■最近は見られなくなった!? かわいい顔のクルマたち
クルマのデザインで重要なポイントといえばフロントフェイスです。文字どおりクルマの顔であり、クルマ全体の印象を左右することもあります。
不人気にもほどがある!? ビックリするほど売れていない軽自動車5選
フロントフェイスはその時代の流行や、メーカー独自のデザインコンセプトが反映されるケースが多いですが、近年は押し出し感の強い「こわもて」なデザインが採用される傾向にあるようです。
一方で、かつてはほっこりしたフロントフェイスのクルマも多数存在。そこで、かわいい顔のクルマを5車種ピックアップして紹介します。
●マツダ「ポーターキャブ」
マツダ「ポーターキャブ」は1969年に発売された、キャブオーバータイプの軽トラックです。
エンジンは360cc空冷2サイクル直列2気筒で、シートの下に搭載されリアタイヤを駆動するFRを採用。後にエンジンが水冷化されます。
フロントフェイスのデザインは狙ったのかと思うほどキュートで、とくに黄緑色を採用した1973年から1976年までのモデルは、目を見開いた赤ちゃんをイメージさせます。
さらに、マイナーチャンジされるとフロントフェイスの加飾が変わり、今度はパンダのような顔になりました。
その後、ポーターキャブは軽自動車規格の改定で550ccエンジンになり、ボディも大きくなりましたが、フルモデルチェンジをおこなうことなく1989年に生産を終了。後継車はスズキからOEM供給された「スクラム」です。
●フィアット「NUOVA 500」
初代フィアット「500」は1936年にデビューした超小型車で、2人乗りの小柄なボディで機敏に走り回る様子から、「トッポリーノ(ハツカネズミ)」の愛称でイタリア国民から親しまれます。
そして、1957年に登場した後継車の「NUOVA 500(ヌォーヴァ チンクエチェント)」は、モダンなデザインで、スペース効率を重視したRRの4人乗り小型車に生まれ変わりました。
愛くるしいのはフロントフェイスだけでなく、丸みを帯びた小さなボディも巧みにデザインされており、カタマリ感のあるかわいい印象です。
コストと実用性を追求した大衆車としてイタリアで大ヒットし、いまも日本で愛好家が多く「チンク」の愛称で呼ばれています。
●BMC「ミニ」
1959年に、BMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)は、天才技術者であるアレック・イシゴニスにより設計された「ミニ」を発売。
ミニはFFを採用した全長3mほどの小型なクルマで、大人4人と荷物を載せてドライブできるほどの優れたパッケージングを実現し、後のコンパクトカーに多大な影響を与えました。
後世になり、ヘッドライトとグリルが特徴的なフロントフェイスと、全体に丸みを帯びたボディは、一分の隙がないほど完璧なデザインと評されたほどです。
初期のエンジンは850ccの直列4気筒OHVで、後に1リッター、1.3リッターとバリエーションを増やしました。
ミニのユニークな点として、サスペンションに用いられるスプリングが、一般的な金属のコイルばねではなく「ラバーコーン」と呼ばれるゴム製のばねでした。これは、室内の寸法を極力広くするためのアイデアです。
2000年に最終モデルが発売されて生産を終了しましたが、キュートなフォルムのクラシックモデルとして、現在も高い人気を誇っています。
■かわいさが海外でも人気となった日本車とは!?
●スバル「R-2」
スバルを代表する偉大な軽自動車といえば「スバル360」ですが、その後継車として1969年8月に発売されたのがスバル「R-2」です。
特徴的なスタイルのスバル360と異なり、R-2はオーソドックスな2ボックスタイプのデザインに変わりましたが広くなった室内によって、居住性と実用性は大幅に改善されました。
リアに搭載されたエンジンは360cc空冷2サイクル2気筒がスバル360から踏襲され、出力は30馬力を発揮。後に水冷化されます。
フロントフェイスは空冷エンジンの前期モデルがとくにかわいい印象です。余計な加飾が無く、フロントグリルも無いシンプルさで、丸目のヘッドライトが際立っています。
その後、1972年に発売された次世代モデルの「レックス」と併売されていましたが、軽乗用車はレックスに一本化され、1973年にR-2は販売を終了しました。
12年間販売されていたスバル360に比べ、4年間の販売にとどまったR-2の現存数は少なく、いまとなってはかなりのレア車です。
●日産「フィガロ」
バブル景気のころに大人気となった日産の「パイクカー」シリーズ第3弾として、「フィガロ」は1991年に限定販売されました。
フィガロはクラシカルなデザインのオープンカーで、屋根とリアウインドウ周辺が手動で開閉でき、一見すると2シーターのように見えますが、狭いながらもリアシートを備える4シーターです。
外装だけでなく内装もレトロな書体のタコメーターやアナログ時計、パネルに設置されたトグルスイッチ、CDプレイヤーを備えながら古いクルマのラジオのようなデザインの純正オーディオなど、クラシカルな演出がされています。
フロントフェイスで特徴的なのがヘッドライトまわりのデザインで、まつ毛のようなベゼルが配置され、小ぶりなグリルと相まって、キョトンとしたような表情です。
国内専用モデルとして販売されたフィガロですが、後に中古車が大量にイギリスに渡り、現在も高い人気を誇っています。
※ ※ ※
かつては女性ユーザーに向けたクルマというと、かわいいデザインというのが定番でした。
しかし、2018年に発売されたダイハツ「ミラ トコット」は、それまでの「盛る」から「シンプル」へ発想を転換し、従来の「かわいい」というキーワードを強調することをやめ、素の魅力にこだわったといいます。
もはや、かわいいクルマなら女性にウケるという時代ではないのかもしれません。
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