スウェーデンの自動車メーカー、ボルボ。ボルボが販売しているモデルの中でも最も日本で乗るのに適していると言えるのが、コンパクトSUVのXC40です。その証に2018年には日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、ボルボのラインアップの中でも日本市場での人気が高いモデルとなっています。日本での人気の理由や、新車と中古車それぞれで狙い目のグレードなどを見ていきましょう。
ボルボ初のコンパクトSUV
2017年9月に発表され、2018年3月に日本市場での販売を開始したXC40。ボルボ初のコンパクトSUVというだけあって、それまでのボルボの車種とは少し違ったキャラクターのモデルとして仕上がっていて、より幅広い人に勧められるモデルとなっているのが人気の理由と言えるでしょう。
他のボルボの車種とは違ったキャラクターを演出しているのがデザインです。発表時、都市のライフスタイルにマッチするデザインとアナウンスされたエクステリアは、SUVらしい力強いプロポーションとスポーティーでカジュアルなスタイリングを実現。さらに新世代ボルボの共通アイコンであるT型LEDヘッドライトを採用し、都市部にもマッチする未来感を演出しています。ボディサイズは全長4440mm×全幅1875mm×全高1655mmとなっていて、コンパクトSUVの中では比較的大きい(特に全幅)サイズになっています。
また安全にこだわるボルボらしく、上級モデルである90シリーズやXC60とほぼ同等の内容である16種類以上の先進安全・運転支援技術を設定した「インテリセーフ」を標準装備。自動運転「レベル2」相当の運転支援システムも標準装備となっていて、高速道路走行時のドライバーの負担をグッと減らしてくれるのが嬉しいポイントと言えます。
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現行のパワートレインは48Vマイルドハイブリッドと電気自動車
XC40は新開発の小型車向けプラットフォームを採用しました。このプラットフォームはサイズやパワートレインの自由度が高いのが特徴となっています。登場当初は2種類の2.0L 4気筒ターボエンジンのみの設定でしたが、2020年8月の改良でパワートレインを一新。2.0L 4気筒ターボエンジンと48Vのハイブリットシステムを組み合わせたマイルドハイブリッドモデルと、1.5L 3気筒ターボエンジンをするプラグインハイブリッドというラインアップに変更されました。
そして現在はそのプラグインハイブリッドが廃止され、48Vマイルドハイブリッドと電気自動車(BEV)のリチャージというラインアップになっています。なお、リチャージはツインモーターとシングルモーターの2つが用意されています。
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グレード選択はプラスプロにオプションを付け加えるのがオススメ
新車でXC40を購入する場合、一般的には現実的な選択肢として挙げられるのは48Vマイルドハイブリッドでしょう。こちらのパワートレインに用意されているグレードは以下の4つ。
・アルティメット B4 AWD:569万円~
・プラス プロ B4 AWD:529万円~
・プラス プロ B3:499万円~
・プラス B3:459万円~
グレード名からも分かるようにB4系が4WD、B3系がFFとなっています。運転支援システムや基本的な快適装備はエントリーグレードのプラスB3でも不満が出ることはないでしょう。特に自動運転レベル2相当の運転支援システムがプラスB3でも標準となっているのは嬉しいポイントです。しかし、驚きなのはプラスだとキーレスエントリーが装備されないというところ(※キーレススタートは標準装備)。そのほかオプションもほとんど選ぶことができません。またボディカラーもブラック、サンダーグレー、シルバードーンの3色からしか選ぶことができません。
プラスプロの装備内容は基本的にはB3とB4で同じです。FFのB3であってもオフロードの急傾斜を下る時に車速を一定にしてくれるヒルディセントコントロールが備わっています。
プラスになくてプラスプロに標準装備される装備で特に気になるものとしては、前述のキーレスエントリー、長物を積むのに役立つスルーローディングハッチ、リアシート用エアコンディショナー送風口などが挙げられますが、コスト重視で検討するのであれば、無視できる違いかもしれません。逆にプラスプロは、どちらかと言えばオプションの選択肢が広がるのが嬉しいポイントと言えるでしょう。
その中でも選んでおきたいオプションが、セットオプションのクライメートパッケージ(8万円)です。ステアリングヒーターや前後のシートヒーターがこのセットオプションに含まれていて、冬場でも快適に過ごすことが可能となります。なお、プラスプロではボディカラーがブラック、クリスタルホワイト、フュージョンレッド、サンダーグレー、ブライトダスクの5色になります。
トップグレードのアルティメットは4WDのB4のみに展開されているグレード。ウッドパネルと本革シートが与えられ、ボルボらしい上質さを感じるインテリアになる他、プラスプロではオプションとなっているハーマンカードンのプレミアムサウンドシステム(10万8000円)も標準装備となります。一方で、機能的な面に関して言えばプラスプロと大きな差はありません。ボディカラーはプラスプロと比べるとブラックがオニキスブラックに変更され、フィヨルドブルーが追加された6色展開となっています。
というわけで、本革シートでなくてもよく、ボディカラーの選択肢に納得がいくのであれば、プラスプロに欲しいと思うオプションを選択していくのがオススメと言えそうです。
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装備充実モデルなので中古車という選択肢もアリ
2022年7月現在、XC40を中古車で狙う場合、初期モデルがオススメと言えます。パワートレインは2.0L 4気筒ターボエンジンとなっていて燃費性能で言えば現行のマイルドハイブリッドには敵いませんが、300万円プラスアルファで狙うことが可能で、約100万円落ちで購入できるという意味ではお買い得感が高いです。
>>ボルボ XC40の中古車相場をチェックする
また、マイルドハイブリッドとバッテリー電気自動車という2つのパワーユニットのみになってしまった現行では、純ガソリン車があった初期モデルと比べるといささか割高感が否めないという面からもオススメできる選択です。初期モデルであっても運転支援システムは最新モデルと比べて見劣りすることがないので、そういった点もオススメと言えます。
そのほか現行モデルと異なり、モメンタムやインスクリプション、Rデザインといった個性を演出できるグレードが選べるのもXC40の中古車の嬉しいポイント。もちろん自身の条件にマッチするかどうかというのも大きいですが、XC40を狙うならば中古車という選択肢も大いにアリと言えるでしょう。
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