2022年9月15日、スバルはXVをフルモデルチェンジ。新型クロストレックを世界初公開した。
そもそもXVは2010年にインプレッサ5ドアハッチバックをベースに、SUV風に仕立てた「インプレッサXV」として誕生した。「XUV(クロスオーバー・ユーティリティ・ビークル)」というジャンルを示した社内呼称をもとに「XV」と命名したのだ。2代目は2012年にSUV色をより強め、独立したシリーズとなり、対外的には「スバルXV」と呼ばれることに。この時から北米市場では「XVクロストレック」と命名。2017年には新世代スバル・グローバル・プラットフォームを採用した市販車第1号として、現行の3世代目にスイッチしている。日本ではそのまま「スバルXV」、北米市場ではXVが消えて「クロストレック」単独名となった。
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そして、今回の4代目となる新型(日本仕様プロトタイプ)の発表である。今回の最大のトピックは、車名の変更である。これまで市場によって使い分けていた「クロストレック」、「スバルXV」の名称をグローバルで統一し、日本市場でも「クロストレック」として展開することになった。
クロストレックは、「クロスオーバー」と「トレッキング」の造語。クロスオーバーSUVであることを端的に示しつつ、都市も郊外も自在に“クロスオーバー”し、軽やかにトレッキング(田園地帯や険しい山道を歩く)できる自由なクルマであることから命名したという。まさにこのクルマのためにあるようなネーミングである。
新型車の開発責任者を務めたSUBARU 商品企画本部 プロジェクトゼネラルマネージャーの毛塚紹一郎氏は「クロストレックは、アーバンからアウトドアまでシーンを選ばずどんな場所へも行け、トレッキングのようにカジュアルにアクティビティをお楽しみいただきたいという思いを込めて名付けました。新型クロストレックの根底に流れるこのイメージをさらに強化するため、日本をはじめとする一部市場で用いていたスバルXVという名称を変更し、グローバルで共通のクロストレックに統一することに決めました。この名前は新型車に非常に適していると考えておりまして、これは伸ばすべき個性と思い、名前を全世界統一してさらにイメージを強めることにしました」と語っている。
現行の3代目クロストレックは、スバルのエントリーモデルとしてアメリカで好評で、モデル末期ながら2022年8月には1万5000台の販売台数をマークしている。主力の北米市場で認知度が高い名称に統一していくことは、資産を有効活用するうえでも自然な流れであった。
また、スバルはレガシィ、アウトバック、フォレスター、インプレッサなど、英語などの言葉を使った“ペットネーム”を車名に採用。特にSUV系はクロストレックをはじめ、フォレスター、アウトバック、アセント(海外専用車)、ソルテラというようにペットネームで呼ばれ、スバルのSUVを象徴する存在である。対する記号ネーミングはBRZやWRXといったスポーツ系に集約する方針であるという。こうした流れから、記号名であるXVは、スバルSUVの一員としてイメージを統一する狙いから、ペットネームであるクロストレックに変更されたのである。
スバル全体のネーミング戦略とともに、車名が持つポテンシャルの高さが今回の車名変更につながったといえる。
〈文=ドライバーWeb編集部〉
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