現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > “肩のこらないシティ・カー”──SUBARU XV 2.0e-L EyeSight Smart Edition試乗記

ここから本文です

“肩のこらないシティ・カー”──SUBARU XV 2.0e-L EyeSight Smart Edition試乗記

掲載 更新 2
“肩のこらないシティ・カー”──SUBARU XV 2.0e-L EyeSight Smart Edition試乗記

スバルのコンパクトSUVの「SUBARU XV」に設定された特別仕様車「2.0e-L EyeSight Smart Edition」に小川フミオが試乗した。

扱いやすいサイズ

愛車の履歴書──Vol2.俳優・野村周平さん(後編)

スバルが手がける全長約4.5mのコンパクトSUV「SUBARU XV」は、街中で乗るのに扱いやすい。手ごろなサイズで、スムーズな走りの、いってみれば“肩のこらないシティ・カー”を探しているひとに、いいのでは? と、思う。

SUBARU XVがいいのは、開発目標がはっきりしている点だろう。スタイルは全高1595mmとちょっと背が高いクロスオーバーで、英語では“ラゲッド”と、言われるちょっとゴツいかんじが、デザイン的にうまく消化されている。

そういえば、SUBARU XVで採用したクラディング(ホイールハウスとかボディ下部に装着された合成樹脂のプロテクション)のテーマは、いまの「レガシィ・アウトバック」をはじめ、スバルの製品で多く見られる。成功したデザインだ。

全長は4465mmと大きくはないが、室内は後席もちゃんとおとなが楽に乗っていられるパッケージング。荷室容量も340リッターと、それほど大きくはないものの、市街地を中心にたまに小旅行とか、リアシートをたたんで2人で趣味の道具積んでとか、いろいろ使い勝手はよさそうだ。

パワーユニットはエンジンと小型モーターを組み合わせた「e-BOXER」と呼ぶマイルド・ハイブリッドだ。エンジンは、1995cc水平対向4気筒ガソリン自然吸気で、107kW(145ps)の最高出力と、188Nmの最大トルクを発揮する。これに10kW/65Nmのモーターを組み合わせた。

発進や加速はモーターがアシストするので、スムーズだ。エンジン自体がそれほどパワフルではないので、鋭い加速を味わえるわけではないが、街中では必要にして十分。もたつく場面はなかった。

組み合わされるトランスミッションは「リニアトロニック」という無段変速機のみ。急な加速にはやや、もたもたしてしまうし、“キューンッ”という金属音が耳についたりしたのが気になった。

今回試乗した「2.0e-L EyeSight Smart Edition」をはじめ、いまのSUBARU XVのラインナップのうち、半数以上はマイルド・ハイブリッド仕様だ。

最近のドイツ車など、世界的なトレンドになってきた観のあるマイルド・ハイブリッドシステム。発進時など内燃機関が充分なトルクを発生できない領域を、レスポンスのよいモーターがカバーするのは頼もしい。SUBARUとしては、この「フォレスター」で2018年に採用された。

高い完成度

足まわりは、路面の凹凸をよく吸収する。ステアリングはスポーティではないが、車体の反応はリニアで、思ったとおりにクルマが動いてくれる。このクルマに乗って、いやな思いはしないだろう。あたりのソフトな乗り心地といい、気持ちよく乗っていられると思う。

なんといっても、SUBARU XVの目玉装備といえば先進安全パッケージの「アイサイト」だ。ふたつのステレオカメラによって、人やクルマを検知し、運転を支援する。衝突被害軽減ブレーキや後退時ブレーキアシストにくわえ、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作を協調制御する「ツーリングアシスト」も装備する。

先代「レヴォーグ」から採用されたツーリングアシストは、高速道路や自動車専用道路で、0km/h~約120km/hの幅広い車速域で、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作をアシストし、運転の負担を軽減する。区画線と先行車の両方を認識するので、人の感覚に近い自然で滑らかなアシストを実現した、とSUBARUは謳う。

実際に試すと、かつてのレヴォーグよりアシストが滑らかになったように思う。首都高速道路のカーブのキツイところでも、けっこうアシストしてくれるので、ステアリング・ホイールに軽く手を添えているだけでよかった。前方で渋滞が発生していたときも、スムーズに減速し、最後尾に停まった。

ボクサーエンジン、シンメトリカルAWDシステム、安全技術のアイサイト……と、このクルマは、いろいろな面でキャラクターを持っている。それゆえ、乗っていると、乗り手はしっかりした意思を持ってSUBARU XVという製品を選び、その選択に満足しているように思える。

270万6000円の価格から考えると、それに見合う価値のあるライフスタイル・カーといってもいい。

文・小川フミオ 写真・安井宏充(Weekend.)

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

テインの新世代フルスペック車高調「RX1」に『クラウンスポーツ』が適合
テインの新世代フルスペック車高調「RX1」に『クラウンスポーツ』が適合
レスポンス
トップクラスのダイナミクスと精度、ドライビングの歓び! BMW「Heart of Joy」の耐久テスト
トップクラスのダイナミクスと精度、ドライビングの歓び! BMW「Heart of Joy」の耐久テスト
LE VOLANT CARSMEET WEB
「えっ…かわいい!」免許不要のシトロエン「アミ」がフランスで大人気! 新型C3も2025年1月販売トップに!?
「えっ…かわいい!」免許不要のシトロエン「アミ」がフランスで大人気! 新型C3も2025年1月販売トップに!?
VAGUE

みんなのコメント

2件
  • スバルXVの宣伝記事なのに、
    中古車情報がホンダシティなのが笑えました。

    スバルXVは良い車です。
    がんばって働いて買おうかな。
  • スバルXVの宣伝記事なのに、
    中古車情報がホンダシティなのが笑えました。

    スバルXVは良い車です。
    がんばって働いて買おうかな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

220.0295.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49.8303.6万円

中古車を検索
XVの車買取相場を調べる

査定を依頼する

あなたの愛車、今いくら?

申込み最短3時間後最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

あなたの愛車、今いくら?
※1:本サービスで実施のアンケートより (回答期間:2023年6月〜2024年5月)
メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

220.0295.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49.8303.6万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

あなたの愛車、今いくら?

申込み最短3時間後最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

あなたの愛車、今いくら?
※1:本サービスで実施のアンケートより (回答期間:2023年6月〜2024年5月)
メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村

マイカー登録でPayPay1万円相当があたる