現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > いま見てもホレボレする!? 美しすぎる軽自動車3選

ここから本文です

いま見てもホレボレする!? 美しすぎる軽自動車3選

掲載 更新 17
いま見てもホレボレする!? 美しすぎる軽自動車3選

■大ヒットはしていないけど、スタイリッシュな軽自動車たち

近年、日本の自動車市場でもっとも売れているクルマは軽自動車です。なかでも、背が高いデザインのハイトワゴンやトールワゴンが人気となっています。

不人気にもほどがある!? ビックリするほど売れていない軽自動車5選

これらハイトワゴンやトールワゴンは、室内の広さやパッケージングを優先してデザインされているため、ボディ形状はどれも似ており、少なくとも個性的とはいえません。

しかし、これまでに販売された軽自動車のなかには、個性的かつスタイリッシュなモデルが存在。

そこで、デザインが秀逸な軽自動車を3車種ピックアップして紹介します。

スズキ「フロンテクーペ」

1962年に、「スズライトバン」の乗用車版として登場したスズキ「フロンテ」は、当初FFのセダンでしたが、1967年に発売された2代目では駆動方式をRRに変更。

高性能な360cc空冷2サイクル直列3気筒エンジンを搭載したことで、同年にデビューしたホンダ「N360」とのシェア争いが始まりました。

1970年に登場した3代目では「スティングレイルック」と呼ばれる、シャープでスタイリッシュな2ドアファストバックセダンに一新されます。

そして、1971年に軽自動車初のスポーツカーとも呼ばれる「フロンテクーペ」を発売。

いすゞ117クーペ」などを手掛けた巨匠ジョルジェット・ジウジアーロによってデザインされた、低いフロントノーズと傾斜したフロントガラスから続く小さなキャビンスペースが特徴です。

そのフォルムは、まるでイタリアのスーパーカーを凝縮したような印象で、発売当初は2シーターのみを設定。6連メーターを備えたスポーティな内装と相まって、軽自動車とは思えないほど本格的なスポーツカーとなっていました。

エンジンも最高出力37馬力を誇る、360cc水冷2サイクル直列3気筒エンジンをリアに搭載し、刺激的なフィーリングで走りもスポーツカーそのものです。

●ホンダ「ビート

1991年に登場したホンダ「ビート」は、ミッドシップ量産車として世界初のフルオープンモノコックボディを採用した、2シーター車です。

ホンダはビートを「ミッドシップ・アミューズメント」と呼んでおり、純粋なスポーツカーとしてのアピールはしていませんでしたが、軽自動車としては少数派のストラット式4輪独立サスペンションや、軽自動車初の4輪ディスクブレーキが標準装備され、フロント13インチ、リア14インチの前後異径タイヤの採用など、スポーツカーといっても間違いはない内容でした。

外観はオープン、クローズどちらの状態でもスタイリッシュなフォルムで、軽自動車という限られたサイズのなかで、美しさを表現。一説にはピニンファリーナによるデザインともいわれていましたが、真偽の程は定かではありません。

リアアクスルの直前にマウントされた660cc直列3気筒SOHCエンジンは、同時期の「トゥディ」や「アクティ」などに搭載されていたエンジンとベースは同じですが、独自のチューニングに独立3連スロットルの吸気システムを採用することで、660ccの自然吸気エンジンでは唯一の最高出力64馬力を発揮。

スロットルレスポンスに優れていますがトルクの出方が緩やかで、ハンドリングも安定志向だったことから、ドライビングに気難しい面はありませんでした。

ビートは1996年に生産を終了したので、絶版となってからすでに四半世紀近くが過ぎていますが、現存数やユーザー数が多いことから、一部の部品が再生産されています。

■優れたデザインながら販売に苦戦したモデルとは!?

スバル「R1」

スバルの自動車メーカーとしての歴史は名車「スバル360」から始まり、その後継車として1969年にスバル「R-2」が発売されました。

それから30年ほどの歳月を経た2003年に、5ドアハッチバックの軽自動車「R2」が車名を踏襲する形で発売され、その派生車として、2ドアハッチバックの「R1」が2005年に登場します。

R1の基本的な部分はR2と同じでしたが、2+2のシートレイアウトとなっており、リアシートのスペースがミニマムながらスタイリッシュな外観デザインのモデルとなっていました。

内装もR2に準じていましたが、ポップな色づかいや、シート素材に本革が採用されるなど、スペシャルティカーの要素が取り入れられています。

R1は軽自動車では久しぶりに発売されたパーソナルクーペとして話題となりましたが、当時の軽自動車市場ではR1のようなモデルのニーズが低迷しており、R2と共にフルモデルチェンジすることなく2010年に販売を終了。

同時にスバルは軽乗用車の生産から撤退し、2012年に「サンバー」の生産を終了することで、軽自動車の生産を完全に終えることとなりました。

※ ※ ※

軽自動車は日本独自の規格で、かつては携帯電話と同じく「ガラパゴス化」した商品の象徴のようにいわれていました。

しかし、実際は欧州やアジア圏に輸出されていたり、現地生産もおこなわれており、その多くは排気量を800ccや1リッターにアップしたエンジンを搭載していますが、660ccのまま海外で販売されているモデルも存在します。

軽自動車は優れたパッケージングで、安全性も飛躍的に向上しているので、今後さらなる海外展開もありえるのではないでしょうか。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

S800以来29年ぶりに登場したホンダの「後輪駆動リアルスポーツカー」中古車試乗で今なお人気の高い“走りのオープンカー”とは【26年前の今日・登場】
S800以来29年ぶりに登場したホンダの「後輪駆動リアルスポーツカー」中古車試乗で今なお人気の高い“走りのオープンカー”とは【26年前の今日・登場】
VAGUE
コースでもピットでも強すぎるポルシェ・ペンスキー。名物市街地で開幕3連勝を手繰り寄せた“ヒント”
コースでもピットでも強すぎるポルシェ・ペンスキー。名物市街地で開幕3連勝を手繰り寄せた“ヒント”
AUTOSPORT web
【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定「レべル4自動運転」制度・技術・実装の今とこれから-日産自動車の実用化へ向けた課題と実現へ向けた取組み(vol.2技術編)
【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定「レべル4自動運転」制度・技術・実装の今とこれから-日産自動車の実用化へ向けた課題と実現へ向けた取組み(vol.2技術編)
レスポンス

みんなのコメント

17件
  • 軽自動車で唯一の4輪ダブルウィッシュボーンでロングノーズショートデッキなカプチーノを挙げないのは手落ちもいいとこですなー
  • R-1はホレボレする?美しい?
    どんな基準なんだろう?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

138 . 8万円 145 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39 . 8万円 298 . 0万円

中古車を検索
ホンダ ビートの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

あなたの愛車、今いくら?

申込み最短3時間後最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

あなたの愛車、今いくら?
※1:本サービスで実施のアンケートより (回答期間:2023年6月〜2024年5月)
メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

138 . 8万円 145 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39 . 8万円 298 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

あなたの愛車、今いくら?

申込み最短3時間後最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

あなたの愛車、今いくら?
※1:本サービスで実施のアンケートより (回答期間:2023年6月〜2024年5月)
メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村

ガソリン軽油割引中