現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > [低予算サウンドアップ術]「ローコスト・サブウーファー」の導入でも、音が化ける!

ここから本文です

[低予算サウンドアップ術]「ローコスト・サブウーファー」の導入でも、音が化ける!

掲載 7
[低予算サウンドアップ術]「ローコスト・サブウーファー」の導入でも、音が化ける!

音楽好きなドライバーなら、「愛車のサウンドシステムから聴こえてくる音の質をもっと良くしたい」と1度や2度は思ったことがあるはずだ。しかし、コスト面を不安視して二の足を踏んでいるケースも少なくないに違いない。当特集はそういった方々に向けて展開している。

◆「サブウーファー」の導入は案外低コストで実行可能! その割に音の変化幅が大きい!
当特集では、低予算で実行できる「サウンドアップ術」を毎回さまざま紹介している。今回は、「サブウーファー」の導入について解説していく。「サブウーファー」にもピンからキリまであるが、お手軽なモデルも多々ありそれらを導入してもガラリと音を変えられる。

[低予算サウンドアップ術]「車種専用スピーカー」なら総費用を圧縮可能!

具体的にいうと、オールインワンモデルが2万円台からある。そしてそれらは案外取り付け費用が少なくて済む。なぜなら、“改造”をせずとも取り付けられるケースが多いからだ。なので「スピーカー交換」と比べても、低コストですべてを完結できることも少なくない。

それでいて、音の変化幅は結構大きい。その最大の要因はズバリ、「ドアに取り付けられるスピーカーでは超低音のスムーズな再生が難しいから」だ。スピーカーは、振動板の口径が大きくなればなるほど低音再生が得意になる。しかしドアに取り付けられるスピーカーは大きくても17cmクラスが最大サイズだ。この程度の大きさでは物理的に、最低音域までをスムーズに再生しきれない。

しかし低音再生のスペシャリストである「サブウーファー」には20cm、25cm、さらにはそれより大きな口径のモデルもあり、これを使えば低域側の再生レンジがぐっと広がる。

◆ビートの効いた音楽でもクラシック音楽でも、「サブウーファー」の効果が顕著に出現!
かくして「サブウーファー」を導入するとそれまでは聴こえていなかった低音が聴こえてくるので、印象がガラリと変わる。

どのように変わるのかを詳しく説明していこう。まずはビートの効いた音楽で、バスドラムやベースの音がしっかり聴こえるようになり、そしてそれらの音が一層レスポンス良く快活に鳴らされることとなる。結果、ノリが良くなり音楽を一層楽しく聴ける。

また、クラシック音楽を聴く場合には臨場感がぐんと高まる。録音現場の空気感の再現性が相当にアップするからだ。

そうなるメカニズムは以下のとおりだ。例えばホールで録音された音源があったとしよう。ホールで音楽を聴くときには、会場内の残響音も多く耳に入ってくる。その残響音の多くは実は、超低音だ。音は音程が低くなるほど一波長が長くなる。で、ホールの中では一波長が短い音ほど減衰するのが早い。しかし一波長が長い超低音はホールの中で長く残る。「サブウーファー」を導入すると、それら残響音をしっかり再生できるようになり、臨場感がアップするのだ。

◆狙うべきはリーズナブルな「小型・薄型のパワードサブウーファー」!
続いては、「サブウーファー」の導入を低コストで実行するためのポイントを紹介していく。

なお「サブウーファー」にはタイプ違いが大きく分けて3つある。「小型・薄型のパワードサブウーファー」、「ボックスサブウーファー」、「単体サブウーファー」、これらだ。で、低コストですべてを完結させたいと思ったら、狙うべきは「小型・薄型のパワードサブウーファー」だ。

というのもこれは、「サブウーファーユニット」とこれを組み付けるための「ボックス」、これを駆動するための「パワーアンプ」、これらが一体化している。なので製品コストがかかりにくい。

そしてシート下に収まるサイズのモデルを選べば、取り付けスペースが少なくて済む。で、シート下に取り付けられるとトランクの積載性をスポイルしないという利点に加えて、ケーブル類が短くて済むという利点も発揮する。その点でも取り付け工賃を抑制できる。

ところで超低音を鳴らすためには普通「パワーアンプ」が大きな電力を必要とすることとなるので、電源配線を車両のメインバッテリーから直接引っ張る「バッ直」という方法が実行されることとなる。しかし廉価な「小型・薄型のパワードサブウーファー」の中には、それをしなくても良いとされているものもある。そのようなモデルを選択すると、一層の低コスト化が実現できる。覚えておこう。

