覚えがあるという人も多いかもしれません。システム最高出力とバッテリー総電力量はトヨタの同クラスSUVであるRAV4に設定されているプラグインハイブリッドと同じものとなっています。

半導体不足が顕在化する以前ですら、納期が年単位といわれるほど人気を集めた「RAV4 PHV」の価格帯は469万円~539万円だったことを思うと、ハリアーに設定されたプラグインハイブリッドが620万円という設定なのは、いかにも高価に思えます。

もっとも、RAV4も10月4日に商品改良を受け、最上級グレード「Z」のバリエーションとしてプラグインハイブリッドを用意するというラインナップに変わりました。新生RAV4プラグインハイブリッドの価格は563万3000円ですから、ハリアー・プラグインハイブリッドとの価格差は、約57万円。つまり1割増しということになります。

内外装のプレミアムな仕上げを考えれば、RAV4とハリアーのプラグインハイブリッドにおける価格差は妥当といえそうです。

ところで、ハリアーのハイブリッド4WDグレードの価格帯は、393万8000円~514万8000円で、プラグインはそのもっとも高価なグレードと比べて100万円以上高くなっていますが、非プラグインのハイブリッドはリヤに駆動モーターをもつ4WDであってもシステム最高出力は163kW(222PS)、プラグインは306PSで84馬力も大きいことを考えれば、むしろコスパはいいといえるかもしれません。

>>トヨタ RAV4ハイブリッドの価格やスペックをチェックする
>>トヨタ RAV4ハイブリッドの専門家やユーザーのレビューをチェックする

>>トヨタ ハリアーハイブリッドの価格やスペックをチェックする
>>トヨタ ハリアーハイブリッドの専門家やユーザーのレビューをチェックする

PHEVとほぼ同予算でランクル300のガソリンモデルも狙える
ところで620万円という予算で狙えるSUVには、どのようなものがあるのでしょうか。トヨタでいえば、「ランドクルーザー 300」の3.5L ガソリンターボの中間グレード「VX」が630万円なので予算感としては近いものがあります。もっとも、プラグインハイブリッドと本格クロカン4WDを横並びに比較するユーザーは少ないかもしれません。

>>トヨタ ランドクルーザー300の価格やスペックをチェックする
>>トヨタ ランドクルーザー 300の専門家やユーザーのレビューをチェックする

価格やキャラクターでライバルとなるのはCX-60
その意味では、価格帯とキャラクターが似ているのは「マツダ CX-60」でしょうか。新設計プラットフォームはエンジン縦置きのFRベースというのはハリアーとは異なりますが、2.5Lエンジンのプラグインハイブリッドという点では比較されてしかるべきライバルです。CX-60 PHEVの価格帯は、539万円~626万4500円。最上級グレードで見れば、価格的にもガチンコです。

>>マツダ CX-60 PHEVの価格やスペックをチェックする
>>マツダ CX-60の専門家やユーザーのレビューをチェックする

CX-60のプラグインハイブリッドについては、原稿執筆時点でEVモードでの航続距離やハイブリッド燃費など正式発表されていないスペックもありますので、コストパフォーマンスとして比較をするのは難しいのですが、車格的にはCX-60のほうが買い得感はありそうというが、現時点での印象です。ハリアーとCX-60のプラグインハイブリッドで迷うというユーザーは、これから増えていくのかもしれません。

>>トヨタ ハリアーハイブリッドの価格やスペックをチェックする
>>トヨタ ハリアーハイブリッドの専門家やユーザーのレビューをチェックする

>>マツダ CX-60 PHEVの価格やスペックをチェックする
>>マツダ CX-60の専門家やユーザーのレビューをチェックする

文:山本晋也
写真:
1~3枚目:ハリアー Z プラグインハイブリッド
4枚目:ハリアー Z ハイブリッドモデル
5枚目:トヨタ ランドクルーザー300 VX
6枚目:トヨタ RAV4 Z プラグインハイブリッド

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

スマート 新型4ドア・セダン「#6」年内発表へ ブランド史上最速を実現
スマート 新型4ドア・セダン「#6」年内発表へ ブランド史上最速を実現
AUTOCAR JAPAN
202万円から! トヨタ最新「カローラ」に注目! “キラキラ外装×レトロ内装”で往年の「高級車」仕様に! “昭和感”サイコーな「王道セダン」のコーディネートとは?
202万円から! トヨタ最新「カローラ」に注目! “キラキラ外装×レトロ内装”で往年の「高級車」仕様に! “昭和感”サイコーな「王道セダン」のコーディネートとは?
くるまのニュース
ルノー 未来的なヨーク型ステアリングの導入検討 ただし「人が安心して使える」ようになってから
ルノー 未来的なヨーク型ステアリングの導入検討 ただし「人が安心して使える」ようになってから
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

46件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

371.8620.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.8674.8万円

中古車を検索
ハリアーハイブリッドの車買取相場を調べる

査定を依頼する

あなたの愛車、今いくら?

申込み最短3時間後最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

あなたの愛車、今いくら?
※1:本サービスで実施のアンケートより (回答期間:2023年6月〜2024年5月)
メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

371.8620.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.8674.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

あなたの愛車、今いくら?

申込み最短3時間後最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

あなたの愛車、今いくら?
※1:本サービスで実施のアンケートより (回答期間:2023年6月〜2024年5月)
メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村

carview!新車見積もりサービス