■60歳定年なんて関係なし! 歴史が長いクルマとは
最近では定年など関係なく、生涯現役という人も少なくありませんが、それはクルマも同じことです。
トヨタ「ハリアー」を「ランボルギーニ」そっくりにカスタム! その再現度がハンパない!
志なかばで消滅してしまった車種がある一方で、長い歴史を誇る車種も存在しています。
そこで今回は、現行車種であるモデルのなかから、世代交代はしているものの長寿モデルを5台ピックアップして紹介します。
どれも日本を代表するモデルばかりです。
●トヨタ「カローラ」(登場:1966年/歴史:54年)
日本を代表する大衆車のひとつであるトヨタ「カローラ」。
現在は通算12代目となるモデルが販売中ですが、一気に若々しくなったルックスやついに3ナンバーサイズとなったボディなど、いままでのカローラのイメージを一新するモデルとなっています。
そんなカローラの初代モデルが誕生したのは、いまから54年前の1966年のこと。
当時のベーシックカーであった「パブリカ」と乗用車の「コロナ」の間を埋める車種として開発され、当初は1リッタークラスの車両として開発が進められていました。
しかし、ライバルの日産が同クラスの車種(のちの「サニー」)を開発しているという話を聞き、100cc多い1100ccへ変更。
これが功を奏して販売面ではサニーを上回る成功を収めたのでした。
当初は2ドアセダンのみのラインナップでスタートしたカローラですが、デビューから半年後には4ドアセダンと商用モデルのバンを追加。
その後はボディバリエーションだけでなく、派生車も多く生まれ、スポーティーバージョンの「カローラレビン」やハッチバックタイプの「カローラFX」、ミニバンタイプの「カローラスパシオ」などさまざまなタイプが発売されました。
現在、日本では4ドアセダンの「カローラ」とステーションワゴンの「カローラツーリング」、そして5ドアハッチバックの「カローラスポーツ」の3種類が販売されていますが、海外ではクロスオーバーSUVの「カローラクロス」が登場しています。
カローラクロスが日本にも導入されるのか、今後の展開が気になるところです。
●日産「フェアレディ」(登場:1960年/歴史:60年)
2020年9月に新型モデルのプロトタイプが発表されて話題となった日産「フェアレディZ」。
その祖となったのが1960年に登場したダットサン「フェアレディ」でした。
といってもこの初代フェアレディは北米専売車として生まれたもので、日本では2代目となる「フェアレディ1500」が1962年から販売されました。
そして1969年からは初代フェアレディZとなる「S30型」が登場。
「Z」が付く前のフェアレディはオープンスポーツモデルでしたが、S30型ではオープンモデルは設定されず、すべてクローズドボディとなっています(ビルダーの手によってオープン化された個体は存在)。
なお、現行モデルで6代目、60周年となるフェアレディZではありますが、4代目が販売終了して5代目が登場するまでに2年の空白期間があり、厳密に60周年といえるかどうかは難しいところではあります。
●日産「スカイライン」(登場:1957年/歴史:63年)
こちらも日産を代表する車種のひとつである「スカイライン」ですが、初登場は後に日産自動車と合併するプリンス自動車の前身である富士精密工業(ブランド名は当時からプリンス)から1957年4月に発売されました。
デザインは当時の欧州車とアメリカ車をミックスしたようなボリューム感のあるスタイルで、1500ccのエンジンを搭載した車種とは思えない存在感を放っています。
日産ブランドのスカイラインとしては1968年に登場した3代目、通称ハコスカからであり、「GT-R」が初めて登場したのもこの3代目スカイラインでした。
現在は4ドアセダンのみとなっていますが、過去には2ドアの「スカイラインクーペ」(海外向けのインフィニティ「Q60」など)やステーションワゴン、ライトバンなどのほか、5ドアハッチバックも存在。
クロスオーバーSUVの「スカイラインクロスオーバー」というモデルがあったことも、記憶に新しいところです。
■66年もの歴史を誇る人気の本格四駆とは?
●トヨタ「クラウン」(登場;1955年/歴史:65年)
最近は、生産終了やクロスオーバーモデルになるなどの噂が絶えないトヨタ「クラウン」ですが、その注目度の高さはさすがトヨタのフラッグシップモデルというところす。
そんなクラウンの初代モデルは1955年に登場。2020年で65周年を迎えた歴史あるモデルです。
クラウンというと高級セダンというイメージがあるかもしれませんが、デビューから2年後の1957年には走行全距離約1万マイルという、世界最長でもっとも過酷な豪州一周モービルガス・ラリーに参戦。
これがトヨタに置けるモータースポーツ史のスタートでもあったのです。
2代目クラウン時代の1964年には、派生車として日本車として初のV型8気筒エンジンを搭載した「クラウンエイト」が登場。これが現在の「センチュリー」の源流となったモデルでした。
オーナーの高齢化が叫ばれるなか、2003年に登場した12代目は「ゼロクラウン」と称して主要コンポーネントを一新した若々しいデザインへ変貌。
2012年に登場した14代目の「アスリート」は超大型フロントグリルを採用するなど、保守的なイメージを打破するべく進化を続けています。
●トヨタ「ランドクルーザー」(登場:1954年/歴史:66年)
現在販売中の国産車のなかで、もっとも長い歴史を持つのが1954年に初代が登場したトヨタ「ランドクルーザー」です。
ただし、ランドクルーザーという名前になったのが1954年の出来事であり、試作車の完成は1951年、市販スタートは1953年でした。
じつはデビュー当初の名前はトヨタ「ジープ」であり、ジープの名称が他社の商標だったために1954年6月に車名を変更したという経緯があったのです。
当初は本格的なオフロード車として、陸上自衛隊への納入も視野に入れて開発された同車ですが、世代が進むごとに高級SUVという側面も強くなり、現在ではランドクルーザー、そして派生車種の「ランドクルーザープラド」とともにラグジュアリーなSUVとなっています。
一方、海外ではヘビーデューティ仕様として70系が継続販売されており、日本でも2014年から2015年にかけて復活販売されたのは記憶に新しいところです。
※ ※ ※
今回紹介したモデルのように、60年以上に渡って使用される車名もあれば、数年で消えてしまう車名もあります。
現在販売されているモデルのなかで、これらを超える長寿モデルになる車種はあるのか、長い目で見守っていきたいところです。
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みんなのコメント
孫、曾孫、さらにもっと若い世代になってるんだが。
つい最近自社開発やめてOEMに切り替えたボンゴ、先代は1999からの継続だった。とはいえその1999年のFMCも実質ビッグマイナーチェンジ。
原型は1980年代まで遡る。