ルノー カングーと比較検討するユーザーも出てきた
8月23日に発売されたトヨタの新型「シエンタ」。自販連が発表している乗用車ブランド通称別順位では、発売翌月の9月から前年比162%増の7785台を記録。10月には242.8%増の1万739台に達し、ヤリスに次ぐランキング2位の座につく好調ぶりです。
carview!新車カタログで歴代モデルを振り返るとわかりますが、エクステリアは2003年に登場した初代モデルに似たデザインへと回帰(新型は3代目)。少し欧州車っぽい雰囲気も漂わせることから、従来のライバルである」「ホンダ フリード」に加え、「ルノー カングー」などと比較する向きもあるようです。
新型トヨタ シエンタ発売! TNGAボディに先進装備満載で室内スペース向上、個性派デザインも健在
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パワートレーンはハイブリッドとガソリンを用意
では、あらためて新型シエンタのモデルラインナップを確認していきましょう。パワートレインは1.5L直3のハイブリッドとガソリンの2種類。いずれのグレードにも3列7人乗りと2列5人乗りが設定されています。駆動方式はFFを基本に、ハイブリッド車にのみ4WDも用意されています。車両本体価格は以下の通りです。
ハイブリッド車
Z(7人乗り) 291万円(FF) 310万8000円(4WD)
Z(5人乗り) 287万円(FF) 306万8000円(4WD)
G(7人乗り) 269万円(FF) 288万8000円(4WD)
G(5人乗り) 265万円(FF) 284万8000円(4WD)
X(7人乗り) 242万円(FF) 261万8000円(4WD)
X(5人乗り) 238万円(FF) 257万8000円(4WD)
ガソリン車
Z(7人乗り) 256万円(FF)
Z(5人乗り) 252万円(FF)
G(7人乗り) 234万円(FF)
G(5人乗り) 230万円(FF)
X(7人乗り) 199万円(FF)
X(5人乗り) 195万円(FF)
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Xグレードは電動スライドドアが助手席側のみ
7人乗りを選ぶか5人乗りを選ぶか、FFを選ぶか4WDを選ぶかは、人それぞれのライフスタイルによって自ずと決まってくると思います。では、「Z」、「G」、「X」の3グレードで装備内容にどんな違いがあるのか、という部分に注目していきましょう。
まず大きな違いは、スライドドアの開閉が電動なのか手動なのかという点にあります。エントリーグレードである「X」は助手席側のみ電動で、運転席側のスライドドアは手動となっています。オプションで両側電動にすることもできませんので、「やっぱり両側電動じゃないと不便だな」とか「人を乗せるときに手動だと、ちょっとみっともないかも」という人は「G」より上のグレードを選ぶべきでしょう。
ちなみに最上級グレードの「Z」は両側が電動であるのはもちろん、足の操作でスライドドアを開閉するハンズフリー機能も標準装備。そちらは「G」でもオプションで選択することができます。
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8インチのディスプレイオーディオが標準なのはZとGグレード
次に大きな違いはディスプレイオーディオが標準装備されているか否かです。上級の「Z」と「G」には8インチのディスプレイオーディオが標準装備され、さらに豪華な10.5インチディスプレイオーディオPlusもオプションで選択することができます。「X」はオーディオレスが標準で、8インチ仕様をオプションで選ぶことができます。
また、エアコンに関しても大半のグレードでオートエアコンが標準装備されていますが、ガソリン車の「X」に限ってはマニュアルエアコンとなり、オプションでオートエアコンを選ぶこともできません。
ACCは全車標準だが停止保持機能がつくのはZグレードのみ
需要の高いであろう全車速追従機能付きレーダークルーズコントロール(ACC)は、全車に標準装備されています。ただし、停止保持機能はハイブリッド車の「Z」にしか採用されていません。
そのほか「Z」には、Bi-Beam LEDヘッドランプやダークグレーメタリック×シルバーメタリック塗装のホイールキャップ、本革巻きステアリング、ファブリック巻きインパネといった、見映えや質感に影響する上級装備が採用されています。
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装備類のバランスが取れたハイブリッドのGがベスト
また、付加価値的な装備として気になるのは、ハイブリッド車にのみオプション設定されているアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)でしょうか。最近はキャンプブームや防災意識の高まりによってポータブルバッテリーが注目されていますが、シエンタのハイブリッド車であれば4万4000円の追加費用で車載バッテリーを最大出力1500Wの電源として利用できるようになります。
将来的にBEVの販売台数が増えてきますと、「いざというとき電源として活用できるか否か」という観点が、クルマを買う時にそっと背中を押す新たな価値基準になってくるかもしれません。自宅が停電した時の備えという意味でも、4万4000円はなかなかリーズナブルな価格設定と言えるのではないでしょうか。ただ、そもそもハイブリッド車はガソリン車より車両本体価格が高いわけですが・・・。
以上の内容を踏まえますと、装備類のバランスが取れたハイブリッド車の「G」を、ひとまずベンチマークとして推してみたいと思います。FFですと7人乗りが269万円、5人乗りが265万円です。まずはその価格を基準に、自分にとってマストな条件を照らし合わせていけば、マイ・ベストバイがきっと見つかることでしょう。
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文:小林秀雄
写真:
1~4枚目:Zハイブリッド(7人乗り)
5枚目:Zハイブリッド(5人乗り)
6~8枚目:Gガソリン(5人乗り)
9~10枚目:Gハイブリッド(7人乗り)
11~12枚目:Xハイブリッド(5人乗り)
13~14枚目:Xハイブリッド(7人乗り)
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みんなのコメント
Zでハイブリッドにオプションてんこ盛りで総額350万オーバーで購入するのもXでガソリンの総額200万ちょいを狙うのも人それぞれ。
私は見積もり時に営業マンと装備やオプションを徹底的に比較して、Zから不要と思う装備を羅列していくと、欲しいと思ったのは皮巻きハンドルと黒塗りホイールキャップのみだったのでGグレードで十分だったし、下取りの70VOXYはオプションてんこ盛りで買ったが、テレビやDVDはほぼ見ないし再度モニターも使わんとか無駄装備の山だった‼️
そんなこんなで本当に必要なものだけに絞り、Gのガソリンで14年超のVOXYと値引きのお陰でコミコミ250万ピッタリで購入しています。
皆さん回りに流されずご自分のライフスタイルに合った装備を冷静に選びましょうね、100万の差額は大きいよ‼️