この記事をまとめると
■ルノーから新型カングーが登場
「なんで日本でカングー?」とフランス人も不思議がる! カングーが日本で「誰からも嫌われない」理由をオーナーが考えてみた
■メーカーは「ひと目でカングーとわかるデザイン」と謳っている
■新型カングーのエクステリアデザインをチェック
愛嬌があったフロントフェイスはシャープに
2023年2月24日、いよいよ国内発売になったルノーの新型カングー。濃い? ファンを持つクルマらしく、同社は「ひと目でカングーとわかるデザイン」と謳っていますが、果たしてそれは本当でしょうか? さっそく、真新しいエクステリアデザインについてチェックしてみたいと思います。
機能性を強めたフロントフェイスの表情
まず全体の佇まいを見ると、先代より210ミリ長く、30ミリ広く大型化しましたが、特段の威圧感はなく、4490ミリの全長はこれまでのコンパクトなイメージをキープ。一方、15ミリ増に止まったホイールベースは、最小回転半径など使い勝手を意識したものでしょうか。
「変わった!」と思わせる要素の筆頭はやっぱりシャープなフロントフェイスです。従来のイメージを残すなら、愛嬌のあるトゥインゴの方向もあったと思いますが、「働くクルマ」としては、新型のように機能的でシンプルな表情が本来なのかもしれません。
フロントバンパー両端のエアディフレクターも、カングーのイメージとしてはかなりシャープでダイナミック。とくにボディ色のバンパーで先代との印象の違いを見せつけますが、もちろんイマドキのクルマとしてはごく当たり前の造形ではあります。
大きく寝たAピラーやフロントウインドウも変化した部分。ルノー自身が空気抵抗を低減させると謳っているとおり、やっぱりイマドキのミニバンフォルムに近づいた格好です。それでも、ショートノーズ・ビックキャビンのイメージは大きく崩れていません。
ブラックバンパー仕様が話題!
走りのよさを感じさせる引き締まったボディ
一方で、サイドグラフィックには大きな変化が。先代まではボディ色のピラーが丸い窓を作り、カングーらしい柔らかさや素朴さを表現していましたが、B、Cピラーをブラックアウトして一体化したサイドガラス面は、たとえばトヨタ・ノアや日産セレナのようにイマドキのミニバンスタイルに。
また、ボディサイドの明快なショルダーラインも新しいところ。これは、サイド面に力強さを出すほか、先代より低くなったリヤランプにつながることで、ボディ重心を下げて見せる効果もありそう。いずれも走りのよさを予感させるもので、従来にはない表現です。
リヤビューでは、例のダブルバックドアが自慢です。まさにカングーの代名詞ですが、じつはスタイリング的にはとくに「2分割」の表現はなく、どちらかというと、横長のガーニッシュやプレート用の凹面が、リヤを引き締める役として目立っています。
新型の魅力をもっと素直に感じたい?
ボディカラーについては、日本市場向けに設定されたブラックバンパー仕様(ダブルバックドアと組み合わせ)が話題です。先代までのイメージを反映したものですが、ただ、せっかくボディ色が標準になったバンパーを、わざわざ素材色にするのはやっぱり本末転倒かと。ドア下のサイドプロテクターも、アクセントとしてボディ色仕様にこそマッチしそうです。
さて、新型はブラックバンパーを筆頭にした特別仕様によって「ひと目でカングーとわかるデザイン」と謳っているようです。しかし、新型には高い機能性に加え、最新のクルマとしてアップデートされた表現がブレンドされています。であれば、既存の固定概念は捨てて、もっとニュートラルに新型の魅力に注目するべきかもしれません。
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みんなのコメント
カルトの御神体としては絶体絶命だけど、そんな極東の特殊な事情は……気にされる方がおかしいわけで。ここまで日本仕様にしただけでもものすっごい譲歩なんですよ、きっと。
自動車メディアライターなぞ、工業デザインなんて専門的に全く学んでないのしかおるまい。