新型は2023年後半登場へ
2022年1月-6月の新車販売台数ランキングにおいて、軽自動車ではもちろん、登録車も含めすべての乗用車でトップに輝いているのがホンダの軽トールワゴン「N-BOX」です。
2011年に登場したN-BOXは、軽自動車離れした室内空間や豪華な装備、優れた走行性能などがユーザーに高く評価され、発売直後から圧倒的な販売台数を記録し近年の軽自動車ブームの立役者となったモデルです。
ホンダ、24年春にN-VANベースのEVを発売へ。航続距離は200km、価格は100万円代から
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2017年には初のフルモデルチェンジが行われ、先進安全運転支援システム「ホンダセンシング」が全グレードに標準搭載されるなど、さらなる進化を遂げています。
名実ともに「日本で一番売れているクルマ」のN-BOXですが、現行モデルの登場からすでに5年あまりが経過し、そろそろ次期型の登場を期待する声が増えています。
現在のところ、次期N-BOXについてホンダから公式なアナウンスはありませんが、業界関係者からの情報によれば、2023年内にフルモデルチェンジが行われることはほぼ確実となっているようです。
当初は2022年内のフルモデルチェンジが予定されていたと言われていますが、昨今の半導体不足などの影響による長納期化などに対応するため、次期N-BOXの登場が後ろ倒しとなっているようです。
2022年12月現在、現行モデルの販売は継続して行われているため、次期N-BOXの登場は2023年後半となる可能性が高いと見られています。
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EV化は見送りも軽自動車版「e:HEV」登場の予感
ただ、軽自動車規格という制限がある以上、ボディサイズやデザインの大幅な変更は期待できません。
そのなかで、次期N-BOXにおける最大の注目ポイントは「どのようなパワートレインが搭載されるか」という点です。
現行のN-BOXではノンターボとターボの2つが用意されていますが、特に、パワフルで余裕の走りが特徴のターボ車が高く評価されています。
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一方、2022年には軽EVの日産「サクラ」と三菱「eKクロス EV」が登場するなど、軽自動車にも電動化の波が押し寄せてきています。
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こうしたなかで、次期N-BOXにも電動パワートレインが搭載されることはまず間違いありません。
ただ、サクラやeKクロス EVのような、ガソリンエンジンを搭載しない軽EVとして次期N-BOXが登場する可能性はなさそうです。
ホンダは2022年12月、2024年にN-VANをベースとした軽自動車規格の商用EVを発売することを明らかにしています。
その際、「商用車は、環境負荷低減の観点で企業の電動化に対するニーズが非常に高いことから、ホンダはまず、軽商用EVを皮切りに軽EVを展開していきます」とのコメントを発表しているため、これより先に登場すると見られる次期N-BOXがEV化することはなさそうです。
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かといって、いわゆるマイルドハイブリッドが搭載される可能性も低そうです。小さなバッテリーや小型の補助モーターで構成されるマイルドハイブリッドは、スペース効率やコスト面で有利ではありますが、燃費改善に対する効果は限定的というデメリットもあります。
さらに、マイルドハイブリッドはN-BOXのライバルであるスズキ「スペーシア」がすでに搭載しており、このカテゴリーをリードするN-BOXがいまさらマイルドハイブリッドを搭載するのはやや期待外れ感があります。
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最も現実的なのは、軽自動車用にチューニングされたホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」が搭載されることです。スペース効率やコストの問題などから、シビックやステップワゴンなどに搭載されているものとは異なるものになることが濃厚ですが、EVのようなスムーズな走りが楽しめるものになることが期待されています。
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「ホンダセンシング360」搭載の可能性は?
パワートレイン以外で注目されるのは、先進安全運転支援システムです。現行モデルでもすでに「ホンダセンシング」が全グレード標準搭載となっているのは上で説明したとおりですが、次期N-BOXではさらに機能が向上した「ホンダセンシング360」が搭載されることが噂されています。
「ホンダセンシング360」は、センシングの範囲を全方位へと拡大した最新の安全運転支援システムで、世界で初めて「レベル3」の自動運転車両の型式認証を得たホンダならではの知見やノウハウを活かし、目視での確認が難しい車両周辺の死角をカバーするだけでなく、ほかのクルマや歩行者との衝突回避や、運転にともなうドライバーの負荷軽減をサポートするものです。
「ホンダセンシング360」は、中国で発売される予定の「CR-V」で搭載された後、2023年には日本でも搭載車が発売される予定です。
>>CR-Vの詳細はこちら
2023年にホンダから発売される見込みの新型車は、次期N-BOXに加えて次期「アコード」が挙げられますが、充実した機能を持つ「ホンダセンシング360」は、価格も高価になることが予想されるため、上級セダンのアコードから搭載される可能性が濃厚です。
>>ホンダ、新型アコードを北米で発表。新型2.0Lハイブリッド搭載、日本でも23年以降に販売予定
一方、ホンダは「ホンダセンシング360」を、2030年までに先進国で発売する全モデルへ展開することを目指していると発表しており、そのなかに次期N-BOXが含まれることはまず確実です。
もちろん、2029年頃に発売されると見られる“次々期N-BOX”からの搭載になる可能性も否定できませんが、「日本で一番売れているクルマ」であるN-BOXだからこそ、最新の安全運転支援システムの早期搭載が望まれています。
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文:ピーコックブルー
写真:本田技研工業
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裏付けもない憶測記事は不要だぞ