今回は以上だ。次回以降も低予算で実行できるシステムアップ術をさまざま紹介していく。お楽しみに。

関連タグ

こんな記事も読まれています

[低予算サウンドアップ術]「低価格・パワーアンプ内蔵DSP」で、聴こえ方をガラリと変える!
[低予算サウンドアップ術]「低価格・パワーアンプ内蔵DSP」で、聴こえ方をガラリと変える!
レスポンス
[音響機材・チョイスの勘どころ]「単体サブウーファー」がマニアに選ばれる理由とは?
[音響機材・チョイスの勘どころ]「単体サブウーファー」がマニアに選ばれる理由とは?
レスポンス
<新連載>[サウンドシステム設計論]「パッシブ」と「アクティブ」、それぞれの利点と不利点とは?
<新連載>[サウンドシステム設計論]「パッシブ」と「アクティブ」、それぞれの利点と不利点とは?
レスポンス
[音のプロが推す“超納得”スタートプラン]純正高級オプションシステムの音を良くしたいなら「アンプDSP」がお薦め!
[音のプロが推す“超納得”スタートプラン]純正高級オプションシステムの音を良くしたいなら「アンプDSP」がお薦め!
レスポンス
[カーオーディオ・素朴な疑問]メインユニット…音の良い「AV一体型ナビ」って、どんなモデル?
[カーオーディオ・素朴な疑問]メインユニット…音の良い「AV一体型ナビ」って、どんなモデル?
レスポンス
[カーオーディオ 逸品探究]フォーカルの新中核モデル『FLAX EVO』の実力に迫る!
[カーオーディオ 逸品探究]フォーカルの新中核モデル『FLAX EVO』の実力に迫る!
レスポンス
[サウンド制御術・実践講座]“簡易型のタイムアライメント”を上手に設定するコツとは?
[サウンド制御術・実践講座]“簡易型のタイムアライメント”を上手に設定するコツとは?
レスポンス
[Pro Shop インストール・レビュー]トヨタ アルファード(ショップデモカー)by サウンドエボリューション・ログオン
[Pro Shop インストール・レビュー]トヨタ アルファード(ショップデモカー)by サウンドエボリューション・ログオン
レスポンス
[car audio newcomer]日産 サニー(石原怜さん)by Warps 前編
[car audio newcomer]日産 サニー(石原怜さん)by Warps 前編
レスポンス
市販カーナビ最大!アルパイン「11型大画面カーナビ」にトヨタ・ハイエース専用モデルが登場
市販カーナビ最大!アルパイン「11型大画面カーナビ」にトヨタ・ハイエース専用モデルが登場
VAGUE
エムアンドエムデザインがスピーカーケーブル新製品「SN-MS1800 III」を発売
エムアンドエムデザインがスピーカーケーブル新製品「SN-MS1800 III」を発売
レスポンス
知っておきたい! ブレーキパッドのメリット・デメリットとカスタマイズ術~カスタムHOW TO~
知っておきたい! ブレーキパッドのメリット・デメリットとカスタマイズ術~カスタムHOW TO~
レスポンス
マツダ『ロードスター』用サスペンション3種類一挙に登場! テインがスポーツ走行向け車高調・プレミアム車高調・全長調整式車高調に適合を追加
マツダ『ロードスター』用サスペンション3種類一挙に登場! テインがスポーツ走行向け車高調・プレミアム車高調・全長調整式車高調に適合を追加
レスポンス
クラッチ操作不要の「E-Clutch」はDCTと何が違う? なぜ「CB650R/CBR650R」に初採用? ホンダ開発陣に聞いた
クラッチ操作不要の「E-Clutch」はDCTと何が違う? なぜ「CB650R/CBR650R」に初採用? ホンダ開発陣に聞いた
レスポンス
ブレーキパッドの選び方、素材による効果の違いを知る~カスタムHOW TO~
ブレーキパッドの選び方、素材による効果の違いを知る~カスタムHOW TO~
レスポンス
パイオニアが「OTOTEN2024」に最新音響技術を出展へ
パイオニアが「OTOTEN2024」に最新音響技術を出展へ
レスポンス
テインから『ギャランフォルテス』用車高調「ストリートアドバンスZ」が発売
テインから『ギャランフォルテス』用車高調「ストリートアドバンスZ」が発売
レスポンス
新型プリウス、クラウン、シエンタ、日産サクラで便利に使えるライティングアイテム【特選カーアクセサリー名鑑】
新型プリウス、クラウン、シエンタ、日産サクラで便利に使えるライティングアイテム【特選カーアクセサリー名鑑】
レスポンス

みんなのコメント

7件
  • ひろちゃん
    有ると無いじゃ大違いだよ~
  • MRHH
    サブウーハーおすすめです。工賃こみ3万弱で満足な音になりました。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

138.8145.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

40.0298.0万円

中古車を検索
ビートの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

138.8145.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

40.0298.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村