■世界でEV化を推進するホンダが日本でまず発売する「軽商用EV」とは
ホンダは2022年12月、新型軽商用バンを2024年春に発売することを明らかにしました。圧倒的な広さの室内空間がウリの「N-VAN(エヌバン)」をベースにした新型軽EV(電気自動車)です。
商用から個人ユースまでを視野に多目的に使えるクルマにするといい、給電機能も含め車中泊ユーザーにも注目の1台といえます。
【画像】軽なのに「広大すぎ!」 ホンダ軽EVのベースとなる「N-VAN」を写真で見る(20枚)
ホンダでは2022年4月に「四輪電動ビジネスの取り組み」と題した先行発表を実施。その中で、世界各国における具体的なEVモデルの製品投入計画を明らかにしました。
北米では、米国GM(ゼネラルモーターズ)と共同開発した中大型クラスSUVを2024年に2モデル、中国では2027年までに10モデルをそれぞれ投入する一方、日本では、まず2024年春の軽商用EVを皮切りに、パーソナル向け軽EV、SUVタイプのEVを順次投入する計画だといいます。
新型軽商用EVについては、ホンダの展開する軽自動車「N」シリーズの中で、2018年に発売された唯一の商用バン「N-VAN」をベースにしたモデルになると明らかにしています。
航続可能距離は200キロを目標とし、十分な実用性を確保しながら、ガソリン車同等の100万円台からの価格設定を実現することで、国内での普及を図るとしています。
ベースとなるN-VANは、従来のワンボックス型(箱型)形状の軽バンに代わるモデルで、乗用車同等の走行性能や安全性能をもとにしながら、広い荷室空間も兼ね備えます。
後席に加え、助手席まで床下に完全収納できる仕様としたほか、助手席側ドアのセンターピラーをなくし、バックドアのみならずサイドからの動線を確保するなど、すべてを専用に開発。
その結果、ワンボックスバンにひけをとらない大容量の荷室空間や使い勝手を確保しました。
貨物用途のみならず、個人ユーザーの使い勝手にも配慮し、豊富なオプションを用意するのも特徴です。
中でも荷室に設置する「マルチボード」は、ラゲッジ用とリア用を組み合わせることで、上段を「車中泊」のベッドに、下段を荷物スペースとして有効活用できます。
また外部からの視線や光を遮る「プライバシーシェード」や、車内で家電などが使えるようになる「外部電力入力キット」など、ほかにもアウトドアユーザーのツボを押さえた数々の装備が用意されているのです。
今後このN-VANの使い勝手を活かしたEVが登場するとなると、外部給電に頼らず走行用の大容量バッテリーを活用した自己給電機能の充実にも期待されるところです。
※ ※ ※
国内でまず軽EVからスタートすることについて、ホンダでは次のように説明します。
「日本市場においては、人びとの生活を支え暮らしに欠かせないクルマとして重要な軽自動車があり、EVの普及にあたっては優先して取り組むべき領域だと考えています。
中でも商用車は、環境負荷低減の観点で企業の電動化に対するニーズが非常に高いことから、まず軽商用EVを皮切りに軽EVを展開していきます」
ホンダは今後2030年までにグローバルで30種類のEV展開を予定し、カーボンニュートラル社会の実現を目指すとしています。
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