■トヨタ「GR86」をオープンカーに!?
トヨタのスポーツカー「GR86」。オートモーティブ3Dデザイナーであるショーン デメトロス氏(以下、ショーン氏)はロードスターとGR86を掛け合わせたという、GR86をオープンカーにしたレンダリング(CG)を公開しました。
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GR86は、スバルとトヨタが共同開発したスポーツカー。ボディサイズは全長4265mm×全幅1775mm×全高1310mmと、先代モデルである「86」に比べ全高が低くなっており、さらなる低重心化による応答性の向上を図っています。
また、先代のモデルの最大の欠点であったエンジンパワーの不足も排気量を2リッターから2.4リッターに拡大し、約23馬力向上することで克服。これにより0-100km/h加速は6.3秒を実現するとともに、レスポンスを向上させ、高回転域までストレスなく伸びるフィーリングを実現しています。
今回オープンカー化するにあたって参考にしたというマツダ「ロードスター」は、海外で「Miata」の愛称で親しまれています。自動車メーカーが女性の名前や愛称を使い、クルマに親しみやすさや感情移入させるアプローチの一つで、「Miata」は古高ドイツ語で「報酬」を意味します。
ロードスターの魅力のひとつにデザインがあります。スタイリッシュでカッコよさもあり、流線形のプレスラインがエレガントな印象を与えています。1960年代のクラシックなロードスターからインスピレーションを受けていると言う独特のデザインやアグレッシブなスタイリングは停止中でも流れているような感覚が伝わり、惹きつけられます。
ショーン氏は渋滞した際にGR86とロードスターが並んで走っているのをみて、コンバーチブルのGR86がないことに疑問を持ち、今回のレンダリングを制作することに決めたそうです。
デザインの特徴としてフロントとリアのデザインはスタイリッシュなGR86を受け継ぎ、サイドとサイドからリアにかけてのプレスラインがロードスターのようなエレガントさを演出しています。
また、運転する際は屋根がないため視界が良好で、開放感が感じられ、自然な風景や街の景色をより直接的に楽しむことができます。また走行中に風の流れを感じることができ、運転する楽しさや爽快感を得ることができるでしょう。
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シェーン氏はAC「コブラ」やBMW「M2」、日本車ではマツダ「FD3S」やトヨタ「AE86」などの様々なクルマのレンダリングを制作しています。
GR86の先代モデルとなる86には、コンセプトカーではありましたがバリエーションの一つとしてオープンタイプの「FT-86 オープンコンセプト」がありました。市販化はかないませんでしたが、いつの日かGR86でこのモデルを再現したモデルが登場するかもしれません。
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