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スズキのプチバン「ソリオ」にハイブリッド復活。燃費やCPは他車よりおトク?

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スズキのプチバン「ソリオ」にハイブリッド復活。燃費やCPは他車よりおトク?

ソリオにモーター走行できるハイブリッドが復活
スズキのスライドドア・コンパクトカー「ソリオ」に、EV走行も可能なハイブリッド搭載グレードが登場しまし

搭載されたハイブリッドシステムは、1.2Lエンジンと10kWの小型モーター、5AGS(オートギヤシフト)を組み合わせたもの。ご存知の方も多いでしょうが、かつてソリオに採用されていたこともあるハイブリッドシステムが復活したというわけです。

>>スズキ「ソリオ」にフルハイブリッド復活。燃費は22.3km/L、価格は約222万円

これにより、ソリオのパワートレインは3タイプとなりました。

・1.2Lガソリンエンジン|FF:19.0km/L、4WD:17.8km/L
・1.2Lマイルドハイブリッド|FF:19.6km/L、4WD:18.4km/L
・1.2Lハイブリッド|FF:22.3km/L

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パワトレのグレード感はソリオのほうが上に見える
ソリオは登録車市場で売れ行き好調な「プチバン」と呼ばれるカテゴリーのモデル。プチバンは2列シートのスライドドア車を指し、軽自動車で主流な「スーパーハイトワゴン」を一回り大きくしたようなクルマです。

このプチバン・カテゴリーの主役は「トヨタ ルーミー」と「ダイハツ トール」の姉妹車。ハイブリッドを採用する気配はまったくなく、ローコストなエンジンと低価格で確実に販売を伸ばしています。

しかし、ルーミー/トールはパワートレインが1.0L 3気筒ガソリンの自然吸気とターボの2種類で、いずれの仕様でも1.2L 4気筒エンジンを基本とするソリオのほうがワンランク上のイメージがあります。なぜソリオよりもルーミーのほうが高評価なのでしょうか。メカニズムがシンプルなぶんだけ価格競争力が高いのでしょうか。

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ガソリンモデルはルーミーがわずかに安い
ソリオとルーミーの価格をFFモデルで比べてみましょう。

ソリオ(ガソリンエンジン)|158万1800円~
ソリオ(マイルドハイブリッド)|185万200円~
ソリオ(ハイブリッド)|222万2000円~

ルーミー(ガソリンエンジン)|156万6500円
ルーミー(ガソリンターボ)|187万4500円~

エントリーグレード同士で比較すると、ルーミーのほうがわずかに安価です。

このクラスでは数万円の違いを重視するユーザーが多い傾向にあるのはわかりますが、それでも2万弱の価格差で3気筒が4気筒になるのであれば、ソリオを選ぶのも悪くないとも感じます。

しかし、市場はそう判断せず、むしろ3気筒とはいえ走りに余裕がある1.0Lターボが1.2Lマイルドハイブリッドよりも安価になっていることを評価しているようです。

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燃費はソリオのハイブリッドがトップ
一方、自動車税の区分は500cc単位なので、1.0Lエンジンのルーミー/トールは維持費の面で有利な面があるのは事実です。

燃費を含めたランニングコスト的にはどうなのでしょう。燃費性能(WLTCモード)は次のようになっています。

ソリオ(ガソリンエンジン):19.0km/L
ソリオ(マイルドハイブリッド):19.6km/L
ソリオ(ハイブリッド):22.3km/L
ルーミー(ガソリンエンジン):18.4km/L
ルーミー(ガソリンターボ):16.8km/L

ソリオに復活したハイブリッドの燃費性能は、圧倒的というわけではありませんが、高止まりしているガソリン価格を考えると魅力的に見えます。それでもルーミーのターボ車と比べても40万円近い価格差を埋めるほどのコストメリットは感じられるかといえば微妙というのが、プチバンを狙うようなユーザーの正直な印象かもしれません。

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文:山本 晋也
写真:
1~4枚目:スズキ ソリオ ハイブリッドSZ
5~7枚目:トヨタ ルーミーカスタム G-T

文:carview! 編集部
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みんなのコメント

18件
  • こうして比較すると、ハイブリッドよりも
    1リッターターボを積めば良かったのでは?
    と思うのだが
  • スズキにしては珍しい復活パターンだね
    前作は純粋に客が費用対効果を見いだせず売れなかった、この額と燃費ならマイルドでいいって
    でも今回も同じような感じなんだけど、どんな勝算を見出したのか知りたい
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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