マツダが独自のマイルドハイブリッドシステムを採用した新型コンパクトSUV「MX-30」を発売。開放的で創造性をかき立てるフリースタイルドアを採用
マツダは10月8日、クロスオーバータイプの新型コンパクトSUV「MX-30」のマイルドハイブリッドモデルを発売した。
クロスオーバーSUVのスタイルを纏ったマツダ初の量産EVがワールドプレミア!「46th東京モーターショー」
車種展開は以下の通り。
MX-30 2WD:242万円
MX-30 4WD:265万6500円
MX-30 100周年特別記念車 2WD:315万7000円
MX-30 100周年特別記念車 4WD:339万3500円
なお、マツダはMX-30に様々なパッケージオプションを組み合わせて好みの仕様を選択できる「Your original choice」を設定。さらに、おすすめのグレードとしてBasic Set(249万7000円~)/Advanced Set(270万6000円~)/Highest Set-Industrial Classic-(281万6000円~)/Highest Set-Modern Confidence-(281万6000円~)を用意している。
マツダ3とCX-30に続くマツダの新世代商品の第3弾となるMX-30は、ユーザーがクルマとのつながりを深め、クルマとともに自然体で自分らしい時間を過ごせることを目指し、新たなクルマの使い方、すなわち創造的な時間と空間の提案を目的に開発された新世代のコンパクトSUVである。
車両デザインに関しては、マツダのデザインテーマ“魂動(こどう)”のもと、“Car as Art”としてさらに芸術性を高めるとともに、表現に拡がりを持たせることに挑戦。人の手が生み出す美しい造形とこだわりのつくり込みを基礎としながら、将来に向けた価値観の変化や新しいライフスタイルに寄り添うことを目指し、“Human Modern(ヒューマン モダン)”をコンセプトにそのデザインを造り上げた。基本造形としては、クロスオーバーSUVのスタイルを構築したうえで、RX-8と同様のセンターピラーレスのセンターオープン式ドア構造である“フリースタイルドア”を採用。機能的な面だけではなく、クルマを自由な発想で使える可能性を創出する。また、キャビンデザインはフリースタイルドアとフレームドトップと呼ぶ3トーンのボディカラーによって軽快感を表現。ボディカラー自体には3色のフレームドトップを採用した3トーンカラー(ソウルレッドクリスタルメタリック/セラミックメタリック/ポリメタルグレーメタリック)と、4色のモノトーンカラー(マシーングレープレミアムメタリック/ポリメタルグレーメタリック/ジェットブラックマイカ/セラミックメタリック)を設定した。
内包するインテリアは、フローティングさせたコンソールやサスティナビリティをテーマとした個性的な素材使いなどにより、「開放感に包まれる」空間を演出。また、伐採ではなく木の表皮を収穫することで製作した環境負荷の少ないサステイナブルな素材の「ヘリテージコルク」をセンターコンソールに、ペットボトルのリサイクル原料からできた繊維素材で空気を含んだかのような風合いを持つ「呼吸感素材」をドアトリムに採用する。さらに、内装コーディネートとしてモダンをテーマにしたホワイト系の「モダン コンフィデンス」と、ブラウン系の「インダストリアル クラシック」をオプションで設定した。一方、機能面ではエアコン操作パネルに直感的で安全に操作が可能なタッチパネル式をマツダ車として初採用。また、7インチタッチパネルディスプレイにはインタラクション機能を持たせ、人とクルマとの心理的距離を近づける体験を提供する。さらに、音響システムとして必要な音だけが心地よく耳に届くオーディオシステム「Mazda Harmonic Acoustics(マツダ・ハーモニック・アコースティックス)」(8スピーカー)を標準装備。オプションとして、音の立体感や明瞭度を磨き上げたボーズサウンドシステム(12スピーカー)も用意した。そして、グローバル通信プラットフォームに対応した車載通信機を標準で採用。コネクティッドサービスとスマートフォンアプリ「MyMazda」との連携による利便性の向上や緊急通報サービスなどにより、安心なカーライフをサポートする。
パワーユニットには、「SKYACTIV-G 2.0」のPE-VPH型1997cc直列4気筒DOHC16V直噴ガソリンエンジン(最高出力156ps/6000rpm、最大トルク20.3kg・m/4000rpm)に、MJ型モーター(最高出力5.1kW/1800rpm、最大トルク49Nm/100rpm)とリチウムイオン電池(容量10Ah)で構成する独自のマイルドハイブリッドシステム「M HYBRID」を組み合わせた新開発の「e-SKYACTIV G」を搭載。ブレーキやジェネレーターなどとも協調制御し、静かでスムーズな発進と上質なドライブフィールに加えて、モーターのエンジンアシストによる優れた燃費性能(WLTCモードで15.1~15.6km/L)を実現する。トランスミッションには専用セッティングの「SKYACTIV-DRIVE 6EC-AT」を採用。駆動システムには2WD(FF)と4WDを設定した。
先進安全技術「i-ACTIVSENSE」の進化を果たしたことも訴求点だ。被害軽減ブレーキ技術のスマートブレーキサポート(SBS)には、交差点での衝突事故回避・被害軽減をサポートする機能をオプションとして新設定。また、ステアリング操作をアシストして白線が引かれていない道路(縁石など)での逸脱回避をサポートする機能や、後側方から接近する車両との衝突を回避または被害軽減を図る新技術を導入した。
ちなみに、昨年の東京モーターショーで発表されて注目を集めるMX-30のEVモデルは、2021年1月に日本での発売を予定している。
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