現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 初代キューブに触発!? キャパってコスパ最強じゃない!? 

ここから本文です

初代キューブに触発!? キャパってコスパ最強じゃない!? 

掲載 13
初代キューブに触発!? キャパってコスパ最強じゃない!? 

 今では軽自動車やコンパクトカーの売れ筋ボディタイプとなって久しい背の高いトールワゴンスタイル。全長やそんなトールワゴンスタイルのコンパクトカーの元祖と言えば1998年2月に登場した初代日産キューブが知られるところだが、キューブと共にその人気をけん引したのが同年4月に登場したホンダ キャパだった。

文:小鮒康一╱写真:ベストカー編集部、ホンダ、日産

初代キューブに触発!? キャパってコスパ最強じゃない!? 

■J・ムーバーシリーズの第1弾として登場したキャパ

現代のトールワゴンの先駆けのようなキャパ

 90年代のホンダと言えば、オデッセイやステップワゴン、CR-Vといった人気車種を多く生み出した「クリエイティブ・ムーバー」シリーズが有名だが、その後に続くものとして「J(ジョイフル)ムーバー」シリーズを1997年の東京モーターショーに4台一挙展示した。

 その市販化第1弾となったのが、東京モーターショーに「J-MW」という名前で展示されていたキャパということになる。ちなみにコンセプトモデルにつけられた車名のMWとは、ミニバン×ワゴンを意味している。

 ほぼショーモデルのまま発売されたキャパは、1996年にデビューしていたスタンダードなコンパクトカーであるロゴのプラットホームを流用したものだったが、ロゴのフロアパンの上にもう1枚フロアパンを重ねる二重フロア構造を採用しており、前席の下に2本のクロスメンバーをストレートに通すことで高い衝突安全性を持ち合わせていた点も注目ポイントだ。

 また全高を高めたことでアップライトな着座位置を実現して乗降性を高めているだけでなく、後席ヒップポイントを前席よりも高めにしたことで、後席の見晴らしが良くなってコンパクトながら解放感溢れるドライブが楽しめるようにもなっていた。

■ロゴとは一味違うぜ!! クルマ好きを唸らせるパワートレイン!!

テールランプの意匠は当時のステップワゴンやS-MXのような雰囲気を持つ

 パワートレインは1.3Lエンジンを搭載していたロゴに対し、キャパは重量増に対応するために1.5Lエンジンを搭載。駆動方式はFFでトランスミッションはホンダマルチマチックと呼ばれるCVTのみのシンプルな構成となっていた(のちに4WDモデルと廉価版として4速ATも追加)。

 このようにトールワゴンとしては非常にまじめに作られていたキャパではあるが、同時期に存在していたキューブの方が安価だった(キューブは1.3Lクラスだったため)こともあり、販売面ではキューブに軍配が上がることとなった。

 キャパも当時、カスタマイズベースとして人気となっていたステップワゴンやS-MXと似たテイストを持っていたため、専用カスタマイズパーツなども多く用意されており、現役時代はエアロパーツやメッキホイールを装着した個体を見かける機会も少なくなかったが、気付けば街中で見かける機会もほとんどない希少車となってしまっている。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
AUTOCAR JAPAN
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
乗りものニュース
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
motorsport.com 日本版
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
AUTOSPORT web
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
AUTOSPORT web
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
AUTOSPORT web
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
くるまのニュース
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
AUTOSPORT web
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
AUTOCAR JAPAN
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
Auto Messe Web
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
AUTOSPORT web
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
AUTOSPORT web
約10年ぶりに“メイド・イン・イングランド”に!? 新型「ミニ・コンバーチブル」が“ミニの聖地”で生産開始
約10年ぶりに“メイド・イン・イングランド”に!? 新型「ミニ・コンバーチブル」が“ミニの聖地”で生産開始
VAGUE
【クルマら部】「ポルシェ911」クルマ愛クイズ!全4問・解答編
【クルマら部】「ポルシェ911」クルマ愛クイズ!全4問・解答編
レスポンス
昭和の香り残す街に130台のクラシックカー…青梅宿懐古自動車同窓会2024
昭和の香り残す街に130台のクラシックカー…青梅宿懐古自動車同窓会2024
レスポンス
三菱「新型SUVミニバン」公開! 全長4.5m級ボディדジムニー超え”最低地上高採用! タフ仕様の「エクスパンダークロス アウトドアE」比国に登場
三菱「新型SUVミニバン」公開! 全長4.5m級ボディדジムニー超え”最低地上高採用! タフ仕様の「エクスパンダークロス アウトドアE」比国に登場
くるまのニュース
新型フォルクスワーゲン・ティグアン発売。7年ぶり全面刷新、2Lディーゼルと1.5Lハイブリッドを展開
新型フォルクスワーゲン・ティグアン発売。7年ぶり全面刷新、2Lディーゼルと1.5Lハイブリッドを展開
AUTOSPORT web
【第2回】サイトウサトシのタイヤノハナシ:スタッドレスタイヤはなぜ効く?
【第2回】サイトウサトシのタイヤノハナシ:スタッドレスタイヤはなぜ効く?
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

13件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

129.8172.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.079.0万円

中古車を検索
キャパの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

129.8172.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.079.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村