フォルクスワーゲンの日本でのEV展開
先代「ゴルフ7」に設定されていた「e-ゴルフ」以降、フルEVを国内投入していないフォルクスワーゲンだが、海外ではEV専用サブブランド「ID.」が着実にラインナップを拡大中。その中で、真っ先に日本市場へ投入されるのは年内上陸予定のスタイリッシュなコンパクトSUV「ID.4」となりそうだ。
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ID.4の導入も楽しみだが、フォルクスワーゲンの海外展開モデルには他にも魅力的なモデルがある。特に導入を強く望みたいのが、往年のフォルクスワーゲンバス、「タイプ2」をオマージュした「ID.Buzz(バズ)」だ。日本導入の可能性は未知数というのが現状だが、今回は海外におけるID.Buzzの動向をチェックしつつ、国内導入が実現した場合の時期や価格を予想してみた。
懸念点はデカいボディ
まず、ID.Buzzの概要をおさらいしよう。ボクシーなボディのサイズは全長4712mm×全幅1985mm(ミラー除く)×全高1927~1951mm。外見の第一印象こそタイプ2を彷彿とさせるが、実際にはかなり大柄。特に全幅は国産車としては大きいアルファード(全幅1850mm)より130mm以上広く、ここは日本で乗る場合のハードルになりそうだ。
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本国には5人乗りの乗用仕様と、荷室を広く取った商用車仕様が存在するが、ニーズからして国内導入されるとしたら前者の可能性が高いだろう。パワートレーンはシングルモーターの後輪駆動でスペックは204ps/310Nm。バッテリー容量は77kWh、航続距離は最大423km(WLTP)だから普段使いは難なくこなせそうだ。
海外ではすでに高性能版の追加予定も
さらに、最近飛び込んできた大きなニュースが高性能版「ID.BUZZ GTX」の追加予告。既にID.4などで発表済のGTXは純ガソリン車のGTIに相当するハイパワー版で、ID.Buzz GTXのスペックは公開されていないものの、ID.4 GTXは295ps/460Nmを発生するから、ID.Buzz GTXもほぼ同水準と見ていいだろう。
では、ID.Buzzの国内投入が決まったとして、それはいつ頃になるのだろう? この点、年内日本デビュー予定のID.4より遅れることは間違いない。ただ、他のドイツ勢が急速に国内ラインナップの電動化を進めている現状では、フォルクスワーゲンもできるだけ早く日本のEVラインナップを充実させたいところ。
となると、ほかのブランドにはないEVミニバンは販売面でも有望なカテゴリーで、早ければ来年中の国内デビューもあり得るのではないだろうか。もっとも、現在欧州では今年度予約分が完売する程の人気ぶりと伝えられており、この売れ行きが今後も続けば、日本導入は後ズレするかもしれない。
海外価格を参考にすると国内価格は約960万円!?
もう一点、国内販売のネックとなりそうなのが価格。例を挙げると、英国におけるID.Buzzのスタート価格は5万7115ポンド(約960万円)とミニバンとしては相当に高価なのだ。ゆえに、ファニーなデザインより内外装の高級感を強調した販売戦略をとってくるかもしれない。
参考まで、メルセデスの大型ミニバン「Vクラス」は、国内のスタート価格849万円なので、ID.BuzzがEVということを差し引いても、Vクラスに匹敵する高級モデルとして訴求することが考えられる。となると、投入モデルはエントリーグレードより4800ポンド(約80万円)程高価な上級グレードと、GTX(現地価格未公表)になるかもしれない。
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国内デビューが期待されるID.Buzz。かつてのタイプ2とはややマーケットが異なるが、ミニバン大国の日本においてレトロスペクティブな高級車として人気を集められる可能性は十分にありそうだ。フォルクスワーゲンの日本での積極的なEV攻勢に期待したい。
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みんなのコメント
EVだと諸々困る。