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【世界で戦う日本のSUV】日本では買えない大型SUV ホンダ/マツダ/スバル/三菱編

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【世界で戦う日本のSUV】日本では買えない大型SUV ホンダ/マツダ/スバル/三菱編

日本ではニーズ少ない大型SUV

text:Kenichi Suzuki(鈴木ケンイチ)

【画像】何車種知っている?【世界で販売される日本の大型SUV】 全226枚

editor:Taro Ueno(上野太朗)

ところ変わればクルマに求められる条件も異なるもの。

そんな一例が日本ではニーズの少ない大型SUV。

世界市場で戦う日本の自動車メーカーは、そんな海外市場向けの大型SUVやピックアップトラックを数多く生産している。

どんなクルマがあるのか?

今回は、ホンダ、マツダ、スバル、三菱の日本にない大型SUVを紹介する。

ホンダのピックアップトラックはユニーク?

ホンダがアメリカ市場で販売する大型モデルは、SUVの「パイロット」とアキュラの「MDX」、そしてピックアップトラックの「リッジライン」だ。

3モデルとも同じプラットフォームから生まれた大型モデルであるが、ユニークなのはFFベースのモノコックボディを採用していること。

通常、このクラスになると多くのモデルがエンジン縦置きFRレイアウトのラダーフレームを採用するが、ホンダは独自の道を歩んでいるのだ。

そのためモノコックボディならではの乗り心地の良さで高い評価を得ている。

「パイロット」は全長4991×全幅1996×全高1793mmのボディに3列シートをおさめ、3.5LのV6のガソリン・エンジンを搭載する。

FFと4WDの両方を用意。価格は3万2550ドル(約390万6000円)~となる。

アキュラの「MDX」は全長5039×全幅1999×全高1704mmに3列シート。エンジンは3.5LのV6ガソリン。

FFとトルクベタリング機能を持つ4WDのSH-AWDが用意される。価格4万6900ドル(約562万8000円)~と、ホンダ版「パイロット」よりも高値に設定されている。

「リッジライン」は全長5339×全幅1996×全高1798mmに3.5LのV6ガソリン・エンジンを搭載。

ピックアップトラックなだけに2列シートの5名乗車となる。価格は3万6490ドル(約437万8800円)~。2017年の北米トラック・オブ・ザ・カーを受賞するなど評価は高い。

(北米仕様はインチ表示のため1インチ=25.4mmで計算。小数点以下は四捨五入)

「魂動」デザインで勝負するマツダ

マツダが海外市場で販売する大型SUVは「CX-9」と「BT-50」だ。

「CX-9」は北米市場をメインターゲットとする3列シートのSUVで、2016年より現行の第2世代モデルが発売されている。

全長5065×全幅1968×全高1753mmは、日本国内で販売される「CX-8」よりも一回り大きくなる。

搭載エンジンは2.5Lのガソリン・ターボ・エンジン。価格は3万4160ドル(約409万9200円)~となる。

「CX-9」と「CX-8」はどちらも3列シートを特徴としているし、デザイン・コンセプトも同じ「魂動」。正直、2台の雰囲気は非常に似ている。

北米市場では「CX-8」が発売されていないため、「CX-9」は日本での「CX-8」のような役割を果たしているのだろう。

もう1つのマツダの海外向け大型モデルがピックアップトラックの「BT-50」だ。

こちらは、北米以外の幅広い世界市場をターゲットにしており、最新モデルは2020年6月に発表されたばかり。

新型の話題は、いすゞからOEM供給されることになったこと。

ベースとなるのは、いすゞの人気ピックアップトラックと「D-MAX」だ。

堅牢なフレーム構造を持ち、3Lのディーゼル・エンジンを搭載する。オーソドックスなピックアップトラックだ。

ただし、面白いのはOEMであっても、デザインは他のマツダ車と同じ「魂動」コンセプトを採用したこと。ライバルとは違った躍動感あるデザインが特徴だ。

「らしさ」のあるスバル/三菱のSUV

スバルの海外モデルとなるのが2018年に発売された北米向けモデル「アセント」だ。

こちらは全長4998×全幅1930×全高1819mmのボディを持つ3列シートのSUV。

2.4L水平対向ガソリン・ターボエンジンにシンメトリカルAWDを組み合わせ、先進運転支援システム「アイサイト」も採用する。

まさにスバルらしい、大型SUVといえるだろう。4WDを得意とするスバルだが、ピックアップトラックを用意していないのが意外なところだろう。

三菱が海外で販売する大型SUVとなるのは「パジェロ・スポーツ」とピックアップトラックの「トライトン」だ。

どちらもラダーフレームを持つタフなクルマであることが特徴。

2014年に現行型の「トライトン」が発表され、翌2015年に「パジェロ・スポーツ」が発表されている。

タイ仕様の「パジェロ・スポーツ」は全長4825×全幅1815×全高1835mmに3列シートを備え、2.4Lディーゼルエンジンを搭載。2WDと4WDが用意されており価格は129万9000バーツ(約454万6500円)~。

「トライトン」は、ダブルキャブ、シングルキャブ、クラブキャブの3種類のキャビンタイプを用意。

4ドアのダブルキャブで全長5300×全幅1815×全高1795mm。2.4Lと2.5Lのディーゼル、2.4Lのガソリンエンジンなどが用意されている。

タイ仕様の価格は53万9000バーツ(約188万6500円)~となる。

日本にない海外モデルを知っておけば、日本とは違った各メーカーの顔も想像できるというものだ。

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みんなのコメント

1件
  • 日本は車が売れないビンボー国家。仕方ない。日本国内での販売を撤退したいすゞ(トラックバス除く)が海外で人気の車を売っている。しかもマツダにOEM供給とは。ちょっと見てみたい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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