2025年3月21日(現地時間)、F1第2戦中国GPが上海インターナショナル・サーキットで開幕する。第1戦オーストラリアGP決勝を終えたばかりのF1グランプリはすぐさま中国に移動、シーズン開幕からいきなりの連戦でレースに挑む。しかも中国GPはスプリントフォーマットでの開催で、開幕戦からの立て直しを図るチームにとっては忙しい週末となりそうだ。
開幕戦を制したマクラーレンがやはり優勝候補か
先週末の開幕戦ではマクラーレンが衝撃的な速さを見せた。予選ではフロントロウを独占、ポールポジションを獲得したランド・ノリスは3番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に0.4秒の大きな差をつけた。
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決勝は不安定な天候のため圧倒的な勝利とはいかなかったが、それでもノリスがフェルスタッペンを抑えて優勝を飾っている。
現時点ではマクラーレンが大きなアドバンテージを持っているようで、ライバルたちもだまっていないだろうが、開幕からの連戦であることからも、中国GPで大きく差を縮めることはむずかしいと思われる。今週末、マクラーレンが優勝候補となるのは間違いないだろう。
マクラーレンに続くのは、レッドブル、メルセデス、ウイリアムズ、レーシングブルか。フェラーリは開幕戦ではやや出遅れたが、中国GPでどう立て直してくるか注目される。
【参考】2025年F1第1戦オーストラリアGP決勝 結果
1位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)57周
2位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)+0.895s
3位 63 G.ラッセル(メルセデス)+8.481s
4位 12 K.アントネッリ(メルセデス)+10.135s
5位 23 A.アルボン(ウイリアムズ・メルセデス)+12.773s
6位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス)+17.413s
7位 27 N.ヒュルケンベルグ(キックザウバー・フェラーリ)+18.423s
8位 16 C.ルクレール(フェラーリ) +19.826s
9位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+20.448s
10位 44 L.ハミルトン (フェラーリ)+22.473s
────────────
12位 22 角田裕毅(レーシングブルズ・ホンダRBPT))+29.884s
ファステストラップ 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)
開幕2戦めで早くもスプリントレースフォーマットで開催
ただし、中国GPが開催される上海インターナショナル・サーキットとオーストラリアGPが行われたアルバートパーク・サーキットではコースの設定や路面状況が大きく異なるため、まだまだ不確定な要素も多い。
上海インターナショナル・サーキットは低速コーナー、高速コーナー、そして超ロングストレートと様々な種類のコーナーで構成されるパーマネントコース。最終コーナーの立ち上がりで失敗すると、1.2kmほどの超ロングストレートからの1コーナーで簡単にオーバーテイクされてしまいかねない。
追い越しが可能なサーキットであり、タイヤへの負荷が大きいことから(とくに左フロントタイヤ)2ストップのレースとなると予想され、レース戦略も重要となる。なお、昨年不評だった路面は全面的に新しく舗装し直されている。
もうひとつ、スプリントレースフォーマットで開催されることもポイントとなる。チームは金曜日の1時間だけのフリー走行でマシンを仕上げ、金曜日午後のスプリント予選、土曜日のスプリントと予選、そして日曜日の決勝と慌ただしいスケジュールをこなさなければならない。
さらに、今回注意しなければならないのは気温。3月の上海は平均気温が18度を超えないが、週末の予報では金曜日から気温が20度を超え、土曜日には最高気温が26度に達すると見込まれている。この時期としては例年よりかなり暖かくなりそうだ。
2024年はスプリント→決勝でフェルスタッペンがライバルを圧倒
昨年の中国GPは4月21日にシーズン第5戦として行われ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが前日土曜日のスプリントに続き、決勝でも圧倒的な速さを見せつけた。
5年ぶりの開催となった中国GPは2回のセーフティカーが出る荒れた展開となったが、フェルスタッペンは最初のスタンディングスタートと2回の再スタートをいずれも無難に決め、2回目のセーフティカー後、残り25周での勝負となった”最終スティント”でも瞬く間に後続を引き離し、最終的には13秒以上の大差をつけてチェッカーを受けた。
フェルスタッペンの後方では、1ストップのマクラーレンのランド・ノリスがシャルル・ルクレール(フェラーリ)やセルジオ・ペレス(レッドブル)を寄せ付けずに2位でフィニッシュしている。
【参考】2024年F1第5戦中国GP決勝 結果
1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT) 56周
2位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+13.773s
3位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+19.160s
4位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+23.623s
5位 55 C.サインツ(フェラーリ)+33.983s
6位 63 G.ラッセル(メルセデス)+38.724s
7位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)+43.414s
8位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+56.198s
9位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+57.986s
10位 27 N. ヒュルケンベルグ(ハース・フェラーリ)+60.476s
────────────
リタイア 22 角田裕毅(RB・ホンダRBPT)
リタイア 3 D.リカルド(RB・ホンダRBPT)
ファステストラップ 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)
タイヤを供給するピレリは「中国GPでは、チームとドライバーだけでなく、ピレリにとっても特別な課題が待ち受けています。全面的に再舗装されたトラックを確認するためのフリー走行はわずか1時間しかありません。再舗装されてから数回しか使用されていないため滑らかになっているはずで、週末、トラックはラバーがのって急速に進化すると予想されます。タイヤは昨年と同じハード=C2 、ミディアム=C3 は、ソフト=C4 ですが、コンパウンドは昨年より進化しています。週末の気温はかなり上がりそうなので、4月下旬に行われた昨年とはタイヤ選択も違ったものになるでしょう」と分析している。
2025年中国GPは、3月21日11時30分(日本時間12時30分)からのフリー走行で開幕、スプリントは3月22日11時(日本時間12時)、予選は3月22日15時(日本時間16時)、決勝は3月23日15時(日本時間16時)に開始される。
2025年F1第2戦中国GP タイムスケジュール
フリー走行:3月21日11時30分~12時30分(日本時間12時30分~13時30分)
スプリント予選:3月21日15時30分~16時14分(日本時間16時30分~17時14分)
スプリント:3月22日11時~12時(日本時間12時~13時)
予選:3月22日15時~16時(日本時間16時~17時)
決勝(56周):3月23日15時~(日本時間16時~)
[ アルバム : 2025年F1第2戦中国GPプレビュー はオリジナルサイトでご覧ください ]
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