■ホンダ新型「N-BOX」に電動パーキングブレーキ搭載で反響は?
2021年12月16日、ホンダは新型「N-BOX」の一部改良を発表しました。
最大のトピックスは「電子制御パーキングブレーキを搭載」ということですが、具体的にはどのような改良なのでしょうか。
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クルマのパーキングブレーキは、その名の通り駐車時などに使われる機能です。
いくつかのタイプに分かれ、手でレバーを引く手動式、足でペダルを操作する足踏み式、そして電動で作動する電動式となっています。
なかでも最近増えつつあるのが、電動パーキングブレーキ(EPB:Electric Parking Brake)で、モーターを用いて作動させています。
電動パーキングブレーキ搭載車の場合、シフトレバー付近の「Pマーク」を操作することでON/OFFが出来ます。
また、車種によってはシフトレバーを「Pレンジ(パーキング)」にすると自動的に電動パーキングブレーキがONになるものも存在。
そのため、駐車時にパーキングブレーキをONにし忘れることが軽減出来るなどのメリットが挙げられます。
かつては、高級モデルで採用されることが多かった電動パーキングブレーキですが、近年ではさまざまなモデルに採用されることが増えており、軽自動車にも装備されるようになっていました。
実際に、ホンダの軽自動車「N-WGN」には2019年8月に登場した2代目から搭載されているほか、N-BOXのライバルとなるダイハツ「タント」には2021年9月の一部改良から採用されています。
そうしたなかで、N-BOXも今回の一部改良で採用されましたが、ユーザーからはどのような反響があるのでしょうか。
SNSでは「ついに電動パーキングブレーキが来た!」「待ってました!」「N-BOX、もはや敵なし!」という声が見られる一方で、「必要あるの?」と、その重要性を感じていない人もいるようです。
また、ホンダ販売店では次のように話しています。
「以前からN-BOXに電動パーキングを要望されるお客さまは多くおりました。
電動パーキングは無くても従来の操作方法と変わらないため、気にならない人は無くてもいいという反応です。
ただ、電動パーキングには『ブレーキホールド』や『全車速追従』などの機能が付帯することが多く、これらを踏まえると日常での利便性や安全性が向上するため、これらの良さを体感しているお客さまからは求められることが多かったです」
■ブレーキホールドや全車速追従のメリットとは
電動パーキングブレーキには「オートブレーキホールド」という機能が付帯されていることが一般的で、今回N-BOXにも同機能が採用されています。
オートブレーキホールドは、ブレーキを踏んで停車した際に、ブレーキ機能を保持してくれる機能です。
信号待ちや長時間の渋滞でもブレーキを踏み続ける必要がないことから、日常での疲労軽減などに寄与するメリットがあります。
もうひとつ付帯するのが「渋滞追従機能付ACC」で、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)は、クルマがアクセルとブレーキを制御して前車に自動で追従する機能です。
N-BOXには以前からACCが搭載されていたものの、30km/h以下の速度で使用できないなど、下限速度の制限が設けられていました。
そのため、渋滞などにより30km/h以下まで落ちた場合、ACCが自動的に解除され、ブレーキもアクセルも手動に切り替わってしまいます。
ACCが解除される際には、メーターに警告灯がついたり、警告音がしたりと、運転者が分かるようになっていますが、もし気が付かなかった場合にはそのまま惰性で前のクルマに追突してしまう可能性もあります。
しかし、電動パーキング+オートブレーキホールド+渋滞追従機能付ACCが搭載されていれば、走行中の追従から停止までを自動でクルマがおこなうことで、高速道路などにおける渋滞時の運転負荷が軽減されました。
今回、N-BOXにこれらの機能が追加されることについてホンダは「日常の安心・快適さをさらに向上させることを目指し、お客さまからニーズの高いオートブレーキホールド付電子制御パーキングブレーキを全車標準装備としました」と説明しています。
※ ※ ※
また、今回のN-BOXはNシリーズ10周年を機に設定する「N STYLE+」としてブラックアクセントの特別仕様車「N-BOX Custom STYLE+ BLACK」を同時に発売しました。
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みんなのコメント
安全性や利便性を求める程高額になるのは致し方なくもちろんその分満足度も高い。
足としてだけでなく小さくともクオリティを求める層が求めている感じ。