■豪華なインテリアが魅力の「UR-V」
ホンダは、創立75年を記念した特別展示イベントを2023年7月4日から「Hondaウエルカムプラザ青山」(東京都港区)で開催しています。
同イベントでは、ヘリテージモデルやグローバルで展開するホンダ車が展示されているのですが、そのなかで、日本では販売されていないSUVも披露されています。
【画像】えぇっ、内装が豪華すぎる! 高級感スゴい「UR-V」画像を見る(34枚)
このSUVは中国でホンダが販売する「UR-V」というモデルです。ホンダと中国東風汽車の合弁会社である「東風本田」が企画・販売する高級SUVで、現行モデルは2017年に発売されました。
UR-Vのボディサイズは全長4856mm×全幅1942mm×全高1675mmと、日本で販売されていた「CR-V」よりもひと回り大きなサイズ。流麗なクーペスタイルが外観の特徴となっており、高級SUVとして現地で展開されています。
フロントのデザインは、ブラックのフロントグリルとメッキ加飾を組み合わせてトレンドを表現。CR-Vと似ていますが、より堂々とした表情です。
日本では販売されていないものの、ほかのホンダ車と共通点がある外観デザインとなっていますが、UR-Vで注目すべきポイントは内装でしょう。
インパネやドアトリムには木目調加飾が施されており、明るいベージュ内装とともにエレガントかつ豪華なインテリアを演出。
運転席回りでは、最近のホンダ車が採用するボタン式シフトが備わった先進感のあるデザインとした一方、メーターはアナログ式で、メタル調のメーターリングとすることでスポーティさも感じられます。
また、フローティング式の大型のセンターコンソールは運転席・助手席のパーソナル感を高めているほか、ふたを開ければカップフォルダーが出現し、閉じればひじ置きとして使えるなど、いくつかの役割を持たせました。
UR-Vは5人乗りですが、7人乗りシートと同等の広々とした車内が広がります。なかでも後席はゆったりとリラックスできる空間とし、まるで飛行機のファーストクラスのような快適さが魅力となっています。
後席中央のシート部を前に倒すとオーディオなどの操作パネルが内蔵されたカップフォルダーが現れ、後席の快適性を重視していることがわかります。
さらに、大きなパノラマサンルーフが装着され、開放感がある室内を実現するのに一役買っています。
UR-Vのエンジンは、1.5リッターターボエンジンと2リッターターボエンジンの2種類を用意。トランスミッションは、1.5リッターターボエンジンがCVT、2リッターターボエンジンが9速ATと組み合わされました。
なかでも、2リッターターボエンジンの最大出力は272馬力(200kW)、最大トルクは370Nmを発揮。0-100km/h加速は8秒を達成するなど、パワフルな動力性能が魅力です。
駆動方式は、1.5リッターターボエンジンが2WD、2リッターターボエンジンには2WDと4WDが設定されます。
中国での価格は24万6800元から。日本円で約492万円です。
※ ※ ※
ホンダの特別展示では、ほかにも、北米などで展開されるピックアップトラックの「リッジライン」やアキュラのセダン「TLX」、欧州仕様の「e:Ny1」といった海外モデルのほか、「ホンダA型」や「T360」「スーパーカブ」など、ホンダの歴史を象徴するさまざまなモデルが展示されています。
会期は2023年7月31日まで。入場は無料です。
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