<エントリーグレードでも不満なし>
2020年4月から日本市場で受注を開始したランドローバーの伝統モデル「ディフェンダー」。ランドローバーを象徴するこのモデルは、世界トップクラスの高いオフロード性能を有しているのが大きな特徴です。
現行モデルは多くのクルマ好きの中で話題となりました。ランドローバー伝統のモデルがどう進化したのか? そして購入するならばどんな点をチェックすべきか? ディフェンダーについてみていきましょう。
ランドローバー ディフェンダーに加わったショートボディの90に試乗。新導入のディーゼルのアドバンテージは?
>>ランドローバー ディフェンダーのカタログ情報をチェックする
>>ランドローバー ディフェンダーのユーザーと専門家のレビューをチェックする
<モノコックボディに進化した本格クロスカントリーモデル>
ランドローバー伝統のクロスカントリーモデルとして位置しているディフェンダー。他の本格クロスカントリーモデルと同じように、長らくラダーフレームを採用していましたが、現行モデルからは一般的なモノコックボディを採用。こうした変革も大きな話題となりました。
モノコックボディの採用と聞くと軟派なSUV志向になったのではという声があるかもしれませんが、そんなことはありません。新しく開発されたアルミモノコックボディはランドローバー史上最も頑丈なボディ構造を実現し、従来のラダーフレームと比べ3倍のねじり剛性を確保。そこにランドローバー伝統のフルタイム4輪駆動や、車高を185mmの範囲で設定できる電子制御サスペンションなどを組み合わせ、ディフェンダーの名前に恥じない優れたオフロード性能を実現しています。
モノコックボディとなったことで、オンロードでの乗り心地も進化。さらに現代のモデルにふさわしい運転支援システムやインフォテインメントシステムも装備されました。
>>ランドローバー ディフェンダーのカタログ情報をチェックする
>>ランドローバー ディフェンダーのユーザーと専門家のレビューをチェックする
<グレード体系が複雑だがベーシックでも装備は充分>
当初は2.0L 直列4気筒ターボエンジンの「P300」(300ps/400Nm)と呼ばれるパワーユニットでしたが、現在は3.0L直列6気筒ディーゼルエンジンとマイルドハイブリッドの「D300」(300ps/650Nm)も用意されています。
ボディのラインアッはも3ドアの90、5ドアで5+2シーターの110、そして110のリアオーバーハングを延長し3列目シートとラゲッジスペースをより拡大した最大8人乗りの130の3つが用意されています。なお、90のパワーユニットはP300のみ、130はD300のみとなっています。
ここからがディフェンダーのグレード構成の複雑なところ。カタログモデルに絞っていえば、それぞれのボディに下から「ベース」「Xダイナミック」「Xダイナミック」「X」と分かれていて、さらにS、SE、HSEといった仕様違いが展開(※)。
価格帯も幅広く、最も安い90のベーシックなグレードは597万円ですが、130のXになると1364万円と2倍以上になります。
しかし、装備内容を見ると最もベーシックな90のグレードでも十分と言った印象。ボディカラーや大径ホイール。差別化ポイントはレザーシートやプレミアムサウンドなどいわば贅沢な部分に関する要素がほとんどで、必要とするボディの最も安いバージョンをベースにして、どんな豪華装備が必要かを考えて上級グレードを選択するかを検討していくのが吉と言えそうです。
>>ランドローバー ディフェンダーのグレードと価格をチェックする
>>ランドローバー ディフェンダーのユーザーと専門家のレビューをチェックする
<永遠のライバルと言えるGクラスだが…>
本格クロスカントリーモデルであるディフェンダーは、昔から「メルセデス・ベンツ Gクラス」と比べられることがありました。どちらも高いオフロード性能とタフさが自慢のモデル。実際にオフロード走行をしなくても、近年需要が高いジャンルというだけあって注目度は高い2台となっています。
両モデルを比べた際に、大きな違いとなって現れるのはラダーフレームとモノコックボディという違い、そして値段です。モノコックボディを採用したディフェンダーはオンロードでの乗り味はとても現代的。本格的なオフロード走行を考えずに、通常の道路での移動だけを考えるのであればディフェンダーの方が乗り心地に優れ、快適に移動できると言えます。
また、5ドアの110であっても700万円程度から狙うことができるディフェンダーに対して、Gクラスはエントリーのディーゼルエンジンモデルであっても1200万円を超える価格設定となっています(※2023年1月の記事作成時のプライスリストに載っているのは限定車2グレードのみで、メルセデスAMG G63エディション55=2750万円、メルセデスAMG G63マグノヒーローエディション=2860万円)。
これまでこの手の輸入車はGクラスが圧倒的支持を得ていたという状況でしたが、ディフェンダーが新たに生まれ変わったことにより、強力な選択肢ができたことになります。高いオフロード性能はそのままに、先進的な各種機能や装備を持ちながら、Gクラスよりもリーズナブルに狙うことができるディフェンダーは非常に魅力的な選択です。これまでGクラス一筋だったユーザーにとっても、検討する価値は大いにある存在と言えるでしょう。
>>メルセデス・ベンツ Gクラスのカタログ情報をチェックする
>>メルセデス・ベンツ Gクラスのユーザーと専門家のレビューをチェックする
>>ランドローバー ディフェンダーのグレードと価格をチェックする
>>ランドローバー ディフェンダーのユーザーと専門家のレビューをチェックする
文:西川 昇吾
写真:
1~3枚目:ディフェンダー 90
4枚目:左からディフェンダー 90/110/130
5枚目:ディフェンダー 110
6~8枚目:ディフェンダー 130
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント