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今、プリウス買うなら一押しグレードは? 最大のライバル・カローラツーリングとも比較してみた

掲載 更新 38
今、プリウス買うなら一押しグレードは? 最大のライバル・カローラツーリングとも比較してみた

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1997年に世界初の量産ハイブリッドカーとしてデビューした「トヨタ プリウス」。2015年デビューの4代目は既にモデルライフ7年目を迎えているが、2021年末時点で普通・小型車のなかで燃費性能はトップ3にランクするなど、四半世紀にわたって培ってきたハイブリッド専用車としてのアドバンテージは他の追従を許さない。そこで今回は、プリウスの購入を検討している人のために、プリウスの魅力やどのグレードが狙い目かを探っていこう。

ハイブリッド車のパイオニア「プリウス」 現行モデルのグレードをチェックする

最大のライバルは同胞のカローラツーリングか
まず、ライバル車との比較から。といっても、かつて同じハイブリッド専用車として並び評された「ホンダ インサイト」は北米メインの大柄なクルマになってしまったから、今プリウスと比較検討されるのは同じトヨタの「カローラ」シリーズになるだろう。なかでも、日本用に全幅1745mm(プリウスは同1760mm)と取り回しのしやすいサイズとした「カローラツーリング」のハイブリッドモデルはユーティリティも燃費も秀でており、悩むユーザーも多そうだ。

>>トヨタ カローラツーリングハイブリッドのカタロググレードをチェックする

この2台、2ZR-FXE型1.8Lガソリンエンジン(98PS/142Nm)にモーター(72PS/163Nm)を組み合わせ、3.6Ahのリチウムイオン電池を搭載するパワートレーンは共通だから、比較の上では燃費やラゲッジスペースが注目ポイントとなる。

この点、燃費(WLTCモード)についてはエントリーグレード同士で比べるとプリウスの32.1km/Lに対し、カローラツーリングは29.0km/Lと、僅差でプリウスが上回る。また、リアシートを立てた状態でのラゲッジスペースもプリウスの502Lに対し、カローラツーリングは390L(デッキボード下段時/いずれもVDA法)とプリウスに軍配が上がる。ただし、ハッチゲートが傾斜した形状のプリウスは、高さのある荷物を入りづらいから、用途によっては高さ方向に余裕のあるカローラツーリングの方が使い勝手に優れる場面があるかもしれない。

なお車両価格は、同等グレードでは10万円程度プリウスの方が高い。といったあたりを購入検討の参考にしてほしい。

おすすめは安全装備が充実した「A」グレード
次に、プリウスのおすすめのグレードを探って行きたい。まずエントリーグレード「E」(259.7万円)は、燃費は最も優れるが、ウレタンステアリングや高さ調整のできないシート、他グレードの43Lに対し38Lと容量少なめの燃料タンクなど、装備の格落ち感は否めない。逆にこれらが気にならないユーザーには狙い目だろう。

次に中間グレードの「S」(273.1万円)、上級の「A」(300.4万円)、最上位の「Aプレミアム」(333.1万円)を比べると、まず燃費はすべて30.8km/L(2WD車)で横並び。本革シートやシートベンチレーターは不要という人は「A」は候補から外れるだろう。なお、E以外には17インチホイール等でドレスアップした「ツーリングセレクション」も用意されるが、判断材料はスタイリングに魅力を感じるかどうかという点と、これを選ぶと燃費が3.6km/L悪化することに加え、最小回転半径も5.1mから5.4mになってしまうので、ここをどう考えるかだ。

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「S」と「A」の主な装備差は「ヘッドアップディスプレイ」などの運転支援装備に加え、運転席パワーシート、紫外線をほぼカットする「スーパーUVカットガラス」など数多い。また、死角をカバーする「ブラインドスポットモニター」と後退時に左右方向からの車両の接近を警告する「リヤクロストラフィックアラート」は安全上、重要な装備だ。よって安全性に重きを置くなら、27万3000円の価格差を考慮しても、「A」が一押しだ。

新車は長い納期を覚悟。中古車なら2019年以降がおすすめ
なお、もし中古車を狙うなら、フェイスリフトでデザインが洗練度を高めた2019年以降のモデルがおすすめ。特にAC100Vコンセントが標準となり、プリクラッシュセーフティの検知範囲が夜間の歩行者と昼間の自転車運転者に拡大された2020年7月以降登録の個体を狙いたい。なお「A」グレードでこの条件を満たすモデルは200万円代後半が相場だ。

>>トヨタ プリウスの中古車相場をグラフで見てみる

新車の場合の納期は、ホームページでは「要問合せ」となっている。グレードによっても異なるため、お近くのショールームに問い合わせるのが確実だ。

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