クルマは長く乗れば乗るほど見えてくるものがある。これまでMotor Magazine誌で掲載した長期レポート車ボルボV60クロスカントリーを紹介していこう。短い間であったがV60クロスカントリーのテストは今回で最終回となった。(Motor Magazine 2020年7月号より)
電動化を進めているボルボ、今後のパワートレーンの行方は
ボルボは、パワートレーンの電動化を進めている。先日、XC90とXC60に48Vハイブリッドパワートレーンを採用した「B5」を発表、これは今後、ボルボの各モデルに採用され主力パワートレーンとなるはずである。今後は、T4、T5、T6モデルは順次少なくなってくる。XC60もこれを機に、D4、T8、B5というラインナップになった。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
それはS60/V60も同様だろう。2L直4ターボエンジンのT5は、ISGM(インテグレーテッド スターター ジェネレーターモジュール)が組み合わされるB5へと交代することになるはず。
そんなことを思いながら、V60クロスカントリーのT5エンジンをあらためて味わうととても興味深い。B5モデルにはまだ試乗していないが、このエンジンにISGMが組み合わされたらどうなるのだろう。出力&トルクのスペックに変化はないがフィーリングに違いは出るのだろうか。実に楽しみである。
長距離移動にちょうどいいビューロVE304タイヤ
ところで前回、タイヤをダンロップ ビューロ VE304にタイヤを交換したと報告した。その後、1000kmほど走ったが、このタイヤのしっかりとした乗り味にとても満足している。クルマは、装着しているタイヤで印象がかなり変わってくるもの。ノイズが大きく、それが室内に侵入して騒々しいのではクルマの印象も悪い。
その点でビューロVE304は、ロードノイズやパターンノイズをよく抑え込んで高い静粛性を示し、ボルボのような長距離移動を得意とするクルマに最適なタイヤである。V60クロスカントリーのようなクロスオーバーモデルは、気軽にいろいろなところへ行けるのも魅力であり、そんなオールラウンダーぶりが人気なのだが、そうしたクルマの魅力を引き出せるタイヤだと言えるだろう。
残念ながらボルボV60クロスカントリーの長期テストは今回が最終回となる。短期間ではあったが、このクルマの長所をよく理解することができたテストだったと考えている。最後にどこか遠くに行きたい、と考えていたがこの状況(執筆時は2020年5月の緊急事態宣言中)ではそれも自粛せざるを得ない。残念だ。
さて、次回からは新しい長期テスト車でレポートを始める。どのようなクルマが登場するのかも含め楽しみにしてほしい。(了)(文:Motor Magazine編集部 千葉知充)
■第3回/2020年4月23日 ~ 5月24日(3カ月目)のデータ
・オドメーター:6486km
・走行距離:1174km
・給油量:95.4L
・実燃費:12.3km/L
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みんなのコメント
また、雨の首都高でも、安心感が高いんだよね。
私は同じクロスカントリーにミシュランのe-プライマシーを履いてますが、レグノより静かで乗り心地もいい印象です。
これも電動化していくボルボには合っていると思います。