ポルシェ963 LMDhのカスタマーチームであるプロトン・コンペティションは、WEC(世界耐久選手権)とIMSAスポーツカー選手権の参戦拡大を視野に入れているようだ。
現在、プロトン・コンペティションはWECのハイパーカークラスとIMSAのGTPクラスで1台ずつポルシェ963を走らせているが、チーム代表のクリスチャン・リードは、両選手権で存在感を高める計画を進めていることを明らかにした。
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「1台より2台のほうがいいに決まっている」
そう彼は語った。
「それは理にかなっているが、まずは顧客とスポンサーが必要だ」
具体的に2台体制での参戦を考えているのはWECかIMSAかと尋ねられ、リードは「両方だ」と答えた。
そしてその決定については今後数週間以内に下せるだろうとリードは付け加えた。
ポルシェは昨年末、963のカスタマーカーの生産を一時停止したが、再び生産とサポートが可能な状況にあることを明らかにしたのと時を同じくしてプロトンの計画が明らかとなった。
ポルシェ・モータースポーツで963プログラムの責任者を務めるウルス・クラトレは、WECとIMSAの両方でこのマシンを走らせたいと考えているチームと話し合いを続けていることを明らかにした。
「シャシーは入手可能で、パーツも入手できる。あとは需要の問題だ」
「我々は他のカスタマーと議論している。もし状況的にもう少し売るべきだとなったら、もっと販売することになるだろう」
クラトレは、現在2台の963を走らせているハーツ・チームJOTAがポルシェのカスタマーから離れ、キャデラックのWECプログラムを引き継ぐ予定であり、それにより新たなプライベーターをサポートするキャパシティが確保されたことを認めた。
クラトレは、今季の963の進歩におけるカスタマーの重要性について、次のように強調した。
「我々は信頼性において大きなステップを踏んでおり、それはカスタマーとともに積み重ねたマイレージのおかげでもある」
JOTAに代わりカスタマーが増えることについて、理想的なシナリオなのかと尋ねられ、クラトレは理想的なシナリオはいくつかあると示唆した。
はっきりしていないのは、WEC側にプロトンや他のチームが走らせるポルシェをエントリーに加える余地があるのかどうかということだ。
2025年のグリッドは40台に拡大され、ハイパーカークラスは今年の19台から22台にエントリーを増やすことができると見られる。
そのうちの2枠は、アストンマーティンがヴァルキリーAMR-LMHを投入する予定である。また、来季から各メーカーが最低2台のマシンを走らせる必要があるというルールが導入されるため、現状1台しか参戦していないキャデラックとランボルギーニ、イソッタ・フラスキーニは2台目を投入する必要が生じる。
キャデラックはJOTAの枠を引き継ぐが、もしランボルギーニとイソッタ・フラスキーニが2台目のマシンを走らせるなら、プライベーターがマシンを追加する余地は無くなってしまう。
一方でIMSAは、GTPクラスへの追加エントリーを歓迎している。
IMSAのジョン・ドゥーナン代表は先月、GTPクラスへのマシン追加は「両手を広げて歓迎する」と述べるとともに、ポルシェ以外のメーカーがプライベーターにマシンを供給することを希望していると述べた。
現在、GTPクラスに参戦しているプライベーターであるプロトンとJDCミラー・モータースポーツはどちらもポルシェのカスタマーチームとなっている。
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