この記事をまとめると
■ロータスが「東京オートサロン2022」でエミーラを日本初公開した
■展示されたのは日本でもオーダーを受け付けているエミラーV6ファーストエディション
■すでに2022年度生産分となる200台は完売となっている
ロータスブランド最後のミッドシップエンジン車を日本初公開
いまからちょうど1年ほど前、2021年1月25日にアナウンスがあったとおり、ロータスの一時代を担ったエリーゼ/エキシージ/エヴォーラの生産が2021年内で終了し、そして2021年7月6日、ロータスの新時代到来を告げるモデル、その第一弾となるエミーラが発表された。
そしてこのたび、そんなロータス・エミーラが、「東京オートサロン2022」のロータスブースで公開・展示された。展示されたエミーラは、2021年10月より、すでに日本でもオーダーを受け付けていた「エミーラV6ファーストエディション」で、その価格は1353万円。
現状、世界にたった1台だけ存在する展示用車両であり、「東京オートサロン2022」が終わったあとは、これまたプロモーション用にオーストラリアへと海を渡る予定だそうだ。
新時代のロータスの未来を占う重要なモデル
さて、ロータス・エミーラは、エヴォーラよりもほんの少し長くて幅広く、そして低い。4413×1895×1226mmというサイズからは、昨今のスーパースポーツカーのような巨大さを感じることはなく、この辺りはライトウェイトスポーツカーが本分であるロータスのDNAを受け継いでいると言えるだろう。
最高出力405馬力、最大トルク420Nmを発するトヨタ製の3.5リッターV6をミッドシップに搭載し、6速MTが組み合わされるあたりはエキシージやエヴォーラと変わらない。
しかしながら、インテリアには10.25インチのタッチディスプレイを中心とした最新のインフォテインメントシステムと快適装備が満載で、エキシージやエヴォーラとは隔世の感がある。そして、このエミーラが、ロータスブランドとしては最後のミッドシップエンジン車になるという。
言ってみればエミーラは、これまでのロータスのすべてを総括するモデルであり、そしてまた、これからのロータスの未来を占う新世代モデルでもあるのだ。この先のロータスが、これまで同様に我々にファンなドライビングをもたらしてくれるブランドであるかどうか、それを見極めるうえでも、エミーラが展示された今回の「東京オートサロン2022」は、ロータスフリークにとっては見逃せないイベントになったかもしれない。
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